有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第11期(平成25年2月14日-平成26年2月13日)
(1)【ファンドの目的及び基本的性格】
①ファンドの目的
当ファンドは、主としてスパークス・日本株・ロング・ショート・マザーファンド(以下「マザーファンド」といいます。)を通じて、日本の株式に投資し、絶対値での中・長期的な安定的投資元本の成長を目指して運用を行います。
よって、当該ファンドに相対的比較対象となるベンチマークは特に定めないこととします。
②信託金の限度額
信託金の限度額は5,000億円です。なお、委託者は、受託者と合意のうえ、限度額を変更することができます。
③基本的性格
当ファンドは、一般社団法人投資信託協会が定める商品分類方法において、「追加型投信/国内/株式/特殊型(ロング・ショート型)」です。
ロング・ショート型とは将来の成長が見込まれる株式を買建て(ロング)する一方で、過大評価されている株式を主に信用取引により売建て(ショート)するという2つのポジションを組み合わせます。当ファンドは買建てと売建てとを同額保有する市場中立型(マーケット・ニュートラル運用)のファンドではありません。
※ 当ファンドは、課税上は株式投資信託として取扱われます。
<商品分類表>
(注)当ファンドが該当する商品分類を網掛け表示しています。
<商品分類定義>
<属性区分表>
(注)当ファンドが該当する商品分類を網掛け表示しています。
(注)ファミリーファンドに該当する場合、投資信託証券を通じて投資収益の源泉となる資産へ投資しますので、商品分類表と属性区分表の投資対象資産は異なります。
<属性区分定義>
④ファンドの特色
1 株式市場変動の影響を軽減しつつ、安定的なプラスのリターンを目指すロング・ショート戦略の日本株ファンドです。
当ファンドはロング・ショート型のファンドです。ロング・ショート型とは将来の成長が見込まれる株式を買建て(ロング)する一方で、過大評価されている株式を主に信用取引により売建て
(ショート)するという2つのポジションを組み合わせる手法です。
※ ベンチマークは特に定めないこととします。
2 進展する「勝ち組」・「負け組」の二極化現象を新たな投資機会と捉えます。
「勝ち組企業」の株を買建て、「負け組企業」の株を売建てます。
1990年代の日本の株式市場において、「勝ち組企業」と「負け組企業」に対する評価の二極化が急激に進展。当ファンドでは、徹底したボトムアップ・リサーチにより、こうした二極化現象を的確に捉えることを目指します。
3 中長期的な日本の株価上昇の機会を捉えるため、買持ちの多い戦略とします。
スパークスでは、株式は中長期的に見て、通常プラスのリターンをもたらすと考えており、また、現状の日本の政治、経済、社会レベルでの構造変化は株式市場の上昇を後押しすると考えています。
↓
原則、買持ちの多い戦略をとります。
(買持ち=ロングのポジションを、売建て=ショートのポジションよりも多めに保有する戦略)
4 徹底的なボトムアップ・リサーチに基づく銘柄評価を行います。
(ご参考)●売建て(ショート)に関するQ&A
Q1:売建て(ショート)の仕組みを教えてください。
A1:売建て(ショート)とは、株式を空売りすることを指します。
当初売建て(ショート)した価格よりも、株価が下落すると買戻す価格が低くなり、利益が出ます。逆に、株価が上昇してしまうと、買戻す価格が高くなり損失となります。
当ファンドは主に一般信用取引による売建てを行います。
信用取引とは・・・
●信用取引とは、証券会社等から株券を借りて、金融商品取引所で売ること。この借りた株券は、あらかじめ定められた期限内に弁済することが必要です。弁済する際の方法としては、株式を後に買い入れて返済する(現物決済)と反対売買をして差額を受け渡す(差金決済)があります。
●このうち、一般信用取引とは、信用取引に関する金利、品貸料、弁済の期限などについて、証券会社と顧客との間で合意した内容に従って行う信用取引のことです。
Q2:売建て(ショート)の損益イメージを教えてください。
A2:当初、500円で売建て(ショート)したケースを見てみましょう。
●ショートした時より、株価が下がった時点で買い戻した場合
売却(ショート=売建て)金額より購入(決済=買戻し)金額が安いので利益が出ます。
●ショートした時より、株価が上がった時点で買い戻した場合
売却(ショート=売建て)金額より購入(決済=買戻し)金額が高いので損失が出ます。
<注>Q2のケースはあくまでも売建て(ショート)の損益イメージをわかりやすく示したものであり、実際の取引には売買委託手数料、品貸料等がかかるため、実際の損益とは異なります。
Q3:売建て(ショート)を組み合わせるにあたり、どのようなことに留意していますか?
