有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第36期(平成27年7月30日-平成28年1月29日)
(1)【投資方針】
a.基本方針
当ファンドは、信託財産の長期的な成長を図ることを目的として運用を行います。
b.投資態度
①主としてマザーファンドに投資します。
マザーファンドを通じて、世界中の各種債券に分散投資を行います。なお、債券に直接投資する場合があります。
<世界中の様々な債券へ分散投資>[主な投資対象債券、投資対象国および投資対象通貨]
(注)上記以外の債券、国および通貨に投資する場合があります。
投資対象通貨については、投資するエマージング・マーケット債は、米ドル建ておよびユーロ建てが中心となりますが、一部エマージング諸国の自国通貨建て(現地通貨建て)の債券に投資する場合もあります。
[主な投資対象とする各種債券について]
②為替ヘッジ方法の違いから2つのコースがあります。
■Aコース(限定為替ヘッジ):
実質組入外貨建資産*にかかる対円での為替ヘッジは、基本的に当該ベンチマークの通貨配分をベースとして行い、為替リスクの低減を図ります。ただし、円ベースでのパフォーマンスの安定化を図るため追加的に対円でのヘッジを行うことがあります。
■Bコース(為替ヘッジなし):
実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。
*「実質組入外貨建資産」とは、各ファンドに属する外貨建資産の時価総額とマザーファンドに属する外貨建資産のうち各ファンドに属するとみなした額(各ファンドに属するマザーファンドの時価総額にマザーファンドの純資産総額に占める外貨建資産の時価総額の割合を乗じて得た額をいいます。)との合計額をいいます。
③アクティブ運用によりベンチマーク*を上回る投資成果を目指します。
各コースのベンチマークは以下のとおりです。
■Aコース(限定為替ヘッジ):
「バークレイズ・グローバル総合インデックス」[円ヘッジベース]
対円での為替ヘッジを行い円換算したものです。
■Bコース(為替ヘッジなし):
「バークレイズ・グローバル総合インデックス」[円ベース]
現地通貨ベースの当該インデックスを円換算したものです。
バークレイズ・グローバル総合インデックスは、バークレイズ・バンク・ピーエルシーおよび関連会社(バークレイズ)が開発、算出、公表を行うインデックスであり、当該インデックスに関する知的財産権およびその他の一切の権利はバークレイズに帰属します。
*「ベンチマーク」とは、ファンドのパフォーマンス評価やリスク管理を行う際の基準となる指標のことです。ファンドのパフォーマンスは、ベンチマークを上回る場合もあれば下回る場合もあります。各ファンドは、長期的にベンチマークを上回る投資成果の実現を目指しますが、ベンチマークに対して一定の成果をあげることを保証するものではありません。また、世界の債券市場の構造変化等によっては、各ファンドのベンチマークを見直す場合があります。
④ポートフォリオ(「ファンドの資産構成」を意味します。)の平均デュレーション*は、原則としてベンチマークのデュレーション±50%の範囲内に収まるようにします。
*「デュレーション」とは、金利がある一定の割合で変動した場合、債券の価格がどの程度変化するかを示す指標で、この数値が大きいほど金利変動に対する債券価格の変動率が大きくなります。
また、ポートフォリオの通貨配分およびデュレーションの調整のため、デリバティブ取引を行うことがあります。
⑤ポートフォリオの平均格付を、原則として「AA-」以上の水準に維持します。ポートフォリオの平均格付とは、組入れる各債券の信用格付を点数化し、ファンド全体の加重平均値を算出したものです。格付機関が規定している債券の各信用格付を点数化(信用格付のない債券は、財務内容などを分析して、適切と考えられる信用格付の点数を充当します。)し、組入れる各債券の信用格付の点数を加重平均します。この算出された加重平均値がファンド全体の『平均格付』となります。この『平均格付』のレベルを「AA-」以上に維持することで、必要以上にファンド全体の信用リスクが高くならないように配慮します。なお、将来的には、世界債券市場の構造変化等によって見直しを行うことがあります。
