有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第6期(平成27年9月25日-平成28年3月22日)
(1)【ファンドの目的及び基本的性格】
a.ファンドの目的及び基本的性格
各コースは、追加型投信/海外/株式に属し、主として投資信託証券に投資し、投資信託財産の成長を目指して運用を行います。
各コースは、一般社団法人投資信託協会が定める商品分類において、以下のように分類・区分されます。
■商品分類表
(注)各コースが該当する商品分類を網掛け表示しています。
■商品分類の定義
■属性区分表
(注)各コースが該当する属性区分を網掛け表示しています。
■属性区分の定義
(注)属性区分の「為替ヘッジ」は、対円での為替リスクに対するヘッジの有無を記載しております。
※各コースはファンド・オブ・ファンズ方式で運用します。このため、組み入れている資産を示す「属性区分表」の投資対象資産(その他資産(投資信託証券))と、収益の源泉となる資産を示す「商品分類表」の投資対象資産(株式)とは異なります。
各コースは、投資対象である投資信託証券へ投資を行います。その投資成果は収益分配金、解約代金、償還金として、受益者に支払われます。
b.ファンドの特色
1.高配当利回りのブラジルの株式を実質的な主要投資対象とします。
◆ファンド・オブ・ファンズの形式で運用を行います。
●各コースはケイマン諸島籍の以下の外国投資信託と国内投資信託「国内短期公社債マザーファンド」を投資対象とします。
※上記の外国投資信託を総称して「プレミアム・ファンド」という場合があります。
●各投資信託証券への投資割合は、資金動向や市況動向などを勘案して決定するものとし、プレミアム・ファンドの組入比率は、原則として高位とすることを基本とします。
※プレミアム・ファンドが、償還した場合または商品の同一性が失われた場合は、委託会社は受託会社と合意のうえ投資信託契約を解約し、信託を終了させます。
●各コースが投資対象とするプレミアム・ファンドは、クレディ・スイス・インターナショナルを取引相手とする担保付スワップ取引により、ブラジル高配当株戦略および通貨オプション戦略の運用成果を反映する以下の指数に実質的に投資します。
※指数の算出・公表はクレディ・スイス・インターナショナルが行います。
※スワップ取引とは、取引の相手方に証拠金を差し入れ、ブラジル高配当株戦略および通貨オプション戦略の投資成果を享受する契約です。
●原則として、対円で為替ヘッジを行いません。
◆プレミアム・ファンドを通じて、主として相対的に高い配当利回りのブラジル株式を中心に投資を行い、高いインカム収益を確保しながら、投資信託財産の成長を目指して運用を行います。
◆ブラジル株式への実質的な投資は、ブラジル銀行グループの運用会社(BB DTVM)の助言に基づき行われます。
BB DTVMについて
●BB DTVMは1986年設立、ブラジル最大の資産運用会社であり、ブラジル銀行(Banco do Brasil)の100%子会社。
正式名称:BB Gestao de Recursos Distribuidora de Titulos e Valores Mobiliarios S.A.
本社所在地:リオデジャネイロ(ブラジル)
●ブラジル銀行は、1808年に設立されたブラジル最大の総資産規模を誇る商業銀行。ブラジル最初の銀行でもあり、1964年にブラジル中央銀行が設立されるまではブラジルの政策金融機関としても機能していました。
2.為替プレミアム・コースでは、通貨オプション戦略を活用して、プレミアム収益の確保を目指します。
◆為替プレミアム・コースでは、プレミアム・ファンドを通じて、『ブラジルレアル買い・円売り』の通貨オプションを売却する通貨オプション戦略を活用し、プレミアム収益の確保を目指します。
◆原則として、通貨オプションの比率は保有する外貨建資産の評価額の50%程度を基本とします。
各コースの資金動向、市況動向などによっては、また、やむを得ない事情が発生した場合には、上記のような運用ができない場合があります。
各コースの戦略イメージ
◆為替フリー・コースは、主に高配当利回りのブラジル株式に投資を行う「ブラジル高配当株戦略」を実行します。
◆為替プレミアム・コースは、「ブラジル高配当株戦略」に加えて、ブラジルレアル買い・円売りのオプション(権利)を売却する「通貨オプション戦略」を実行します。
為替フリー・コースでは、
●主に配当利回りに着目した銘柄選定により、株式の値上がり益や株式の配当収益の確保を目指す「ブラジル高配当株戦略」を実行し、投資信託財産の成長を目指します。
