有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2022/09/14 15:00
【資料】
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【項目】
122項目
(2) 【手取金の使途】
上記の差引手取概算額251,498千円については、今後の経営の安定とビジネスコーチングの普及及び品質向上のため、①人件費、②クラウドコーチングシステム追加開発費、及び③コーチの品質向上に資する本社設備の設置費に充当する予定であり、詳細は下記のとおりです。
(注)ビジネスコーチングとは、「ビジネス目標を達成するために、クライアント(人と組織)の行動変容を支援する行為」であり、当社が提供している主要事業です。
① 人件費
今後の事業拡大に向けて、社員数の増加を計画しており、2023年9月期の人件費は2022年9月期見込みと比較して増加する計画であります。2023年9月期は、上場一時費用及び本社移転費用等の支出が見込まれるため、人件費相当部分の資金を安定的に確保するために調達資金を充当する予定であります。
また、2024年9月期は、事業拡大に向けて社員採用を更に加速する予定であります。
これらの人件費に対する資金として151,000千円(2023年9月期:75,000千円、2024年9月期:76,000千円)を充当する予定であります。
② クラウドコーチングシステム追加開発費
クラウドコーチングシステムは、コーチングのセッションとセッションの間も継続的にコーチがコーチング対象者(クライアント)をフォローするシステムです。
現状は、コーチングの実施に関連してクラウドコーチングの他に予約管理システムとWEB会議システムを利用していますが、それぞれの間に連携がなくクライアントの利便性が損なわれています。
そこで、コーチングのフォローアップ機能はそのままに、コーチングのポータルとして機能するようにして顧客へのワンストップサービスを実現するため2023年9月期に50,000千円を充当する予定であります。
③ コーチの品質向上に資する本社設備の設置費
コーチングビジネス普及のため、当社のコーチングを理解したコーチ数の増加は必須です。一方で、新規に当社のパートナーとなるコーチの数が相対的に大きくなるため、単に選抜して年数度の育成機会を提供するだけではなく、日常的にパートナー同士及びパートナーと当社社員がコミュニケーションを取る場を確保し、コーチングの質の維持・管理を実現することが重要と考えています。
そのため、「コーチングベース」として「コーチングブース」を持ち、コーチング実施の前後に気軽に関係者とコミュニケーションを取れる「コミュニティスペース」を持った新本社の設備投資資金として2023年9月期に50,000千円を充当する予定であります。
なお、残額については人件費の一部として2024年9月期までに充当する予定であります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。