上記の平均格付とは、ポートフォリオ(投資信託財産が保有している有価証券)に係る信用格付を加重平均したものであり、当ファンドに係る信用格付ではありません。
c.運用の特色
(以下は、マザーファンドの特色となります。)
①超過収益の源泉を分散することにより、リスク・リターン特性の向上を目指します。
アバディーンの債券運用プロセスは独自のリサーチ、魅力的なリスク・リターン特性を持った投資機会の発掘、様々な相関性の低い超過収益の源泉を組み合わせた運用を主な特徴としています。
金利(デュレーション、イールドカーブ、地域(国))、通貨、債券資産(国債、投資適格事業債)の各分野において市場の非効率性を発見し、付加価値の創出に努めています。
②チーム・アプローチを重視します。
ロンドン(欧州)、フィラデルフィア(北米)、シンガポール、シドニーなどにポートフォリオ・マネジャーとアナリストを配置し、グローバルな情報交換体制で運用を行います。運用担当者は、明確な運用目標と報告体系で運用を行い、個別の超過収益の源泉において投資機会を追求します。
クレジット、ソブリンの運用担当者がそれぞれの専門分野で独立して分析を行います。
③当該マザーファンドは、運用の指図に関する権限の一部を次の者に委託します。
・アバディーン・アセット・マネジャーズ・リミテッド
・アバディーン・アセット・マネジメント・インク
また、アバディーン・アセット・マネジャーズ・リミテッドは、委託を受けた運用指図に関する権限の一部を次の者に再委託する場合があります。
・アバディーン・アセット・マネジメント・インク
・アバディーン・アセット・マネジメント・アジア・リミテッド
・アバディーン・アセット・マネジメント・リミテッド
*運用の指図権限を委託されるそれぞれの者の委託の内容の範囲については、運用委託契約により委託会社が適宜決定します。なお、委託会社が適切であると認めた場合には運用の権限委託を行わない場合があります。
運用プロセス
①独自のリサーチによる投資アイディアの収集とインプット
クレジットおよびソブリンの各リサーチを元に、金利(デュレーション、イールドカーブ、地域(国))、通貨、債券資産(国債、投資適格事業債)等について分析し、投資アイディアを収集、インプットします。
②レラティブ・バリュー(相対的価値評価)を重視した運用戦略の決定
予想シナリオを元に、ソブリン債、クレジット債の各ユニバース、および産業セクターごとに投資アイディアの比較評価を行い、その結果を元に、リターンの最大化を目的として、十分に分散を図り、リスク配分に着目した運用戦略を決定します。
③ポートフォリオの構築
金利(デュレーション、イールドカーブ、地域(国))、通貨、債券資産(国債、投資適格事業債)等の投資判断をアクティブに行い、分散したポートフォリオを構築します。また、定期的にポートフォリオ組入銘柄の見直しを行います。
④ポートフォリオのレビューとリスク管理
運用チームがポートフォリオを恒常的にモニタリングします。また、日次、週次、月次等で、定性・定量の両観点からポートフォリオおよびポートフォリオ・リスクのレビューを実施します。
*上記は本書提出日現在のものであり、今後変更となる場合があります。
a.基本方針
当ファンドは、信託財産の長期的な成長を図ることを目的として運用を行います。
b.投資態度
①主としてマザーファンドに投資します。
マザーファンドを通じて、世界中の各種債券に分散投資を行います。なお、債券に直接投資する場合があります。
<世界中の様々な債券へ分散投資>[主な投資対象債券、投資対象国および投資対象通貨]
| 投資対象国 | 投資対象通貨 | 投資対象債券 | |
| 日本 米国 カナダ オーストラリア ニュージーランド オーストリア ベルギー デンマーク フィンランド フランス ドイツ アイルランド イタリア オランダ ポルトガル スペイン スウェーデン スイス イギリス メキシコ | アルゼンチン ブラジル ベネズエラ チリ コロンビア トルコ ハンガリー チェコ ポーランド ロシア スロバキア ブルガリア スロベニア リトアニア タイ マレーシア インドネシア フィリピン 等 | 日本円 米ドル カナダ・ドル 豪ドル ニュージーランド・ドル ユーロ デンマーク・クローネ スウェーデン・クローネ スイス・フラン 英ポンド 等 | 国債 ソブリン債 投資適格事業債 アセットバック証券 モーゲージ証券 商業用モーゲージ証券 永久変動利付き債 優先証券 ハイ・イールド債 エマージング・マーケット債 等 |