●ブラジルレアル高/円安となった場合は基準価額の上昇要因となり、ブラジルレアル安/円高となった場合は下落要因となります。
為替プレミアム・コースでは、
●「ブラジル高配当株戦略」に加えて、ブラジルレアル買い・円売りのオプション(権利)を売却することによるプレミアム収益の確保を目指す「通貨オプション戦略」を実行し、投資信託財産の成長を目指します。
●ブラジルレアル高/円安となった場合は基準価額の上昇要因となり、ブラジルレアル安/円高となった場合は下落要因となります。
●通貨オプション戦略にともない、ブラジルレアル高/円安となった場合は為替差益の一部を放棄します。
通貨オプション戦略は、ブラジルレアル/円相場が権利行使価格を超えて上昇(ブラジルレアル高/円安)した場合、為替差益の一部を享受できない場合があります。資金動向、市況動向によっては、上記のような運用ができない場合があります。
ファンドにおける4つのリターンの源泉
※上記はイメージ図であり、資金動向、市況動向などによっては、上記の通りにならない場合があります。
ブラジル高配当株戦略の概要
◆ブラジル高配当株戦略は、ブラジルの証券取引所に上場するブラジルレアル建てのブラジル企業の株式のうち、市場の平均よりも高い配当利回りの銘柄を中心に投資を行います。
◆実質的な銘柄の選定および投資比率は、ブラジル銀行グループの運用会社であるBB DTVMの助言に基づいて決定されます。
◆銘柄の選定にあたっては、配当利回りに加え、利益成長性、バリュエーション、配当政策、流動性なども勘案します。
◆原則として、銘柄の選定および投資比率の決定は、月次および週次で行われます。
為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略の概要
◆為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略は、原則として、ブラジルレアル建資産の評価額の50%相当分のオプションを売却(カバー率50%)することを基本とします。
◆通貨オプションは、以下の条件を基本とします。
●ブラジルレアル買い・円売りの権利の売却
●満期は、約1ヵ月
●権利行使価格は、オプション取引日の為替と同じ水準(アット・ザ・マネー)
◆ブラジルレアル/円相場が権利行使価格を超えて上昇(ブラジルレアル高/円安)した場合の為替差益のうち、オプション売却分の50%相当分の評価額については為替差益を享受できません。
そのため、通貨オプション戦略を行う為替プレミアム・コースは、為替フリー・コースと比較して、ブラジルレアル/円相場が権利行使価格を超えて上昇(ブラジルレアル高/円安)した場合には、享受できる為替差益が少なくなります。
為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略の損益のイメージ①
<前提>
<解説>①取引日のプレミアム収益は、
1円×50%(カバー率)=0.5円
②満期日の為替水準が権利行使価格を超えてブラジルレアル高/円安になったため、ブラジルレアル買い・円売りのオプション(権利)の売却を行ったブラジルレアル建資産の評価額の50%相当分は、ブラジルレアル高/円安による為替差益を享受できません。そのため、値上がり益は、
(45.5円-45円)×50%=0.25円
③通貨オプション戦略を行った場合の為替に関する合計損益は、
①と②の合計の0.75円となります。
④通貨オプション戦略を行わなかった場合の為替に関する損益は、
45.5円-45円=0.5円となります。
→③と④を比較すると、③の方が0.25円収益が多く、通貨オプション戦略の効果があったことがわかります。
※上記における、ブラジルレアル/円の為替水準が小幅上昇した場合とは、ブラジルレアル/円の為替水準が権利行使価格にプレミアム収入の2倍を足した水準を超えない範囲で上昇する場合を指します。(カバー率50%の場合)
上記は、ブラジルレアル買い・円売りのオプション取引のイメージを簡略化して説明したものです。ファンド全体の損益を示したものではありません。また、将来の動向や各コースの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略の損益のイメージ②
<前提>
<解説>①取引日のプレミアム収益は、
1円×50%(カバー率)=0.5円
②満期日の為替水準が2円円高になったため、値下がり損は、
43円-45円=-2円
③通貨オプション戦略を行った場合の為替に関する合計損益は、
①と②の合計の-1.5円となります。