A3:売建て(ショート)は相場が下落している局面でも収益を上げることができる魅力的な運用手法である一方、株価が下落しなかった場合のリスクがロングより大きく留意が必要です。
例えば、上記Q2のように当初の株価が500円のケースでみてみると、ロングの場合では会社が倒産しても損失は最大でも500円ですが、ショートの場合では株価が仮に2,000円まで上昇してしまえば損失は1,500円(2,000円-500円)となってしまいます。
このため、当ファンドでは①ボトムアップ・リサーチによる企業調査を徹底している他、②十分な流動性のある、時価総額の大きい銘柄への分散投資(小口分散)、③ロングよりもショートの比率を少なくする、等の対策をとっています。
ロング・ショートのポジションのイメージ
従来安泰とされてきた大企業が、1996年以降同一業種の中でも二極化するようになってきました。例えば、下図の自動車メーカーA社と自動車メーカーB社とでは、1996年以降、マーケットでの評価がはっきり分かれるようになってきました。
このような状況には、多くの企業が官僚や銀行による保護や統治を受けていた従来の環境が変化し、市場により厳しく選別され、勝ち組・負け組が明確化してきた時代背景があります。
スパークスでは、このような時代認識のもと、以下の投資仮説をたて、検証と実践を繰り返しながら投資を行ってきました。その一つが、1997年から開始したロング・ショート戦略です。
<投資仮説>官僚主導から市場主導への社会経済システムの変遷
■ロング・ショート戦略における徹底したボトムアップ・リサーチ
徹底したボトムアップ・リサーチにより、個別銘柄を選択します。
市場動向やファンドの資金動向等によっては、前述のような運用ができない場合があります。
本ロング・ショート戦略においては、ロング・ポジションおよびショート・ポジションともに、企業調査を基にして銘柄選択を行っています。
スパークスの企業調査に基づいたロング・ポジションおよびショート・ポジションの双方で損失が生じた場合、実現損・評価損に関らず双方に損失が発生するために、通常の株式投資信託(インデックスファンド等)における損失よりも大きくなる可能性があり、また、株価の上昇局面では売建て(ショート)があるため、パフォーマンスが低くなる可能性があります。
これを防ぐために、スパークスでは、個別企業の調査を徹底的に行うというミクロ・レベルでの作業を日々間断なく丹念に繰り返しております。
■スパークス・アセット・マネジメント株式会社について
一貫した投資哲学と運用プロセスを実践する独立系運用会社です。
スパークスは、1989年の創業以来、株式市場を取り巻く環境がいかに厳しくとも「マクロはミクロの集積である」という投資哲学の下、ボトムアップ・リサーチを行っております。
①ファンドの目的
当ファンドは、主としてスパークス・日本株・ロング・ショート・マザーファンド(以下「マザーファンド」といいます。)を通じて、日本の株式に投資し、絶対値での中・長期的な安定的投資元本の成長を目指して運用を行います。
よって、当該ファンドに相対的比較対象となるベンチマークは特に定めないこととします。
②信託金の限度額
信託金の限度額は5,000億円です。なお、委託者は、受託者と合意のうえ、限度額を変更することができます。
③基本的性格
当ファンドは、一般社団法人投資信託協会が定める商品分類方法において、「追加型投信/国内/株式/特殊型(ロング・ショート型)」です。
ロング・ショート型とは将来の成長が見込まれる株式を買建て(ロング)する一方で、過大評価されている株式を主に信用取引により売建て(ショート)するという2つのポジションを組み合わせます。当ファンドは買建てと売建てとを同額保有する市場中立型(マーケット・ニュートラル運用)のファンドではありません。
※ 当ファンドは、課税上は株式投資信託として取扱われます。
<商品分類表>
| 単位型・追加型 | 投資対象地域 | 投資対象資産 (収益の源泉) | 補足分類 |
| 国内 | 株式 | ||
| 単位型投信 | 債券 | インデックス型 | |
| 海外 | 不動産投信 | ||
| 追加型投信 | その他資産 ( ) | 特殊型 (ロング・ショート型) | |
| 内外 | 資産複合 |
<商品分類定義>
| 1.単位型投信・追加型投信による商品分類 | : | 追加型投信 ※一度設定されたファンドであってもその後追加設定が行われ従来の信託財産とともに運用されるファンドをいいます。 |