(注)上記以外の債券、国および通貨に投資する場合があります。
投資対象通貨については、投資するエマージング・マーケット債は、米ドル建ておよびユーロ建てが中心となりますが、一部エマージング諸国の自国通貨建て(現地通貨建て)の債券に投資する場合もあります。
[主な投資対象とする各種債券について]
| ソブリン債 | 各国政府や政府機関が発行する債券の総称で、自国通貨建、外貨建があります。また、世界銀行やアジア開発銀行など国際機関が発行する債券もこれに含まれます。 |
| 投資適格事業債 | スタンダード・アンド・プアーズ社やムーディーズ社といった格付機関によって格付けされている事業債で「BBB-/Baa3」以上の事業債をいいます。 |
| アセットバック証券 | 自動車ローン、クレジットカード・ローンなど各種の金融債権を裏付けとして発行される証券をいいます。 |
| モーゲージ証券 | 住宅ローン(モーゲージ・ローン)を裏付けとして発行される証券をいいます。 |
| 商業用 モーゲージ証券 | 商業用不動産(オフィス・ビル、ショッピング・センター、ホテルなど)の賃貸料収入などを裏付けとして発行される証券をいいます。 |
| 永久変動利付き債 | 償還期限を定めていない債券で、表面利率が指標金利を基準に定期的に更改されるものをいいます。 |
| 優先証券 | 1990年代初めより米国において急速に発展してきた新しい形態の有価証券で、株式と社債の性格を併せ持っています。弁済順位は株式と上級社債の中間に位置します。なお、優先証券には様々な形態がありますが、当ファンドでは債券の性格を有するもののみを投資対象とします。 |
| ハイ・イールド債 | 格付機関によって格付けされている債券で「BB+/Ba1」以下の事業債または格付けを持たないそれらと同等の事業債をいいます。 |
| エマージング・ マーケット債 | エマージング諸国(新興成長国)が自国内やユーロ市場で発行する債券およびエマージング諸国の企業が発行する債券をいいます。 |
②為替ヘッジ方法の違いから2つのコースがあります。
■Aコース(限定為替ヘッジ):
実質組入外貨建資産*にかかる対円での為替ヘッジは、基本的に当該ベンチマークの通貨配分をベースとして行い、為替リスクの低減を図ります。ただし、円ベースでのパフォーマンスの安定化を図るため追加的に対円でのヘッジを行うことがあります。
■Bコース(為替ヘッジなし):
実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。
*「実質組入外貨建資産」とは、各ファンドに属する外貨建資産の時価総額とマザーファンドに属する外貨建資産のうち各ファンドに属するとみなした額(各ファンドに属するマザーファンドの時価総額にマザーファンドの純資産総額に占める外貨建資産の時価総額の割合を乗じて得た額をいいます。)との合計額をいいます。
③アクティブ運用によりベンチマーク*を上回る投資成果を目指します。
各コースのベンチマークは以下のとおりです。
■Aコース(限定為替ヘッジ):
「バークレイズ・グローバル総合インデックス」[円ヘッジベース]
対円での為替ヘッジを行い円換算したものです。
■Bコース(為替ヘッジなし):
「バークレイズ・グローバル総合インデックス」[円ベース]
現地通貨ベースの当該インデックスを円換算したものです。
バークレイズ・グローバル総合インデックスは、バークレイズ・バンク・ピーエルシーおよび関連会社(バークレイズ)が開発、算出、公表を行うインデックスであり、当該インデックスに関する知的財産権およびその他の一切の権利はバークレイズに帰属します。
*「ベンチマーク」とは、ファンドのパフォーマンス評価やリスク管理を行う際の基準となる指標のことです。ファンドのパフォーマンスは、ベンチマークを上回る場合もあれば下回る場合もあります。各ファンドは、長期的にベンチマークを上回る投資成果の実現を目指しますが、ベンチマークに対して一定の成果をあげることを保証するものではありません。また、世界の債券市場の構造変化等によっては、各ファンドのベンチマークを見直す場合があります。
④ポートフォリオ(「ファンドの資産構成」を意味します。)の平均デュレーション*は、原則としてベンチマークのデュレーション±50%の範囲内に収まるようにします。
