有価証券届出書(新規公開時)
(3) 【その他】
最近の経営成績及び財政状態の概況
2021年11月10日開催の取締役会において承認された第11期事業年度(2020年10月1日から2021年9月30日まで)の財務諸表及び比較情報としての第10期事業年度(2019年10月1日から2020年9月30日)の財務諸表は次のとおりであります。
なお、この財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて作成しておりますが、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査は未了であり、監査報告書は受領しておりません。
① 【財務諸表】
イ 【貸借対照表】
ロ 【損益計算書】
【売上原価明細書】
注 内訳は製造原価明細書に記載しております。
【製造原価明細書】
注1.原価計算方法は、個別原価計算による実際原価計算を採用しております。
2.経費の主な内訳は次のとおりであります。
ハ 【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
ニ 【キャッシュ・フロー計算書】
【注記事項】
(重要な会計方針)
1 たな卸資産の評価基準及び評価方法
(1) 製品
先入先出法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。
(2) 仕掛品
個別法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。
(3) 貯蔵品
総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。
2 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物 38年
建物附属設備 15年
機械及び装置 4~8年
工具、器具及び備品 3~8年
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における見込利用可能期間(5年)に基づいております。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引にかかるリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
3 繰延資産の処理方法
(1) 株式交付費
支出時に全額費用処理しております。
4 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。
5 引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
6 キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、随時引出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
7 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式を採用しております。
(重要な会計上の見積り)
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
1.固定資産の減損損失
(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額
当社は、世界のバイオ市場の成長及び欧米におけるバイオベンチャーの台頭を鑑み、設備投資をはじめとする積極的な先行投資を進めており、当事業年度まで継続的に営業損失がマイナスとなっていることから、減損の兆候があるものと判断し、減損損失の計上の要否について検討を行いました。その結果、割引前将来キャッシュ・フローが固定資産の帳簿価額80,737千円(有形固定資産75,224千円、無形固定資産5,513千円)を超えると判断したため、減損損失は計上しておりません。
(2) 識別した項目にかかる重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社は、全社を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位として、資産のグルーピングを行っております。減損の兆候があると認められる場合には、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定します。判定の結果、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回り、減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額(正味売却価額又は使用価値のいずれか高い価額)まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識されます。
将来キャッシュ・フローの見積りに関し、当社は今後の収益及び費用の見込額を基礎として予算を策定しております。予算策定に際しては、各パイプラインにおけるStageごとの計画額、成約確率、人員計画及び設備投資計画等を基礎にしております。
Stageごとの計画額及び成約確率は、過去の実績や事業進捗状況を基に合理的に設定しているものの、研究開発の遅延やパートナー企業との交渉等による一定の不確実性を伴い、将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす可能性があります。
(未適用の会計基準等)
1 収益認識に関する会計基準等
・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)
・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)
(1) 概要
収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は、次の5つのステップを適用し認識されます。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
(2) 適用予定日
2022年9月期の期首から適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「収益認識に関する会計基準」等の適用による財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。
2 時価の算定に関する会計基準等
・「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日)
・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)
・「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 2019年7月4日)
・「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)
・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日)
(1) 概要
国際的な会計基準の定めとの比較可能性を向上させるため、「時価の算定に関する会計基準」及び「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(以下「時価算定会計基準等」という。)が開発され、時価の算定方法に関するガイダンス等が定められました。時価算定会計基準等は次の項目の時価に適用されます。
・「金融商品に関する会計基準」における金融商品
・「棚卸資産の評価に関する会計基準」におけるトレーディング目的で保有する棚卸資産
また、「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」が改訂され、金融商品の時価のレベルごとの内訳等の注記事項が定められました。
(2) 適用予定日
2022年9月期の期首から適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「時価の算定に関する会計基準」等の適用による財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。
(表示方法の変更)
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
1.「会計上の見積りの開示に関する会計基準」の適用
「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号 2020年3月31日)を当事業年度の年度末にかかる財務諸表から適用し、財務諸表に重要な会計上の見積りに関する注記を記載しております。
ただし、当該注記においては、当会計基準第11項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って、前事業年度にかかる内容については記載しておりません。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の世界的な感染が持続していることから、当社においても今後の業績に影響が及ぶ可能性があります。そのため、2022年9月期の中期経営計画については、2022年9月期以降も新型コロナウイルス感染症の影響が継続するものと仮定し、入国制限等の事業活動への制限を考慮して策定しており、当事業年度の財務諸表の作成にあたっては、当該中期経営計画を主要な情報として、固定資産の減損会計等の会計上の見積りを行っております。
(貸借対照表関係)
※1 有形固定資産の減価償却累計額
※2 担保資産及び担保付債務
担保に供している資産及び担保付債務については、次のとおりであります。
これらは研究開発設備にかかるリース契約締結のために、担保に供しております。なお、リース債務の金額には、1年内に返済予定のリース債務を含んでおります。
(損益計算書関係)