④通貨オプション戦略を行わなかった場合の為替に関する損益は、
43円-45円=-2円となります。
→③と④を比較すると、③の方が0.5円損失が少なく、通貨オプション戦略の効果があったことがわかります。
上記は、ブラジルレアル買い・円売りのオプション取引のイメージを簡略化して説明したものです。ファンド全体の損益を示したものではありません。また、将来の動向や各コースの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略の損益のイメージ③
<前提>
<解説>①取引日のプレミアム収益は、
1円×50%(カバー率)=0.5円
②満期日の為替水準が権利行使価格を超えて大幅にブラジルレアル高/円安になったため、ブラジルレアル買い・円売りのオプション(権利)の売却を行ったブラジルレアル建資産の評価額の50%相当分は、ブラジルレアル高/円安による為替差益を享受できません。そのため、値上がり益は、
(47円-45円)×50%=1円
③通貨オプション戦略を行った場合の為替に関する合計損益は、
①と②の合計の1.5円となります。
④通貨オプション戦略を行わなかった場合の為替に関する損益は、
47円-45円=2円となります。
→③と④を比較すると、④の方が0.5円収益が多く、通貨オプション戦略の効果がなかったことがわかります。
※上記における、ブラジルレアル/円の為替水準が大幅上昇した場合とは、ブラジルレアル/円の為替水準が権利行使価格にプレミアム収入の2倍を足した水準を超えて上昇する場合を指します。(カバー率50%の場合)
上記は、ブラジルレアル買い・円売りのオプション取引のイメージを簡略化して説明したものです。ファンド全体の損益を示したものではありません。また、将来の動向や各コースの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
主な投資制限
分配方針
■原則として、毎月20日(休業日の場合は翌営業日。)の決算時に、収益の分配を行います。
◆分配対象額の範囲は、繰越分を含めた経費控除後の利子・配当等収益と売買益(評価益を含みます。)などの全額とします。
◆各コースの分配金額は、以下の水準を基礎として、委託会社が決定します。ただし、分配対象額が少額の場合には、分配を行わないことがあります。
◆留保益の運用については、特に制限を設けず、運用の基本方針に基づいた運用を行います。
※運用状況により分配金額は変動します。
※上記はイメージ図であり、将来の分配金の支払いおよびその金額について示唆、保証するものではありません。
収益分配金に関する留意事項
●投資信託の分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われますので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。なお、分配金の有無や金額は確定したものではありません。
●分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買益)を超えて支払われる場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落することになります。
また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。
分配金は、分配方針に基づき、以下の分配対象額から支払われます。
①配当等収益(経費控除後)、②有価証券売買益・評価益(経費控除後)、③分配準備積立金、
④収益調整金
上図のそれぞれのケースにおいて、前期決算日から当期決算日まで保有した場合の損益を見ると、次のとおりとなります。
ケースA:分配金受取額100円+当期決算日と前期決算日との基準価額の差 0円= 100円
ケースB:分配金受取額100円+当期決算日と前期決算日との基準価額の差▲ 50円= 50円
ケースC:分配金受取額100円+当期決算日と前期決算日との基準価額の差▲200円=▲100円
★A、B、Cのケースにおいては、分配金受取額はすべて同額ですが、基準価額の増減により、投資信託の損益状況はそれぞれ異なった結果となっています。このように、投資信託の収益については、分配金だけに注目するのではなく、「分配金の受取額」と「投資信託の基準価額の増減額」の合計額でご判断ください。
上記はイメージであり、実際の分配金額や基準価額を示唆するものではありませんのでご留意ください。