*「デュレーション」とは、金利がある一定の割合で変動した場合、債券の価格がどの程度変化するかを示す指標で、この数値が大きいほど金利変動に対する債券価格の変動率が大きくなります。
また、ポートフォリオの通貨配分およびデュレーションの調整のため、デリバティブ取引を行うことがあります。
⑤ポートフォリオの平均格付を、原則として「AA-」以上の水準に維持します。ポートフォリオの平均格付とは、組入れる各債券の信用格付を点数化し、ファンド全体の加重平均値を算出したものです。格付機関が規定している債券の各信用格付を点数化(信用格付のない債券は、財務内容などを分析して、適切と考えられる信用格付の点数を充当します。)し、組入れる各債券の信用格付の点数を加重平均します。この算出された加重平均値がファンド全体の『平均格付』となります。この『平均格付』のレベルを「AA-」以上に維持することで、必要以上にファンド全体の信用リスクが高くならないように配慮します。なお、将来的には、世界債券市場の構造変化等によって見直しを行うことがあります。
上記の平均格付とは、ポートフォリオ(投資信託財産が保有している有価証券)に係る信用格付を加重平均したものであり、当ファンドに係る信用格付ではありません。
c.運用の特色
(以下は、マザーファンドの特色となります。)
①超過収益の源泉を分散することにより、リスク・リターン特性の向上を目指します。
アバディーンの債券運用プロセスは独自のリサーチ、魅力的なリスク・リターン特性を持った投資機会の発掘、様々な相関性の低い超過収益の源泉を組み合わせた運用を主な特徴としています。
金利(デュレーション、イールドカーブ、地域(国))、通貨、債券資産(国債、投資適格事業債)の各分野において市場の非効率性を発見し、付加価値の創出に努めています。
②チーム・アプローチを重視します。
ロンドン(欧州)、フィラデルフィア(北米)、シンガポール、シドニーなどにポートフォリオ・マネジャーとアナリストを配置し、グローバルな情報交換体制で運用を行います。運用担当者は、明確な運用目標と報告体系で運用を行い、個別の超過収益の源泉において投資機会を追求します。
クレジット、ソブリンの運用担当者がそれぞれの専門分野で独立して分析を行います。
③当該マザーファンドは、運用の指図に関する権限の一部を次の者に委託します。
・アバディーン・アセット・マネジャーズ・リミテッド
・アバディーン・アセット・マネジメント・インク
また、アバディーン・アセット・マネジャーズ・リミテッドは、委託を受けた運用指図に関する権限の一部を次の者に再委託する場合があります。
・アバディーン・アセット・マネジメント・インク
・アバディーン・アセット・マネジメント・アジア・リミテッド
・アバディーン・アセット・マネジメント・リミテッド
*運用の指図権限を委託されるそれぞれの者の委託の内容の範囲については、運用委託契約により委託会社が適宜決定します。なお、委託会社が適切であると認めた場合には運用の権限委託を行わない場合があります。
運用プロセス
①独自のリサーチによる投資アイディアの収集とインプット
クレジットおよびソブリンの各リサーチを元に、金利(デュレーション、イールドカーブ、地域(国))、通貨、債券資産(国債、投資適格事業債)等について分析し、投資アイディアを収集、インプットします。
②レラティブ・バリュー(相対的価値評価)を重視した運用戦略の決定
予想シナリオを元に、ソブリン債、クレジット債の各ユニバース、および産業セクターごとに投資アイディアの比較評価を行い、その結果を元に、リターンの最大化を目的として、十分に分散を図り、リスク配分に着目した運用戦略を決定します。
③ポートフォリオの構築
金利(デュレーション、イールドカーブ、地域(国))、通貨、債券資産(国債、投資適格事業債)等の投資判断をアクティブに行い、分散したポートフォリオを構築します。また、定期的にポートフォリオ組入銘柄の見直しを行います。
④ポートフォリオのレビューとリスク管理
運用チームがポートフォリオを恒常的にモニタリングします。また、日次、週次、月次等で、定性・定量の両観点からポートフォリオおよびポートフォリオ・リスクのレビューを実施します。
*上記は本書提出日現在のものであり、今後変更となる場合があります。