| 2.投資対象地域による 商品分類 | : | 国内 ※目論見書又は投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的に国内の資産を源泉とする旨の記載があるものをいいます。 |
| 3.投資対象資産 (収益の源泉)による 商品分類 | : | 株式 ※目論見書又は投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的に株式を源泉とする旨の記載があるものをいいます。 |
<属性区分表>
| 投資対象資産 | 決算頻度 | 投資対象地域 | 投資形態 | 特殊型 |
| 株式 | 年1回 | グローバル | ファミリーファンド | ブル・ベア型 |
| 一般 | 年2回 | 日本 | ファンド・ オブ・ ファンズ | 条件付運用型 |
| 大型株 | 年4回 | 北米 | ロング・ショート型 | |
| 中小型株 | 年6回 (隔月) | 欧州 | その他 ( ) | |
| 債券 | アジア | |||
| 一般 | 年12回 (毎月) | オセアニア | ||
| 公債 | 中南米 | |||
| 社債 | 日々 | アフリカ | ||
| その他債券 | その他 ( ) | 中近東 (中東) | ||
| クレジット 属性 ( ) | ||||
| エマージング | ||||
| 不動産投信 | ||||
| その他資産 (投資信託証券 (株式 一般)) | ||||
| 資産複合 ( ) | ||||
(注)ファミリーファンドに該当する場合、投資信託証券を通じて投資収益の源泉となる資産へ投資しますので、商品分類表と属性区分表の投資対象資産は異なります。
<属性区分定義>
| 1.投資対象資産による 属性区分 | : | その他資産(投資信託証券(株式 一般)) |
| 2.決算頻度による 属性区分 | : | 年1回 ※目論見書又は投資信託約款において、年1回決算する旨の記載があるものをいいます。 |
| 3.投資対象地域による 属性区分 | : | 日本 ※目論見書又は投資信託約款において、組入資産による投資収益が日本の資産を源泉とする旨の記載があるものをいいます。 |
| 4.投資形態による 属性区分 | : | ファミリーファンド ※目論見書又は投資信託約款において、親投資信託(ファンド・オブ・ファンズにのみ投資されるものを除く。)を投資対象として投資するものをいいます。 |
| ※上記記載は、一般社団法人投資信託協会が定める分類方法に基づく商品分類および属性区分を、 委託会社が目論見書又は約款の記載内容等にて、分類し記載しております。 なお、当ファンドが該当しない商品分類および属性区分につきましては、一般社団法人投資信託協会のホームページ(http://www.toushin.or.jp/)をご参照ください。 |
④ファンドの特色
1 株式市場変動の影響を軽減しつつ、安定的なプラスのリターンを目指すロング・ショート戦略の日本株ファンドです。
当ファンドはロング・ショート型のファンドです。ロング・ショート型とは将来の成長が見込まれる株式を買建て(ロング)する一方で、過大評価されている株式を主に信用取引により売建て
(ショート)するという2つのポジションを組み合わせる手法です。
※ ベンチマークは特に定めないこととします。
2 進展する「勝ち組」・「負け組」の二極化現象を新たな投資機会と捉えます。
「勝ち組企業」の株を買建て、「負け組企業」の株を売建てます。
1990年代の日本の株式市場において、「勝ち組企業」と「負け組企業」に対する評価の二極化が急激に進展。当ファンドでは、徹底したボトムアップ・リサーチにより、こうした二極化現象を的確に捉えることを目指します。
3 中長期的な日本の株価上昇の機会を捉えるため、買持ちの多い戦略とします。
スパークスでは、株式は中長期的に見て、通常プラスのリターンをもたらすと考えており、また、現状の日本の政治、経済、社会レベルでの構造変化は株式市場の上昇を後押しすると考えています。
↓
原則、買持ちの多い戦略をとります。
(買持ち=ロングのポジションを、売建て=ショートのポジションよりも多めに保有する戦略)
4 徹底的なボトムアップ・リサーチに基づく銘柄評価を行います。
(ご参考)●売建て(ショート)に関するQ&A