※1 販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度36.5%、当事業年度45.5%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は前事業年度63.5%、当事業年度54.5%であります。販売費及び一般管理費の主要な費目及び金額は、次のとおりであります。
※2 一般管理費に含まれる研究開発費の総額は、次のとおりであります。
(株主資本等変動計算書関係)
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
1 発行済株式に関する事項
注 株式数の増加は、2019年11月15日開催の臨時株主総会の決議に基づく株式分割による、新株の発行によるものであります。
2 新株予約権等に関する事項
注1.株式数の増加は、2019年11月15日開催の臨時株主総会の決議に基づく株式分割による、新株の発行によるものであります。
2.第2回無担保転換社債型新株予約権付社債は、社債要項に定める償還期日である2020年3月31日付をもって全額償還しており、それに伴い同社債の新株予約権も消滅しております。
3.当社の外部協力者並びに取締役及び監査役を対象とした、新株予約権の発行によるものであります。
3 配当に関する事項
該当事項はありません。
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
1 発行済株式に関する事項
注1.株式数の減少は、2021年9月6日開催の臨時株主総会の決議に基づく、各種類株式の普通株式への転換によるものであります。
2.D種種類株式の増加は、2021年4月26日開催の臨時株主総会の決議に基づく、第三者割当増資による新株の発行によるものであります。
3.注2を除く株式数の増加は、2021年9月6日開催の臨時株主総会の決議に基づく株式分割による、新株の発行によるものであります。
2 新株予約権等に関する事項
注 株式数の増加は、2021年9月6日開催の臨時株主総会の決議に基づく株式分割による、新株の発行によるものであります。
3 配当に関する事項
該当事項はありません。
(キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。
(リース取引関係)
1.ファイナンス・リース取引
所有権移転外ファイナンス・リース取引
(1) リース資産の内容
研究開発設備(機械及び装置)であります。
(2) リース資産の減価償却の方法
「(重要な会計方針) 3 固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。
(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社は、必要な資金は自己資金及び借入金等で賄っており、一時的な余剰資金は短期的な預金等に限定して、運用を行っております。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権は、顧客の信用リスクに晒されております。
営業債務は、そのほとんどが債務発生月より1ヶ月以内の支払期日であります。また、長期借入金は、主に研究開発費にかかる資金調達を目的としており、金利の変動リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行に係るリスク)の管理
当社は、経理規程及び与信管理規程に従い、営業債権である受取手形及び売掛金について、取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、財務状況の悪化等による回収懸念を早期に把握して、リスクの軽減を図っております。
② 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
適時に資金計画を作成、更新するとともに、手許流動性の維持等により流動性リスクを管理しております。
③ 金利変動リスクの管理
当社は、金利変動リスクを軽減するため、市場動向等のモニタリングを行っております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては、変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
2 金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含まれておりません(注2を参照ください。)。
前事業年度(2020年9月30日)
※1 受取手形及び売掛金については対応する貸倒引当金を控除しております。
※2 リース債務には、1年内返済予定のリース債務を含めております。
当事業年度(2021年9月30日)
※1 受取手形及び売掛金については対応する貸倒引当金を控除しております。
※2 長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金を含めております。
※3 リース債務には、1年内返済予定のリース債務を含めております。
注1.金融商品の時価の算定方法に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金、(2) 受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
負 債
(3) 未払金、(4) 未払法人税等、(5) 未払消費税等
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(6) 長期借入金、(7) リース債務
元利金の合計額を、同様の新規借入又は新規リース取引を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借対照表計上額
下表の長期借入金については、変動金利であって、かつ変動が市場金利でなく当社の業績に連動しており、時価を合理的に算定できないため、上表には含めておりません。
3.金銭債権の決算日後の償還予定額
前事業年度(2020年9月30日)
当事業年度(2021年9月30日)
4.長期借入金及びリース債務の決算日後の返済予定額
前事業年度(2020年9月30日)
当事業年度(2021年9月30日)
(ストック・オプション等関係)
1 ストック・オプションにかかる費用計上額及び科目名
該当事項はありません。
2 ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況
(1) ストック・オプションの内容
注1.第2回新株予約権の付与対象者の区分については、付与時に従業員であったもの1名は現 取締役であります。
2.2019年11月15日付で普通株式、A種種類株式、B種種類株式及びC種種類株式1株を10株に、2021年9月6日付で普通株式1株を300株に分割しているため、株式の付与数は、当該株式分割による調整後の数値を記載しております。
(2) ストック・オプションの規模及びその変動状況
当事業年度において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。
なお、2019年11月15日付で普通株式、A種種類株式、B種種類株式及びC種種類株式1株を10株に、2021年9月6日付で普通株式1株を300株に分割しているため、株式数及び権利行使価格は、当該株式分割による調整後の数値を記載しております。
① ストック・オプションの数
② 単価情報
3 ストック・オプションの公正な評価単価の見積方法
当社株式は非上場であるため、ストック・オプションの公正な評価単価は、ストック・オプションの単位あたりの本源的価値を見積もる方法により算定しております。また、単位あたりの本源的価値を算定する基礎となる当社株式の評価方法は、ディスカウントキャッシュフロー法により算出した価格を総合的に勘案して決定しております。
4 ストック・オプションの権利確定数の見積方法
基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。
5 ストック・オプションの単位当たりの本源的価値により算定を行う場合の、当事業年度末における本源的価値の合計額及び当事業年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額
(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
注1.繰延税金資産から控除された額(評価性引当額)に重要な変動が生じている当該変動の主な要因は、税務上の繰越欠損金にかかる評価性引当額が増加したものであります。
2.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
前事業年度(2020年9月30日)
※ 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
当事業年度(2021年9月30日)
※ 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった項目別の内訳
税引前当期純損失を計上しているため、記載を省略しております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社はバイオリファイナリー事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
【関連情報】
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
1 製品及びサービスごとの情報
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
注 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国に分類しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
1 製品及びサービスごとの情報
