有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2021/08/25 15:00
【資料】
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【項目】
126項目

研究開発活動

第7期事業年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
当事業年度における研究開発活動については、当社の「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、「家から街までをデータ化し、お客様の意思決定に貢献する」というコンセプトを掲げました。
上記コンセプトに基づき、お客様の業務生産性向上やマーケティング等に貢献するサービスの開発に取り組んでおります。
当事業年度における研究開発費は151,830千円であり、主な研究開発活動は以下のとおりであります。
なお、当社は映像プラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
(1)クラウド録画配信基盤の強化と既存機能の強化
数十万台~百万台規模のカメラ稼働に耐えうるシステム基盤の設計・開発、その保守・運用体制の強化に取り組みました。併せてエンタープライズ用途でも問題なく利用可能とすべく、サービスのセキュリティレベル強化や統合管理機能の強化も推し進めております。
(2)「Safie Pocket2」提供開始とその他の新サービスの開発
2020年7月に、遠隔業務を変革するウェアラブル型クラウドカメラ「Safie Pocket2」をリリースしました。昨今ニーズが顕在化した「遠隔業務」にマッチしたサービスとして、多様な業界の現場でご利用いただいております。
また2020年9月にクラウド顔認証入退室サービス「Safie Entrance」をリリースしました。電子錠と連携し、シェアオフィス等での多拠点・多扉の管理が可能で、非接触での入退室も実現しております。
さらに2021年4月には、建設機械向けのカメラ「ドボレコJK」と当社のクラウド録画サービスを連携させる新サービスの提供を開始しました。
(3)APIエコノミー戦略の強化
2021年2月に「Safie API」をリリースしました。他社とのAPI連携により、交通量調査や混雑状況の可視化など、映像を活用した新たなソリューションの提供が可能となっております。このAI利用を含む解析システムの強化として、当社が契約するクラウドサービスプラットフォーム上に保管するデータから付加価値情報を抽出し、それらをお客様に提供することにより効率的な課題解決に寄与すべく、物体認識やシーン判定機能の開発、及びそれらを駆動する汎用システムの開発を進めております。
第8期第2四半期累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年6月30日)
当第2四半期累計期間における研究開発費は、91,689千円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。