●投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部ないし全部が、実質的には元本の一部払い戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。
普通分配金:個別元本(投資者のファンドの購入価額)を上回る部分からの分配金です。
元本払戻金(特別分配金):個別元本を下回る部分からの分配金です。分配後の投資者の個別元本は、元本払戻金(特別分配金)の額だけ減少します。
<参 考>CSブラジル高配当株戦略指数・CSブラジル高配当株プレミアム戦略指数の概要
CSブラジル高配当株戦略指数(円ベース)
CSブラジル高配当株プレミアム戦略指数(円ベース)
英語名称: CS Brazilian High Dividend Equity Strategy Index (JPY)
CS Brazilian High Dividend Equity Premium Strategy Index (JPY)
1.CSブラジル高配当株戦略指数は、ブラジル銀行グループの運用会社であるBB Gestao de Recursos Distribuidora de Titulos e Valores Mobiliarios S.A.(BB DTVM)の投資助言に基づき、ブラジルの証券取引所に上場するブラジルレアル建てのブラジル企業の株式のうち、市場平均よりも高い配当利回りの銘柄を中心に選定された株式ポートフォリオの株価パフォーマンスを反映するトータル・リターン株価指数です。
CSブラジル高配当株戦略指数の構成銘柄は、配当利回りに加え、利益成長性、バリュエーション、配当政策、流動性なども勘案され選定されます。原則として銘柄の選定および投資比率の決定は、月次および週次で行われます。
CSブラジル高配当株戦略指数は、各構成銘柄の各市場における株価(終値)を、米ドルについてはロンドン時間14時30分の対円スポットレートを、ブラジルレアルについてはブラジル中央銀行が提供する為替の公示レートであるPTAXの対米ドルレートを用いて、円換算したパフォーマンスを指数化したものです。
2.CSブラジル高配当株プレミアム戦略指数は、CSブラジル高配当株戦略指数のパフォーマンスと、通貨オプション戦略を実施したパフォーマンスを合計し、指数化したものです。通貨オプション戦略は、各戦略再構築日において 、期間約1か月程度、権利行使価格水準はオプション取引の取引時における為替と同じ水準(アット・ザ・マネー)のブラジルレアル買い・円売りのコール・オプションを、ブラジルレアル建資産の評価額(戦略再構築日におけるCSブラジル高配当株プレミアム戦略指数値)の50%相当分売却することを基本とします。そのため、CSブラジル高配当株プレミアム戦略指数においては、ブラジルレアルが日本円に対して下落した場合に同指数が下落するリスクがあると同時に、ブラジルレアルが日本円に対して上昇した場合に享受できる利益がCSブラジル高配当株戦略指数と比較して小さくなります。
CSブラジル高配当株戦略指数並びにCSブラジル高配当株プレミアム戦略指数の構成銘柄の配当金については随時再投資されたものとして、各指数の計算が行われます。再投資される配当金にかかる税率は、通常の配当は0%としますが、資本利子配当については15%として計算が行われます。本税率は、2013年1月31日現在の数値であり、税率の変化などに伴い変更される場合があります。
CSブラジル高配当株戦略指数並びにCSブラジル高配当株プレミアム戦略指数は、クレディ・スイス・インターナショナルにより算出され、ブルームバーグの情報端末上に日々公表されます。
c.信託金限度額
委託者は、受託者と合意のうえ、各コースにつき金1,000億円を限度として信託金を追加することができます。
委託者は、受託者と合意のうえ、上記の限度額を変更することができます。
a.ファンドの目的及び基本的性格
各コースは、追加型投信/海外/株式に属し、主として投資信託証券に投資し、投資信託財産の成長を目指して運用を行います。
各コースは、一般社団法人投資信託協会が定める商品分類において、以下のように分類・区分されます。
■商品分類表
| 単位型・追加型 | 投資対象地域 | 投資対象資産 (収益の源泉) |
| 単位型 追加型 | 国 内 海 外 内 外 | 株 式 債 券 不動産投信 その他資産 ( ) 資産複合 |
■商品分類の定義
| 追加型投信 | 一度設定されたファンドであってもその後追加設定が行われ従来の投資信託財産とともに運用されるファンドをいう。 |
| 海外 | 目論見書または投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的に海外の資産を源泉とする旨の記載があるものをいう。 |
