有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第37期(2023/01/24-2023/07/24)

【提出】
2023/10/24 9:05
【資料】
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【項目】
52項目
(1)【ファンドの目的及び基本的性格】
① ファンドの目的
主として「グローバル・ボンド&カレンシー・ロング・ショート・マザーファンド」受益証券に投資を行ない、信託財産の成長をめざします。
② ファンドの基本的性格
1)商品分類

(注)当ファンドが該当する商品分類を網掛け表示しています。
◇単位型投信
当初、募集された資金が一つの単位として信託され、その後の追加設定は一切行なわれないファンドをいいます。
◇内外
目論見書または投資信託約款において、国内および海外の資産による投資収益を実質的に源泉とする旨の記載があるものをいいます。
◇資産複合
目論見書または投資信託約款において、複数の資産による投資収益を実質的に源泉とする旨の記載があるものをいいます。
◇特殊型(絶対収益追求型)
目論見書または投資信託約款において、投資者に対して注意を喚起することが必要と思われる特殊な仕組みあるいは運用手法の記載があり、属性区分の特殊型において絶対収益追求型に属するものをいいます。

2)属性区分

(注)当ファンドが該当する属性区分を網掛け表示しています。
◇その他資産(投資信託証券(資産複合 資産配分変更型(その他資産(債券先物、通貨))))
当ファンドは、投資信託証券への投資を通じて、債券先物の活用および通貨への投資を行ない、複数資産(債券および通貨)からの収益を得ることをめざします。よって、商品分類の「投資対象資産(収益の源泉)」においては、「資産複合」に分類されます。
「資産配分変更型」とは、目論見書または投資信託約款において、複数資産を投資対象とし、組入比率については、機動的な変更を行なう旨の記載があるものもしくは固定的とする旨の記載がないものをいいます。
◇年2回
目論見書または投資信託約款において、年2回決算する旨の記載があるものをいいます。
◇グローバル(含む日本)
目論見書または投資信託約款において、組入資産による投資収益が日本を含む世界の資産を源泉とする旨の記載があるものをいいます。
◇ファミリーファンド
目論見書または投資信託約款において、親投資信託(ファンド・オブ・ファンズにのみ投資されるものを除きます。)を投資対象として投資するものをいいます。
◇為替ヘッジあり(部分ヘッジ)
目論見書または投資信託約款において、一部の資産に為替のヘッジを行なう旨の記載があるものをいいます。
※属性区分に記載している「為替ヘッジ」は、対円での為替変動リスクに対するヘッジの有無を記載しております。
◇絶対収益追求型
目論見書または投資信託約款において、特定の市場に左右されにくい収益の追求をめざす旨の記載があるものをいいます。
上記は、一般社団法人投資信託協会が定める分類方法に基づき記載しています。
上記以外の商品分類および属性区分の定義につきましては、一般社団法人投資信託協会のホームページ(https://www.toushin.or.jp/)をご参照ください。


③ ファンドの特色
1.ファンドのストラクチャー

2.マザーファンドの投資方針
<2.1.投資方針および投資目的>マザーファンドの運用に当たっては、世界主要国の債券および通貨を投資対象としたロング・ショート戦略(「4.ロング・ショート・ポートフォリオの運用で採用される投資戦略」で定義します。)を採用し、世界の株式市場、債券市場に対する相関の低いリターンにより、安定的な投資資本の成長を得ることを投資目標としています。ポートフォリオの構築に当たっては、主として、限られた取引時間内にマザーファンドのポジションを構築・解消できるだけの十分な流動性を備えたインストゥルメントを用いる予定です。
マザーファンドは、1ヵ月東京ターム物リスク・フリー・レート(以下「ベンチマーク」といいます。)を上回る投資成果(以下「超過リターン」といいます。)をめざします。目標とするリスクの水準は、マザーファンドのリターンの年率換算標準偏差で4%程度(上限ではありません。)とします。ただし、市況環境を考慮して弾力的にリスクをコントロールすることを試みます。
これらのパフォーマンス目標が達成されるという保証はありません。
3.ポートフォリオの特徴
<3.1.ポートフォリオの特徴>マザーファンドの投資目的を達成するためにオーバーレイ戦略によるアプローチを採用しています。当オーバーレイ戦略とは、①マザーファンドの純資産の大部分をベンチマーク・リターンを獲得することを目的として現物資産に投資しながら、②先物などの投資資金を少額しかまたは全く要しないインストゥルメントによるポートフォリオを①の現物資産にかぶせることによって、超過リターンの獲得をめざす戦略を指します(以下、①の部分を「現物資産ポートフォリオ」といい、②の部分を「ロング・ショート・ポートフォリオ」といいます。)。
<3.2.現物資産ポートフォリオの特徴>マザーファンドの現物資産ポートフォリオは、主として残存期間の短い日本国債ならびに翌日物コールに投資されるほか、米国財務省証券、米国政府保証債、OECD諸国の国債または政府保証債などに投資される場合があります。現物資産ポートフォリオに円建て以外の資産が組み入れられている場合は円に対して原則としてフルヘッジを行ないます。
<3.3.ロング・ショート・ポートフォリオの特徴>超過リターンを獲得することを目的としてロング・ショート・ポートフォリオが構築されます。主に以下の国々およびそれぞれの通貨に関する、通貨スポット取引および先渡取引、通貨および金利にかかる先物取引、債券先物取引などを採用する予定です。ロング・ショート・ポートフォリオを構成する要素の候補のリストをコア・ユニバースといい、以下のリストとなっています。ロング・ショート・ポートフォリオはコア・ユニバースの各要素(以下「コア・ユニバースの各資産」といいます。)のロング・ショート戦略によるポートフォリオとなります。
3.3.1.コア・ユニバース
地域対象国債券通貨
アジア/オセアニア日本日本国債先物日本円
オーストラリアオーストラリア国債先物オーストラリアドル
北米アメリカアメリカ国債先物アメリカドル
カナダカナダ国債先物カナダドル
欧州ユーロ各国ドイツ国債先物ユーロ
スイススイス国債先物スイスフラン
イギリスイギリス国債先物イギリスポンド
スウェーデン-スウェーデンクローナ
注)投資対象は、市場規模、流動性、取引コストなどを勘案して、今後変更、削除または追加される場合があります。
3.3.2.カウンター・パーティー
債券先物取引は金融商品取引所取引インストゥルメントです。これらの取引については、各々の金融商品取引所および決済機構がマザーファンドのカウンター・パーティーとなります。一方、外国為替予約取引はカウンター・パーティーが必要であり、カウンター・パーティーの信用格付が重要です。マザーファンドは、委託会社が信用力が高いと判断するカウンター・パーティーだけにエクスポージャーをもちます。
4.ロング・ショート・ポートフォリオの運用で採用される投資戦略
<4.1.投資哲学>世界各国の金融資産の価格には、ファンダメンタルズ要因に基づいた、それぞれの適正価値が存在すると考えます。世界各国の債券および通貨について、短期的な適正価値との乖離を捉えることで、超過リターンの獲得が可能と考えます。マザーファンドの運用にあたっては、世界各国の債券および通貨について、相対価値および方向性に着目したポジションをとる戦略(ロング・ショート戦略)を用いることによって、これらの投資機会を捉えることをめざします。
5.投資プロセスおよびポートフォリオの管理など

