当連結会計年度(2023年1月1日~2023年12月31日)におけるわが国経済は、新型コロナ感染症の流行によって発生したサプライチェーンの混乱がようやく収束した上に、国内外の人流回復による個人向けサービス需要の復活により、緩やかに回復中です。部品制約がなくなって国内生産が拡大した自動車産業を筆頭に製造業は堅調である上、百貨店・宿泊・飲食サービスなどの復活に牽引され、非製造業も好調でした。
このような経済状況の下、当社の主力事業分野の一つである工具、消耗品、修繕部品、文具等の間接材の市場では、製造業における堅調な工場稼働とオフィスや商業施設への人の回帰などにより、安定した成長を持続することができました。もう一つの主力事業分野である国内商業施設向けサービス市場では、ビジネスホテルなどの大型改装が活発となり、年間を通じて活況が続きました。
以上のような環境の下、当社グループの業況は前連結会計年度(以下「前期」)からの好調を持続し、売上高は51,951百万円(前期比17.1%増)、売上総利益は4,828百万円(前期比11.1%増)、販売費及び一般管理費は3,640百万円(前期比10.2%増)、営業利益は1,188百万円(前期比14.0%増)となりました。経常利益は、不要となった無形固定資産の除却損7百万円等を織り込み1,183百万円(前期比19.0%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は850百万円(前期比20.8%増)となりました。
2024/03/27 10:27