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
注 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国に分類しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
【関連当事者情報】
1 関連当事者との取引
財務諸表提出会社と関連当事者との取引
財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る)等
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
注1.取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。
2.ライセンス使用料は、知的財産権の所有権の持分比率に基づき、両者の協議のうえ、合理的に決定しております。
3.公益財団法人であるため、資本金又は出資金は指定正味財産の金額を記載しております。
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
該当事項はありません。
2 親会社又は重要な関連会社に関する注記
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
注1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、1株当たり当期純損失であり、かつ、潜在株式は存在するものの当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
2.当社は、2019年11月15日付で普通株式、A種種類株式、B種種類株式及びC種種類株式1株を10株に、2021年9月6日付で普通株式1株を300株に分割しております。また、2021年9月6日開催の臨時株主総会の決議に基づき、同日付でA種種類株式、B種種類株式、C種種類株式及びD種種類株式にかかる定款の定めを廃止し、各種類株式はそれぞれ当社の普通株式3,000株、12,470株、3,190株及び2,750株に転換しておりますが、前事業年度の期首に当該株式分割、転換が行われたと仮定して1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額を算定しております。
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、次のとおりであります。
4.1株当たり当期純損失金額の算定上の基礎は、次のとおりであります。
最近の経営成績及び財政状態の概況
2021年11月10日開催の取締役会において承認された第11期事業年度(2020年10月1日から2021年9月30日まで)の財務諸表及び比較情報としての第10期事業年度(2019年10月1日から2020年9月30日)の財務諸表は次のとおりであります。
なお、この財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて作成しておりますが、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査は未了であり、監査報告書は受領しておりません。
① 【財務諸表】
イ 【貸借対照表】
(単位:千円) | |||||||||||
前事業年度 (2020年9月30日) | 当事業年度 (2021年9月30日) | ||||||||||
資産の部 | |||||||||||
流動資産 | |||||||||||
現金及び預金 | ※2 456,263 | ※2 844,484 | |||||||||
受取手形及び売掛金 | 26,441 | 164,829 | |||||||||
製品 | 172 | 121 | |||||||||
仕掛品 | 4,397 | 35,437 | |||||||||
貯蔵品 | 2,716 | 2,453 | |||||||||
前渡金 | 4,236 | 740 | |||||||||
前払費用 | 1,477 | 2,173 | |||||||||
その他 | 1,043 | 531 | |||||||||
貸倒引当金 | △899 | △5,604 | |||||||||
流動資産合計 | 495,849 | 1,045,167 | |||||||||
固定資産 | |||||||||||
有形固定資産 | |||||||||||
建物(純額) | 6,860 | 6,673 | |||||||||
建物附属設備(純額) | 698 | 9,111 | |||||||||
機械及び装置(純額) | 43,711 | 50,843 | |||||||||
工具、器具及び備品(純額) | 1,565 | 3,049 | |||||||||
リース資産 | 18,859 | 5,546 | |||||||||
有形固定資産合計 | ※1 71,695 | ※1 75,224 | |||||||||
無形固定資産 | |||||||||||
ソフトウエア | 6,927 | 5,513 | |||||||||
無形固定資産合計 | 6,927 | 5,513 | |||||||||
固定資産合計 | 78,622 | 80,737 | |||||||||
資産合計 | 574,472 | 1,125,905 |
(単位:千円) | |||||||||||
前事業年度 (2020年9月30日) | 当事業年度 (2021年9月30日) | ||||||||||
負債の部 | |||||||||||
流動負債 | |||||||||||
1年内返済予定の長期借入金 | ― | 4,440 | |||||||||
リース債務 | ※2 13,345 | ※2 5,587 | |||||||||
未払金 | 44,798 | 88,240 | |||||||||
未払費用 | 2,856 | ― | |||||||||
未払法人税等 | 3,338 | 8,257 | |||||||||
未払消費税等 | 5,265 | 1,606 | |||||||||
前受金 | 56,612 | 16,340 | |||||||||
その他 | 12,903 | 2,605 | |||||||||
流動負債合計 | 139,121 | 127,077 | |||||||||
固定負債 | |||||||||||
長期借入金 | 100,000 | 195,560 | |||||||||
リース債務 | ※2 5,587 | ― | |||||||||
長期未払金 | 4,916 | 2,556 | |||||||||
固定負債合計 | 110,504 | 198,116 | |||||||||
負債合計 | 249,625 | 325,193 | |||||||||
純資産の部 | |||||||||||
株主資本 | |||||||||||
資本金 | 498,100 | 773,100 | |||||||||
資本剰余金 | |||||||||||
資本準備金 | 488,100 | 763,100 | |||||||||
資本剰余金合計 | 488,100 | 763,100 | |||||||||
利益剰余金 | |||||||||||
その他利益剰余金 | |||||||||||
繰越利益剰余金 | △661,532 | △735,668 | |||||||||
利益剰余金合計 | △661,532 | △735,668 | |||||||||
株主資本合計 | 324,667 | 800,531 | |||||||||
新株予約権 | 180 | 180 | |||||||||
純資産合計 | 324,847 | 800,711 | |||||||||
負債純資産合計 | 574,472 | 1,125,905 |
ロ 【損益計算書】
(単位:千円) | |||||||||||
前事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 当事業年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | ||||||||||
売上高 | 334,338 | 502,559 | |||||||||
売上原価 | 148,741 | 191,427 | |||||||||
売上総利益 | 185,597 | 311,132 | |||||||||
販売費及び一般管理費 | ※1,※2 300,129 | ※1,※2 374,506 | |||||||||
営業損失(△) | △114,531 | △63,373 | |||||||||
営業外収益 | |||||||||||
受取利息 | 5 | 5 | |||||||||
為替差益 | ― | 19 | |||||||||
補助金収入 | 1,277 | 587 | |||||||||
助成金収入 | 2,424 | 3,980 | |||||||||
その他 | 389 | 559 | |||||||||
営業外収益合計 | 4,096 | 5,151 | |||||||||
営業外費用 | |||||||||||
支払利息 | 552 | 810 | |||||||||
社債利息 | 660 | ― | |||||||||
為替差損 | 1,636 | ― | |||||||||
株式交付費 | 351 | 1,955 | |||||||||
上場関連費用 | ― | 2,647 | |||||||||
その他 | 325 | 143 | |||||||||
営業外費用合計 | 3,525 | 5,557 | |||||||||
経常損失(△) | △113,960 | △63,779 | |||||||||
税引前当期純損失(△) | △113,960 | △63,779 | |||||||||
法人税、住民税及び事業税 | 2,464 | 10,356 | |||||||||
当期純損失(△) | △116,424 | △74,135 |
【売上原価明細書】