<5.1.期待リターンの予測>各資産の期待リターンの予測は、計量モデルにより行なわれます。期待リターンの予測モデルは、絶対リターンモデルと相対リターンモデルの2つに大別されます。絶対リターンモデルでは、主に米国債のリターンを予測することにより、ポートフォリオ全体における債券エクスポージャーの買い持ちあるいは売り持ちといったポジションの方向性を決定することを目的としています。相対リターンモデルでは、国別の相対リターンを予測することにより、債券および通貨について、国別の資産配分を決定することを目的としています。
絶対リターンモデルとして、債券絶対リターン予測モデル、相対リターンモデルとして、債券相対リターン予測モデル、通貨相対リターン予測モデルの3つの計量モデルを用いて、期待リターンの予測を行ないます。
5.1.1. 債券絶対リターン予測モデル
債券絶対リターン予測モデルでは、主に米国債先物のリターンを推計します。
5.1.2. 債券相対リターン予測モデル
債券相対リターン予測モデルでは、各国別の債券の相対的な魅力度を測り、相対リターンとその予測誤差を推計します。
モデルで用いられるファクターは、金利、テクニカル指標といったカテゴリーに分類されるファクターが用いられます。
モデルでは、ベイズ統計の手法が用いられ、各ファクターへの感応度は、有効なファクターに徐々にシフトするように変動します。
5.1.3. 通貨相対リターン予測モデル
通貨相対リターン予測モデルでは、日本円を含めた各通貨の相対的な魅力度を測り、相対リターンとその予測誤差を推計します。
モデルで用いられるファクターは、金利、物価、資金フロー指標といったカテゴリーに分類されるファクターが用いられます。
モデルでは、ベイズ統計の手法が用いられ、各ファクターへの感応度は、有効なファクターに徐々にシフトするように変動します。
※上記の内容は本書提出日時点のものであり、ファクターおよびファクターのカテゴリーなどの内容は将来変更されることがあります。
<5.2.ポートフォリオの最適化>最適化モデル(日興GAA-LSモデル)により、予測した期待リターンと、推計した各資産のリスク、相関が考慮された上で、各資産毎の最適配分が算出されます。
最適化にあたっては、ポートフォリオ全体のリスクの目標値を制約条件として設定します。これにより、ポートフォリオ全体のリスクが、目標リスクの範囲内となるようにコントロールされます。
ポートフォリオのリバランスは、期待リターンの予測に基づき随時行ないます。
最適化モデルでは、ポートフォリオ全体のリスクの管理と同時に、各期待リターンの予測誤差を考慮することにより、最適化の際に期待リターンの予測の精度が考慮されます。これにより、好調な戦略に多くのリスクを配分し、好調でない戦略へのリスクの配分を小さくする仕組みとなっています。
<5.3. 運用チームの定性判断>日興GAA-LSモデルによる運用をベースとしながら、モデルで捉えきれない市場の動きに対応するため、必要に応じて運用チームの定性判断を加えます。
定性判断は、モデルの算出した各ファクターのウェイトの調整や月中のファクターの変化などを考慮し、柔軟に対応していきます。
定性判断の付加は、ポートフォリオ全体のリスク値を考慮して行われます。
上記の方法により、定量モデルがうまく市場を捉えられない期間においても、パフォーマンスを極力ゆがめない運用を行うよう努めます。


※上記の定性判断に基づく投資行動は、必要に応じて運用チームの判断により行なわれるものであり、必ずしも行なわれるものとは限りません。
<5.4. リスク管理>日々、トータル・リスク、VaR、リスク配分をモニタリングすることにより、精緻なリスク管理を行ないます。
各国各資産別にパフォーマンスの要因を分析し、超過リターンの源泉をチェックします。


④ 信託金限度額
1,000億円を限度とします。

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