| 株式 | 目論見書または投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的に株式を源泉とする旨の記載があるものをいう。 |
■属性区分表
| 投資対象資産 | 決算頻度 | 投資対象地域 | 投資形態 |
| 株式 一般 大型株 中小型株 債券 一般 公債 社債 その他債券 クレジット属性 ( ) 不動産投信 その他資産 (投資信託証券 (株式 一般)) 資産複合 ( ) 資産配分固定型 資産配分変更型 | 年1回 年2回 年4回 年6回(隔月) 年12回(毎月) 日々 その他( ) | グローバル 日本 北米 欧州 アジア オセアニア 中南米 アフリカ 中近東(中東) エマージング | ファミリーファンド ファンド・オブ・ ファンズ |
| 為替ヘッジ | |||
| あり なし |
■属性区分の定義
| その他資産(投資信託証券(株式 一般)) | 投資信託証券への投資を通じて、実質的に株式 一般に投資を行います。 |
| 年12回(毎月) | 目論見書または投資信託約款において、年12回(毎月)決算する旨の記載があるものをいう。 |
| 中南米 | 目論見書または投資信託約款において、組入資産による投資収益が中南米地域の資産を源泉とする旨の記載があるものをいう。 |
| ファンド・オブ・ ファンズ | 「投資信託等の運用に関する規則」第2条に規定するファンド・オブ・ファンズをいう。 |
| 為替ヘッジなし(注) | 目論見書または投資信託約款において、為替のヘッジを行わない旨の記載があるものまたは為替のヘッジを行う旨の記載がないものをいう。 |
※各コースはファンド・オブ・ファンズ方式で運用します。このため、組み入れている資産を示す「属性区分表」の投資対象資産(その他資産(投資信託証券))と、収益の源泉となる資産を示す「商品分類表」の投資対象資産(株式)とは異なります。
| 商品分類および属性区分の定義については、一般社団法人投資信託協会のホームページ(http://www.toushin.or.jp/)をご参照ください。 |
各コースは、投資対象である投資信託証券へ投資を行います。その投資成果は収益分配金、解約代金、償還金として、受益者に支払われます。
b.ファンドの特色
1.高配当利回りのブラジルの株式を実質的な主要投資対象とします。
◆ファンド・オブ・ファンズの形式で運用を行います。
●各コースはケイマン諸島籍の以下の外国投資信託と国内投資信託「国内短期公社債マザーファンド」を投資対象とします。
| ・為替プレミアム・コース | : | ブラジリアン・ハイ・ディビデンド・エクイティ・プレミアム・ファンド-Pクラス |
| ・為替フリー・コース | : | ブラジリアン・ハイ・ディビデンド・エクイティ・プレミアム・ファンド-Jクラス |
●各投資信託証券への投資割合は、資金動向や市況動向などを勘案して決定するものとし、プレミアム・ファンドの組入比率は、原則として高位とすることを基本とします。
※プレミアム・ファンドが、償還した場合または商品の同一性が失われた場合は、委託会社は受託会社と合意のうえ投資信託契約を解約し、信託を終了させます。
●各コースが投資対象とするプレミアム・ファンドは、クレディ・スイス・インターナショナルを取引相手とする担保付スワップ取引により、ブラジル高配当株戦略および通貨オプション戦略の運用成果を反映する以下の指数に実質的に投資します。
| ・為替プレミアム・コース | : | CSブラジル高配当株プレミアム戦略指数(円ベース) |
| ・為替フリー・コース | : | CSブラジル高配当株戦略指数(円ベース) |
※スワップ取引とは、取引の相手方に証拠金を差し入れ、ブラジル高配当株戦略および通貨オプション戦略の投資成果を享受する契約です。
●原則として、対円で為替ヘッジを行いません。
◆プレミアム・ファンドを通じて、主として相対的に高い配当利回りのブラジル株式を中心に投資を行い、高いインカム収益を確保しながら、投資信託財産の成長を目指して運用を行います。
◆ブラジル株式への実質的な投資は、ブラジル銀行グループの運用会社(BB DTVM)の助言に基づき行われます。
BB DTVMについて
●BB DTVMは1986年設立、ブラジル最大の資産運用会社であり、ブラジル銀行(Banco do Brasil)の100%子会社。
正式名称:BB Gestao de Recursos Distribuidora de Titulos e Valores Mobiliarios S.A.