前事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 当事業年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | ||
区分 | 注記番号 | 金額(千円) | 金額(千円) |
製品期首たな卸高 | 4,323 | 172 | |
当期製造原価 | 注 | 144,590 | 191,376 |
合計 | 148,913 | 191,548 | |
製品期末たな卸高 | 172 | 121 | |
売上原価 | 148,741 | 191,427 |
注 内訳は製造原価明細書に記載しております。
【製造原価明細書】
前事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 当事業年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | ||||
区分 | 注記番号 | 金額(千円) | 構成比 (%) | 金額(千円) | 構成比 (%) |
Ⅰ 材料費 | 347 | 0.2 | ― | 0.0 | |
Ⅱ 労務費 | 77,676 | 52.1 | 64,194 | 28.9 | |
Ⅲ 経費 | 注2 | 70,964 | 47.6 | 158,221 | 71.1 |
当期総製造費用 | 148,987 | 100.0 | 222,416 | 100.0 | |
仕掛品期首たな卸高 | ― | 4,397 | |||
合計 | 148,987 | 226,813 | |||
仕掛品期末たな卸高 | 4,397 | 35,437 | |||
当期製造原価 | 144,590 | 191,376 |
注1.原価計算方法は、個別原価計算による実際原価計算を採用しております。
2.経費の主な内訳は次のとおりであります。
項目 | 前事業年度(千円) | 当事業年度(千円) |
外注費 | 12,210 | 53,951 |
ハ 【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
(単位:千円) | ||||||||
株主資本 | 新株予約権 | 純資産合計 | ||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 株主資本 合計 | |||||
資本準備金 | 資本剰余金 合計 | その他利益 剰余金 | 利益剰余金 合計 | |||||
繰越利益 剰余金 | ||||||||
当期首残高 | 498,100 | 488,100 | 488,100 | △545,107 | △545,107 | 441,092 | ― | 441,092 |
当期変動額 | ||||||||
当期純損失(△) | △116,424 | △116,424 | △116,424 | △116,424 | ||||
株主資本以外の項目 の当期変動額(純額) | 180 | 180 | ||||||
当期変動額合計 | ― | ― | ― | △116,424 | △116,424 | △116,424 | 180 | △116,244 |
当期末残高 | 498,100 | 488,100 | 488,100 | △661,532 | △661,532 | 324,667 | 180 | 324,847 |
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
(単位:千円) | ||||||||
株主資本 | 新株予約権 | 純資産合計 | ||||||
資本金 | 資本剰余金 | 利益剰余金 | 株主資本 合計 | |||||
資本準備金 | 資本剰余金 合計 | その他利益 剰余金 | 利益剰余金 合計 | |||||
繰越利益 剰余金 | ||||||||
当期首残高 | 498,100 | 488,100 | 488,100 | △661,532 | △661,532 | 324,667 | 180 | 324,847 |
当期変動額 | ||||||||
新株の発行 | 275,000 | 275,000 | 275,000 | 550,000 | 550,000 | |||
当期純損失(△) | △74,135 | △74,135 | △74,135 | △74,135 | ||||
当期変動額合計 | 275,000 | 275,000 | 275,000 | △74,135 | △74,135 | 475,864 | ― | 475,864 |
当期末残高 | 773,100 | 763,100 | 763,100 | △735,668 | △735,668 | 800,531 | 180 | 800,711 |
ニ 【キャッシュ・フロー計算書】
(単位:千円) | |||||||||||
前事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 当事業年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | ||||||||||
営業活動によるキャッシュ・フロー | |||||||||||
税引前当期純損失(△) | △113,960 | △63,779 | |||||||||
減価償却費 | 24,116 | 30,179 | |||||||||
貸倒引当金の増減額(△は減少) | 899 | 4,705 | |||||||||
受取利息及び受取配当金 | △5 | △5 | |||||||||
補助金収入 | △1,277 | △587 | |||||||||
助成金収入 | △2,424 | △3,980 | |||||||||
支払利息 | 1,212 | 810 | |||||||||
上場関連費用 | ― | 2,647 | |||||||||
株式交付費 | 351 | 1,955 | |||||||||
売上債権の増減額(△は増加) | 38,064 | △138,388 | |||||||||
たな卸資産の増減額(△は増加) | △2,298 | △30,725 | |||||||||
その他の流動資産の増減額(△は増加) | 156 | 1,671 | |||||||||
未払金の増減額(△は減少) | △32,818 | 48,236 | |||||||||
未払費用の増減額(△は減少) | 394 | △2,856 | |||||||||
未払又は未収消費税等の増減額 | 14,540 | △3,659 | |||||||||
前受金の増減額(△は減少) | △94,008 | △40,272 | |||||||||
その他の流動負債の増減額(△は減少) | △3,902 | △6,699 | |||||||||
その他 | 620 | 2 | |||||||||
小計 | △170,339 | △200,745 | |||||||||
利息及び配当金の受取額 | 5 | 5 | |||||||||
補助金の受取額 | 1,277 | 587 | |||||||||
助成金の受取額 | 2,424 | 3,980 | |||||||||
利息の支払額 | △1,212 | △810 | |||||||||
法人税等の支払額 | △3,330 | △8,170 | |||||||||
営業活動によるキャッシュ・フロー | △171,175 | △205,153 | |||||||||
投資活動によるキャッシュ・フロー | |||||||||||
有形固定資産の取得による支出 | △16,242 | △40,877 | |||||||||
有形固定資産の売却による収入 | 800 | ― | |||||||||
無形固定資産の取得による支出 | △7,072 | ― | |||||||||
定期預金の払戻による収入 | 12,277 | 14,732 | |||||||||
投資活動によるキャッシュ・フロー | △10,237 | △26,145 | |||||||||
財務活動によるキャッシュ・フロー | |||||||||||
株式の発行による収入 | ― | 548,044 | |||||||||
借入れによる収入 | 60,000 | 100,000 | |||||||||
社債の償還による支出 | △60,000 | ― | |||||||||
ファイナンス・リース債務の返済による支出 | △13,300 | △13,345 | |||||||||
新株予約権の発行による支出 | △171 | ― | |||||||||
その他の支出 | ― | △447 | |||||||||
財務活動によるキャッシュ・フロー | △13,471 | 634,251 | |||||||||
現金及び現金同等物に係る換算差額 | ― | ― | |||||||||
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | △194,885 | 402,952 | |||||||||
現金及び現金同等物の期首残高 | 619,001 | 424,116 | |||||||||
現金及び現金同等物の期末残高 | ※1 424,116 | ※1 827,069 |
【注記事項】
(重要な会計方針)
1 たな卸資産の評価基準及び評価方法
(1) 製品
先入先出法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。
(2) 仕掛品
個別法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。
(3) 貯蔵品
総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しております。
2 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物 38年
建物附属設備 15年
機械及び装置 4~8年
工具、器具及び備品 3~8年
