有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2022/06/28 15:00
【資料】
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【項目】
140項目

研究開発活動

第31期事業年度(自 2020年10月1日 至 2021年9月30日)
当事業年度の研究開発活動は、以下のとおりであります。
(1)Azure Stack Edge(注)とAzureを活用したファクトリーIoTのフィージビリティスタディ
Azure Stack EdgeからのIoTデータの取得、取得したデータによるAzure上でのAIモデルの作成、作成したモデルのAzure Stack Edgeへの配布、配布したAIモデルによるIoTデータの判定、といった一連のサイクルを回すインフラ基盤を構築し、その実現性を確認しております。
(注) Azure Stack Edgeとは、AIやIoTを活用するうえで、Azureのクラウドサービスと連携させるためにAIやIoTを適用したい現場に設置されるコンピューターを指します。
(2)社員の日報や顔写真での感情分析
日報に記載された研修の理解度や所感のテキスト分析、また顔写真による感情分析から2021年9月期の新卒社員のモチベーションを数値化し、教育担当者がフォローを必要とする新入社員を容易に発見する仕組みを実装しております。
(3)リモートアシストにおけるマスキング技術の調査・検証
HoloLens+Dynamics Remote Assist(注)の組み合わせによる遠隔支援のシナリオにおいて、遠隔支援者に見せたくない情報があるため、その情報をマスキングしたいとの顧客を中心とした要望に接し、マスキング方法の調査と実現性を確認し、技術的な課題を明確化しております。
(注) HoloLensとは、マイクロソフト社が製造・販売するヘッドマウント型のMixed Realityデバイスを指し、Mixed Realityとは、複合現実、現実世界の状態をデバイスがセンサーで把握してその座標上にホログラムのようなデジタル映像を重ねる技術を指し、Dynamics Remote Assistとは、HoloLensを着用した現場の人の視野を、遠隔地にいる人に共有し、遠隔地の人がその視野を見ながら現場の人にアドバイスや指示をするためのソフトウエアを指します。
これらの研究開発活動により、当事業年度における研究開発費は22百万円となりました。
当社の事業はセグメント別に管理しているものの、当社の研究開発活動は、すべてのセグメントに寄与するものであり全社で実施しているため、セグメント別の記載を省略しております。
第32期第2四半期累計期間(自 2021年10月1日 至 2022年3月31日)
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、0百万円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。