Q1:売建て(ショート)の仕組みを教えてください。
A1:売建て(ショート)とは、株式を空売りすることを指します。
当初売建て(ショート)した価格よりも、株価が下落すると買戻す価格が低くなり、利益が出ます。逆に、株価が上昇してしまうと、買戻す価格が高くなり損失となります。
当ファンドは主に一般信用取引による売建てを行います。
信用取引とは・・・
●信用取引とは、証券会社等から株券を借りて、金融商品取引所で売ること。この借りた株券は、あらかじめ定められた期限内に弁済することが必要です。弁済する際の方法としては、株式を後に買い入れて返済する(現物決済)と反対売買をして差額を受け渡す(差金決済)があります。
●このうち、一般信用取引とは、信用取引に関する金利、品貸料、弁済の期限などについて、証券会社と顧客との間で合意した内容に従って行う信用取引のことです。
Q2:売建て(ショート)の損益イメージを教えてください。
A2:当初、500円で売建て(ショート)したケースを見てみましょう。
●ショートした時より、株価が下がった時点で買い戻した場合
売却(ショート=売建て)金額より購入(決済=買戻し)金額が安いので利益が出ます。
●ショートした時より、株価が上がった時点で買い戻した場合
売却(ショート=売建て)金額より購入(決済=買戻し)金額が高いので損失が出ます。
<注>Q2のケースはあくまでも売建て(ショート)の損益イメージをわかりやすく示したものであり、実際の取引には売買委託手数料、品貸料等がかかるため、実際の損益とは異なります。
Q3:売建て(ショート)を組み合わせるにあたり、どのようなことに留意していますか?
A3:売建て(ショート)は相場が下落している局面でも収益を上げることができる魅力的な運用手法である一方、株価が下落しなかった場合のリスクがロングより大きく留意が必要です。
例えば、上記Q2のように当初の株価が500円のケースでみてみると、ロングの場合では会社が倒産しても損失は最大でも500円ですが、ショートの場合では株価が仮に2,000円まで上昇してしまえば損失は1,500円(2,000円-500円)となってしまいます。
このため、当ファンドでは①ボトムアップ・リサーチによる企業調査を徹底している他、②十分な流動性のある、時価総額の大きい銘柄への分散投資(小口分散)、③ロングよりもショートの比率を少なくする、等の対策をとっています。
ロング・ショートのポジションのイメージ
従来安泰とされてきた大企業が、1996年以降同一業種の中でも二極化するようになってきました。例えば、下図の自動車メーカーA社と自動車メーカーB社とでは、1996年以降、マーケットでの評価がはっきり分かれるようになってきました。
このような状況には、多くの企業が官僚や銀行による保護や統治を受けていた従来の環境が変化し、市場により厳しく選別され、勝ち組・負け組が明確化してきた時代背景があります。
スパークスでは、このような時代認識のもと、以下の投資仮説をたて、検証と実践を繰り返しながら投資を行ってきました。その一つが、1997年から開始したロング・ショート戦略です。
<投資仮説>官僚主導から市場主導への社会経済システムの変遷
| 投資仮説の検証と実践 | 勝ち組・負け組への選別投資 |
徹底したボトムアップ・リサーチにより、個別銘柄を選択します。
市場動向やファンドの資金動向等によっては、前述のような運用ができない場合があります。
本ロング・ショート戦略においては、ロング・ポジションおよびショート・ポジションともに、企業調査を基にして銘柄選択を行っています。
スパークスの企業調査に基づいたロング・ポジションおよびショート・ポジションの双方で損失が生じた場合、実現損・評価損に関らず双方に損失が発生するために、通常の株式投資信託(インデックスファンド等)における損失よりも大きくなる可能性があり、また、株価の上昇局面では売建て(ショート)があるため、パフォーマンスが低くなる可能性があります。
これを防ぐために、スパークスでは、個別企業の調査を徹底的に行うというミクロ・レベルでの作業を日々間断なく丹念に繰り返しております。
■スパークス・アセット・マネジメント株式会社について
一貫した投資哲学と運用プロセスを実践する独立系運用会社です。
スパークスは、1989年の創業以来、株式市場を取り巻く環境がいかに厳しくとも「マクロはミクロの集積である」という投資哲学の下、ボトムアップ・リサーチを行っております。