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における見込利用可能期間(5年)に基づいております。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引にかかるリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
3 繰延資産の処理方法
(1) 株式交付費
支出時に全額費用処理しております。
4 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。
5 引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
6 キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、随時引出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
7 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式を採用しております。
(重要な会計上の見積り)
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
1.固定資産の減損損失
(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額
当社は、世界のバイオ市場の成長及び欧米におけるバイオベンチャーの台頭を鑑み、設備投資をはじめとする積極的な先行投資を進めており、当事業年度まで継続的に営業損失がマイナスとなっていることから、減損の兆候があるものと判断し、減損損失の計上の要否について検討を行いました。その結果、割引前将来キャッシュ・フローが固定資産の帳簿価額80,737千円(有形固定資産75,224千円、無形固定資産5,513千円)を超えると判断したため、減損損失は計上しておりません。
(2) 識別した項目にかかる重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社は、全社を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位として、資産のグルーピングを行っております。減損の兆候があると認められる場合には、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定します。判定の結果、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回り、減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額(正味売却価額又は使用価値のいずれか高い価額)まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識されます。
将来キャッシュ・フローの見積りに関し、当社は今後の収益及び費用の見込額を基礎として予算を策定しております。予算策定に際しては、各パイプラインにおけるStageごとの計画額、成約確率、人員計画及び設備投資計画等を基礎にしております。
Stageごとの計画額及び成約確率は、過去の実績や事業進捗状況を基に合理的に設定しているものの、研究開発の遅延やパートナー企業との交渉等による一定の不確実性を伴い、将来キャッシュ・フローの見積りに重要な影響を及ぼす可能性があります。
(未適用の会計基準等)
1 収益認識に関する会計基準等
・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)
・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)
(1) 概要
収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は、次の5つのステップを適用し認識されます。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
(2) 適用予定日
2022年9月期の期首から適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「収益認識に関する会計基準」等の適用による財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。
2 時価の算定に関する会計基準等
・「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日)
・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)
・「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 2019年7月4日)
・「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)
・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日)
(1) 概要
国際的な会計基準の定めとの比較可能性を向上させるため、「時価の算定に関する会計基準」及び「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(以下「時価算定会計基準等」という。)が開発され、時価の算定方法に関するガイダンス等が定められました。時価算定会計基準等は次の項目の時価に適用されます。
・「金融商品に関する会計基準」における金融商品
・「棚卸資産の評価に関する会計基準」におけるトレーディング目的で保有する棚卸資産
また、「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」が改訂され、金融商品の時価のレベルごとの内訳等の注記事項が定められました。
(2) 適用予定日
2022年9月期の期首から適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「時価の算定に関する会計基準」等の適用による財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。
(表示方法の変更)
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
1.「会計上の見積りの開示に関する会計基準」の適用
「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号 2020年3月31日)を当事業年度の年度末にかかる財務諸表から適用し、財務諸表に重要な会計上の見積りに関する注記を記載しております。
ただし、当該注記においては、当会計基準第11項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って、前事業年度にかかる内容については記載しておりません。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の世界的な感染が持続していることから、当社においても今後の業績に影響が及ぶ可能性があります。そのため、2022年9月期の中期経営計画については、2022年9月期以降も新型コロナウイルス感染症の影響が継続するものと仮定し、入国制限等の事業活動への制限を考慮して策定しており、当事業年度の財務諸表の作成にあたっては、当該中期経営計画を主要な情報として、固定資産の減損会計等の会計上の見積りを行っております。
(貸借対照表関係)
※1 有形固定資産の減価償却累計額
前事業年度 (2020年9月30日) | 当事業年度 (2021年9月30日) | |||
有形固定資産の減価償却累計額 | 174,329 | 千円 | 202,322 | 千円 |
※2 担保資産及び担保付債務
担保に供している資産及び担保付債務については、次のとおりであります。
これらは研究開発設備にかかるリース契約締結のために、担保に供しております。なお、リース債務の金額には、1年内に返済予定のリース債務を含んでおります。
前事業年度 (2020年9月30日) | 当事業年度 (2021年9月30日) | |||
現金及び預金 | 32,147 | 千円 | 17,415 | 千円 |
前事業年度 (2020年9月30日) | 当事業年度 (2021年9月30日) | |||
リース債務 | 18,932 | 千円 | 5,587 | 千円 |
(損益計算書関係)
※1 販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度36.5%、当事業年度45.5%、一般管理費に属する費用のおおよその割合は前事業年度63.5%、当事業年度54.5%であります。販売費及び一般管理費の主要な費目及び金額は、次のとおりであります。
前事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 当事業年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | |||
役員報酬 | 41,790 | 千円 | 54,000 | 千円 |
給料手当 | 62,256 | 千円 | 73,632 | 千円 |
支払報酬 | 43,426 | 千円 | 34,105 | 千円 |
研究開発費 | 109,346 | 千円 | 170,221 | 千円 |
貸倒引当金繰入額 | 899 | 千円 | 4,705 | 千円 |
※2 一般管理費に含まれる研究開発費の総額は、次のとおりであります。
前事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 当事業年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | |||
研究開発費 | 109,346 | 千円 | 170,221 | 千円 |
(株主資本等変動計算書関係)
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
1 発行済株式に関する事項
株式の種類 | 当事業年度期首 | 増加 | 減少 | 当事業年度末 |
普通株式(株) | 900 | 8,100 | ― | 9,000 |
A種種類株式(株) | 300 | 2,700 | ― | 3,000 |
B種種類株式(株) | 1,247 | 11,223 | ― | 12,470 |
C種種類株式(株) | 319 | 2,871 | ― | 3,190 |
合計 | 2,766 | 24,894 | ― | 27,660 |
注 株式数の増加は、2019年11月15日開催の臨時株主総会の決議に基づく株式分割による、新株の発行によるものであります。
2 新株予約権等に関する事項
内訳 | 目的となる 株式の種類 | 目的となる株式の数(株) | 当事業 年度末残高 (千円) | |||
当事業 年度期首 | 増加 | 減少 | 当事業 年度末 | |||
2013年ストック・オプションとしての第1回新株予約権 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
2016年ストック・オプションとしての第2回新株予約権 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
第2回無担保転換社債型新株予約権付社債の新株予約権(2015年3月25日発行) 注1、2 | B種種類 株式 | 40 | 360 | 400 | ― | ― |
2019年第3回新株予約権 注3 | 普通株式 | ― | 140 | ― | 140 | ― |
2019年ストック・オプションとしての第4回新株予約権 注3 | 普通株式 | ― | ― | ― | ― | 180 |
2019年ストック・オプションとしての第5回新株予約権 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
合計 | 40 | 500 | 400 | 140 | 180 |
注1.株式数の増加は、2019年11月15日開催の臨時株主総会の決議に基づく株式分割による、新株の発行によるものであります。
2.第2回無担保転換社債型新株予約権付社債は、社債要項に定める償還期日である2020年3月31日付をもって全額償還しており、それに伴い同社債の新株予約権も消滅しております。
3.当社の外部協力者並びに取締役及び監査役を対象とした、新株予約権の発行によるものであります。
3 配当に関する事項
該当事項はありません。
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
1 発行済株式に関する事項
株式の種類 | 当事業年度期首 | 増加 | 減少 | 当事業年度末 |
普通株式(株) | 9,000 | 9,114,000 | ― | 9,123,000 |
A種種類株式(株) | 3,000 | ― | 3,000 | ― |
B種種類株式(株) | 12,470 | ― | 12,470 | ― |
C種種類株式(株) | 3,190 | ― | 3,190 | ― |
D種種類株式(株) | ― | 2,750 | 2,750 | ― |
合計 | 27,660 | 9,116,750 | 21,410 | 9,123,000 |
注1.株式数の減少は、2021年9月6日開催の臨時株主総会の決議に基づく、各種類株式の普通株式への転換によるものであります。
2.D種種類株式の増加は、2021年4月26日開催の臨時株主総会の決議に基づく、第三者割当増資による新株の発行によるものであります。
3.注2を除く株式数の増加は、2021年9月6日開催の臨時株主総会の決議に基づく株式分割による、新株の発行によるものであります。
2 新株予約権等に関する事項
内訳 | 目的となる 株式の種類 | 目的となる株式の数(株) | 当事業 年度末残高 (千円) | |||
当事業 年度期首 | 増加 | 減少 | 当事業 年度末 | |||
2013年ストック・オプションとしての第1回新株予約権 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
2016年ストック・オプションとしての第2回新株予約権 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
2019年第3回新株予約権 | 普通株式 | 140 | 41,860 | ― | 42,000 | ― |
2019年ストック・オプションとしての第4回新株予約権 | 普通株式 | ― | ― | ― | ― | 180 |
2019年ストック・オプションとしての第5回新株予約権 | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
合計 | ― | 140 | 41,860 | ― | 42,000 | 180 |
注 株式数の増加は、2021年9月6日開催の臨時株主総会の決議に基づく株式分割による、新株の発行によるものであります。
3 配当に関する事項
該当事項はありません。
(キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。
前事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 当事業年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | |||
現金及び預金 | 456,263 | 千円 | 844,484 | 千円 |
預入期間が3ヶ月を超える定期預金 | △32,147 | 千円 | △17,415 | 千円 |
現金及び現金同等物 | 424,116 | 千円 | 827,069 | 千円 |
(リース取引関係)
1.ファイナンス・リース取引
所有権移転外ファイナンス・リース取引
(1) リース資産の内容
研究開発設備(機械及び装置)であります。
(2) リース資産の減価償却の方法
「(重要な会計方針) 3 固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。
(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社は、必要な資金は自己資金及び借入金等で賄っており、一時的な余剰資金は短期的な預金等に限定して、運用を行っております。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権は、顧客の信用リスクに晒されております。
営業債務は、そのほとんどが債務発生月より1ヶ月以内の支払期日であります。また、長期借入金は、主に研究開発費にかかる資金調達を目的としており、金利の変動リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行に係るリスク)の管理
当社は、経理規程及び与信管理規程に従い、営業債権である受取手形及び売掛金について、取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、財務状況の悪化等による回収懸念を早期に把握して、リスクの軽減を図っております。
② 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
適時に資金計画を作成、更新するとともに、手許流動性の維持等により流動性リスクを管理しております。
③ 金利変動リスクの管理
当社は、金利変動リスクを軽減するため、市場動向等のモニタリングを行っております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては、変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
2 金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含まれておりません(注2を参照ください。)。
前事業年度(2020年9月30日)
貸借対照表計上額 (千円) | 時価 (千円) | 差額 (千円) | |
(1) 現金及び預金 | 456,263 | 456,263 | ― |
(2) 受取手形及び売掛金 | 26,441 | 26,441 | |
貸倒引当金 ※1 | △899 | △899 | |
25,542 | 25,542 | ― | |
資産計 | 481,806 | 481,806 | ― |
(3) 未払金 | 44,798 | 44,798 | ― |
(4) 未払法人税等 | 3,338 | 3,338 | ― |
(5) 未払消費税等 | 5,265 | 5,265 | ― |
(6) 長期借入金 | 60,000 | 60,000 | ― |
(7) リース債務 ※2 | 18,932 | 18,903 | △29 |
負債計 | 132,335 | 132,306 | △29 |
※1 受取手形及び売掛金については対応する貸倒引当金を控除しております。
※2 リース債務には、1年内返済予定のリース債務を含めております。
当事業年度(2021年9月30日)
貸借対照表計上額 (千円) | 時価 (千円) | 差額 (千円) | |
(1) 現金及び預金 | 844,484 | 844,484 | ― |
(2) 受取手形及び売掛金 | 164,829 | 164,829 | |
貸倒引当金 ※1 | △5,604 | △5,604 | |
159,225 | 159,225 | ― | |
資産計 | 1,003,710 | 1,003,710 | ― |
(3) 未払金 | 88,240 | 88,240 | ― |
(4) 未払法人税等 | 8,257 | 8,257 | ― |
(5) 未払消費税等 | 1,606 | 1,606 | ― |
(6) 長期借入金 ※2 | 60,000 | 59,899 | △100 |
(7) リース債務 ※3 | 5,587 | 5,583 | △3 |
負債計 | 163,691 | 163,586 | △104 |
※1 受取手形及び売掛金については対応する貸倒引当金を控除しております。
※2 長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金を含めております。
※3 リース債務には、1年内返済予定のリース債務を含めております。
注1.金融商品の時価の算定方法に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金、(2) 受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
負 債
(3) 未払金、(4) 未払法人税等、(5) 未払消費税等
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(6) 長期借入金、(7) リース債務
元利金の合計額を、同様の新規借入又は新規リース取引を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借対照表計上額
下表の長期借入金については、変動金利であって、かつ変動が市場金利でなく当社の業績に連動しており、時価を合理的に算定できないため、上表には含めておりません。
(単位:千円) | ||
区分 | 2020年9月30日 | 2021年9月30日 |
長期借入金 | 40,000 | 140,000 |
3.金銭債権の決算日後の償還予定額
前事業年度(2020年9月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 5年以内 (千円) | 5年超 10年以内 (千円) | 10年超 (千円) | |
現金及び預金 | 456,263 | ― | ― | ― |
受取手形及び売掛金 | 26,441 | ― | ― | ― |
合計 | 482,705 | ― | ― | ― |
当事業年度(2021年9月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 5年以内 (千円) | 5年超 10年以内 (千円) | 10年超 (千円) | |
現金及び預金 | 844,484 | ― | ― | ― |
受取手形及び売掛金 | 164,829 | ― | ― | ― |
合計 | 1,009,314 | ― | ― | ― |
4.長期借入金及びリース債務の決算日後の返済予定額
前事業年度(2020年9月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 2年以内 (千円) | 2年超 3年以内 (千円) | 3年超 4年以内 (千円) | 4年超 5年以内 (千円) | 5年超 (千円) | |
長期借入金 | ― | 4,440 | 4,070 | 44,810 | 7,940 | 38,740 |
リース債務 | 13,345 | 5,587 | ― | ― | ― | ― |
合計 | 13,345 | 10,027 | 4,070 | 44,810 | 7,940 | 38,740 |
当事業年度(2021年9月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 2年以内 (千円) | 2年超 3年以内 (千円) | 3年超 4年以内 (千円) | 4年超 5年以内 (千円) | 5年超 (千円) | |
長期借入金 | 4,440 | 4,070 | 44,810 | 7,940 | 108,040 | 30,700 |
リース債務 | 5,587 | ― | ― | ― | ― | ― |
合計 | 10,027 | 4,070 | 44,810 | 7,940 | 108,040 | 30,700 |
(ストック・オプション等関係)
1 ストック・オプションにかかる費用計上額及び科目名
該当事項はありません。
2 ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況
(1) ストック・オプションの内容
第1回新株予約権 | 第2回新株予約権 | 第4回新株予約権 | 第5回新株予約権 | |
付与対象者の区分 及び人数(名) | 当社代表取締役 1 | 当社従業員 9 | 当社代表取締役 1 当社監査役 2 | 当社取締役 2 当社従業員 25 |
株式の種類及び 付与数(株) | 普通株式 1,200,000 | 普通株式 162,000 | 普通株式 180,000 | 普通株式 838,500 |
付与日 | 2013年7月19日 | 2016年6月15日 | 2019年11月18日 | 2019年11月18日 |
権利確定条件 | 「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載のとおりである。 | 「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載のとおりである。 | 「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載のとおりである。 | 「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載のとおりである。 |
対象勤務期間 | 対象勤務期間の定めはない。 | 対象勤務期間の定めはない。 | 対象勤務期間の定めはない。 | 対象勤務期間の定めはない。 |
権利行使期間 | 自 2018年7月20日 至 2022年7月20日 | 自 2018年6月16日 至 2026年5月15日 | 自 2019年11月18日 至 2029年11月17日 | 自 2021年11月16日 至 2029年11月15日 |
注1.第2回新株予約権の付与対象者の区分については、付与時に従業員であったもの1名は現 取締役であります。
2.2019年11月15日付で普通株式、A種種類株式、B種種類株式及びC種種類株式1株を10株に、2021年9月6日付で普通株式1株を300株に分割しているため、株式の付与数は、当該株式分割による調整後の数値を記載しております。
(2) ストック・オプションの規模及びその変動状況
当事業年度において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。
なお、2019年11月15日付で普通株式、A種種類株式、B種種類株式及びC種種類株式1株を10株に、2021年9月6日付で普通株式1株を300株に分割しているため、株式数及び権利行使価格は、当該株式分割による調整後の数値を記載しております。
① ストック・オプションの数
第1回新株予約権 | 第2回新株予約権 | 第4回新株予約権 | 第5回新株予約権 | |
権利確定前(株) | ||||
前事業年度末 | ― | ― | ― | 820,500 |
付与 | ― | ― | ― | ― |
失効 | ― | ― | ― | 9,000 |
権利確定 | ― | ― | ― | ― |
未確定残 | ― | ― | ― | 811,500 |
権利確定後(株) | ||||
前事業年度末 | 150,000 | 81,000 | 180,000 | ― |
権利確定 | ― | ― | ― | ― |
権利行使 | ― | ― | ― | ― |
失効 | ― | ― | ― | ― |
未行使残 | 150,000 | 81,000 | 180,000 | ― |
② 単価情報
第1回新株予約権 | 第2回新株予約権 | 第4回新株予約権 | 第5回新株予約権 | |
権利行使価格(円) | 50 | 50 | 60 | 60 |
行使時平均株価(円) | ― | ― | ― | ― |
付与日における公正な評価単価(円) | ― | ― | ― | ― |
3 ストック・オプションの公正な評価単価の見積方法
当社株式は非上場であるため、ストック・オプションの公正な評価単価は、ストック・オプションの単位あたりの本源的価値を見積もる方法により算定しております。また、単位あたりの本源的価値を算定する基礎となる当社株式の評価方法は、ディスカウントキャッシュフロー法により算出した価格を総合的に勘案して決定しております。
4 ストック・オプションの権利確定数の見積方法
基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。
5 ストック・オプションの単位当たりの本源的価値により算定を行う場合の、当事業年度末における本源的価値の合計額及び当事業年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額
当事業年度末における本源的価値の合計額(円) | 2,310,000 |
当事業年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額(円) | ― |
(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度(2020年9月30日) | 当事業年度(2021年9月30日) | ||||
繰延税金資産 | |||||
減損損失 | 15,298 | 千円 | 7,188 | 千円 | |
繰越欠損金 | 670,675 | 636,280 | |||
その他 | 4,781 | 3,220 | |||
繰延税金資産小計 | 690,755 | 646,690 | |||
税務上の繰越欠損金にかかる評価性引当額 | △670,675 | △636,280 | |||
将来減算一時差異等の合計にかかる評価性引当額 | △20,079 | △10,409 | |||
評価性引当額小計 | △690,755 | △646,690 | |||
繰延税金資産合計 | ― | ― | |||
繰延税金資産の純額 | ― | ― |
注1.繰延税金資産から控除された額(評価性引当額)に重要な変動が生じている当該変動の主な要因は、税務上の繰越欠損金にかかる評価性引当額が増加したものであります。
2.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
前事業年度(2020年9月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 2年以内 (千円) | 2年超 3年以内 (千円) | 3年超 4年以内 (千円) | 4年超 5年以内 (千円) | 5年超 (千円) | 合計 (千円) | |
税務上の繰越欠損金※ | 65,087 | 61,699 | 90,772 | 102,319 | 91,065 | 259,731 | 670,675 |
評価性引当額 | △65,087 | △61,699 | △90,772 | △102,319 | △91,065 | △259,731 | △670,675 |
繰延税金資産 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
※ 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
当事業年度(2021年9月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 2年以内 (千円) | 2年超 3年以内 (千円) | 3年超 4年以内 (千円) | 4年超 5年以内 (千円) | 5年超 (千円) | 合計 (千円) | |
税務上の繰越欠損金※ | 61,699 | 90,772 | 102,319 | 91,065 | 35,397 | 255,026 | 636,280 |
評価性引当額 | △61,699 | △90,772 | △102,319 | △91,065 | △35,397 | △255,026 | △636,280 |
繰延税金資産 | ― | ― | ― | ― | ― | ― | ― |
※ 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった項目別の内訳
税引前当期純損失を計上しているため、記載を省略しております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社はバイオリファイナリー事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
【関連情報】
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
1 製品及びサービスごとの情報
(単位:千円) | |
サービス区分 | 売上高 |
研究開発(Stage2) | 250,925 |
ライセンス・製品販売(Stage3) | 83,413 |
合計 | 334,338 |
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:千円) | ||
日本 | 中国 | 合計 |
296,041 | 38,297 | 334,338 |
注 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国に分類しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円) | |
顧客の名称又は氏名 | 売上高 |
DIC株式会社 | 82,912 |
環境省 | 53,348 |
伊藤忠ケミカルフロンティア株式会社 | 50,000 |
Ningxia Eppen Biotech Co., Ltd. | 38,297 |
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
1 製品及びサービスごとの情報
(単位:千円) | |
サービス区分 | 売上高 |
研究開発(Stage2) | 194,374 |
ライセンス・製品販売(Stage3) | 308,184 |
合計 | 502,559 |
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:千円) | |||
日本 | 中国 | その他 | 合計 |
392,237 | 107,444 | 2,877 | 502,559 |
注 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国に分類しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円) | |
顧客の名称又は氏名 | 売上高 |
Ningxia Eppen Biotech Co., Ltd. | 103,151 |
DIC株式会社 | 93,483 |
三菱HCキャピタル株式会社 | 55,000 |
環境省 | 54,407 |
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
【関連当事者情報】
1 関連当事者との取引
財務諸表提出会社と関連当事者との取引
財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る)等
前事業年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
種類 | 会社等 の名称 又は氏名 | 所在地 | 資本金 又は 出資金 (百万円) | 事業の内容 又は職業 | 議決権等 の所有 (被所有) 割合(%) | 関連当事者 との関係 | 取引の 内容 | 取引金額 (千円) | 科目 | 期末残高 (千円) |
主要株主(法人) | 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 | 京都府 木津川市 | 3,959 | 地球環境の保全に資する産業技術に関する研究開発、調査研究等 | (被所有) 直接 21.7 | 特許権の実施許諾 共同研究開発 土地建物の賃借 役員の兼任 | ライセンス使用料 | 8,675 | 未払金 | 11,545 |
注1.取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。
2.ライセンス使用料は、知的財産権の所有権の持分比率に基づき、両者の協議のうえ、合理的に決定しております。
3.公益財団法人であるため、資本金又は出資金は指定正味財産の金額を記載しております。
当事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
該当事項はありません。
2 親会社又は重要な関連会社に関する注記
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 当事業年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) | |
1株当たり純資産額 | 39.13円 | 87.75円 |
1株当たり当期純損失金額(△) | △14.03円 | △8.67円 |
注1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、1株当たり当期純損失であり、かつ、潜在株式は存在するものの当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
2.当社は、2019年11月15日付で普通株式、A種種類株式、B種種類株式及びC種種類株式1株を10株に、2021年9月6日付で普通株式1株を300株に分割しております。また、2021年9月6日開催の臨時株主総会の決議に基づき、同日付でA種種類株式、B種種類株式、C種種類株式及びD種種類株式にかかる定款の定めを廃止し、各種類株式はそれぞれ当社の普通株式3,000株、12,470株、3,190株及び2,750株に転換しておりますが、前事業年度の期首に当該株式分割、転換が行われたと仮定して1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額を算定しております。
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、次のとおりであります。
項目 | 前事業年度 (2020年9月30日) | 当事業年度 (2021年9月30日) |
純資産の部の合計額(千円) | 324,847 | 800,711 |
純資産の部の合計額から控除する金額(千円) | 180 | 180 |
(うち新株予約権(千円)) | (180) | (180) |
普通株式に係る期末の純資産額(千円) | 324,667 | 800,531 |
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(株) | 8,298,000 | 9,123,000 |
4.1株当たり当期純損失金額の算定上の基礎は、次のとおりであります。
項目 | 前事業年度 (自 2019年10月1日 至 2020年9月30日) | 当事業年度 (自 2020年10月1日 至 2021年9月30日) |
当期純損失(△)(千円) | △116,424 | △74,135 |
普通株主に帰属しない金額(千円) | ― | ― |
普通株式に係る当期純損失(△)(千円) | △116,424 | △74,135 |
普通株式の期中平均株式数(株) | 8,298,000 | 8,551,151 |
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要 | 新株予約権5種類(新株予約権の数3,552個) なお、新株予約権の概要は「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況」に記載のとおりである。 | 新株予約権5種類(新株予約権の数3,522個) なお、新株予約権の概要は「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況」に記載のとおりである。 |