本社所在地:リオデジャネイロ(ブラジル)
●ブラジル銀行は、1808年に設立されたブラジル最大の総資産規模を誇る商業銀行。ブラジル最初の銀行でもあり、1964年にブラジル中央銀行が設立されるまではブラジルの政策金融機関としても機能していました。
2.為替プレミアム・コースでは、通貨オプション戦略を活用して、プレミアム収益の確保を目指します。
◆為替プレミアム・コースでは、プレミアム・ファンドを通じて、『ブラジルレアル買い・円売り』の通貨オプションを売却する通貨オプション戦略を活用し、プレミアム収益の確保を目指します。
◆原則として、通貨オプションの比率は保有する外貨建資産の評価額の50%程度を基本とします。
各コースの資金動向、市況動向などによっては、また、やむを得ない事情が発生した場合には、上記のような運用ができない場合があります。
各コースの戦略イメージ
◆為替フリー・コースは、主に高配当利回りのブラジル株式に投資を行う「ブラジル高配当株戦略」を実行します。
◆為替プレミアム・コースは、「ブラジル高配当株戦略」に加えて、ブラジルレアル買い・円売りのオプション(権利)を売却する「通貨オプション戦略」を実行します。
為替フリー・コースでは、
●主に配当利回りに着目した銘柄選定により、株式の値上がり益や株式の配当収益の確保を目指す「ブラジル高配当株戦略」を実行し、投資信託財産の成長を目指します。
●ブラジルレアル高/円安となった場合は基準価額の上昇要因となり、ブラジルレアル安/円高となった場合は下落要因となります。
為替プレミアム・コースでは、
●「ブラジル高配当株戦略」に加えて、ブラジルレアル買い・円売りのオプション(権利)を売却することによるプレミアム収益の確保を目指す「通貨オプション戦略」を実行し、投資信託財産の成長を目指します。
●ブラジルレアル高/円安となった場合は基準価額の上昇要因となり、ブラジルレアル安/円高となった場合は下落要因となります。
●通貨オプション戦略にともない、ブラジルレアル高/円安となった場合は為替差益の一部を放棄します。
通貨オプション戦略は、ブラジルレアル/円相場が権利行使価格を超えて上昇(ブラジルレアル高/円安)した場合、為替差益の一部を享受できない場合があります。資金動向、市況動向によっては、上記のような運用ができない場合があります。
ファンドにおける4つのリターンの源泉
※上記はイメージ図であり、資金動向、市況動向などによっては、上記の通りにならない場合があります。
ブラジル高配当株戦略の概要
◆ブラジル高配当株戦略は、ブラジルの証券取引所に上場するブラジルレアル建てのブラジル企業の株式のうち、市場の平均よりも高い配当利回りの銘柄を中心に投資を行います。
◆実質的な銘柄の選定および投資比率は、ブラジル銀行グループの運用会社であるBB DTVMの助言に基づいて決定されます。
◆銘柄の選定にあたっては、配当利回りに加え、利益成長性、バリュエーション、配当政策、流動性なども勘案します。
◆原則として、銘柄の選定および投資比率の決定は、月次および週次で行われます。
為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略の概要
◆為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略は、原則として、ブラジルレアル建資産の評価額の50%相当分のオプションを売却(カバー率50%)することを基本とします。
◆通貨オプションは、以下の条件を基本とします。
●ブラジルレアル買い・円売りの権利の売却
●満期は、約1ヵ月
●権利行使価格は、オプション取引日の為替と同じ水準(アット・ザ・マネー)
◆ブラジルレアル/円相場が権利行使価格を超えて上昇(ブラジルレアル高/円安)した場合の為替差益のうち、オプション売却分の50%相当分の評価額については為替差益を享受できません。
そのため、通貨オプション戦略を行う為替プレミアム・コースは、為替フリー・コースと比較して、ブラジルレアル/円相場が権利行使価格を超えて上昇(ブラジルレアル高/円安)した場合には、享受できる為替差益が少なくなります。
為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略の損益のイメージ①
<前提>
| ■取引開始日の為替: | 1ブラジルレアル=45円 |
| ■権利行使価格: | 1ブラジルレアル=45円 |
| ■満期日: | 1ヵ月後 |
| ■満期日の為替: | 1ブラジルレアル=45.5円 |
| ■プレミアム収益: | 1円 |
| ■カバー率: | 50% |
<解説>①取引日のプレミアム収益は、
1円×50%(カバー率)=0.5円
②満期日の為替水準が権利行使価格を超えてブラジルレアル高/円安になったため、ブラジルレアル買い・円売りのオプション(権利)の売却を行ったブラジルレアル建資産の評価額の50%相当分は、ブラジルレアル高/円安による為替差益を享受できません。そのため、値上がり益は、
(45.5円-45円)×50%=0.25円
③通貨オプション戦略を行った場合の為替に関する合計損益は、
①と②の合計の0.75円となります。
④通貨オプション戦略を行わなかった場合の為替に関する損益は、
45.5円-45円=0.5円となります。
→③と④を比較すると、③の方が0.25円収益が多く、通貨オプション戦略の効果があったことがわかります。
※上記における、ブラジルレアル/円の為替水準が小幅上昇した場合とは、ブラジルレアル/円の為替水準が権利行使価格にプレミアム収入の2倍を足した水準を超えない範囲で上昇する場合を指します。(カバー率50%の場合)
上記は、ブラジルレアル買い・円売りのオプション取引のイメージを簡略化して説明したものです。ファンド全体の損益を示したものではありません。また、将来の動向や各コースの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略の損益のイメージ②
<前提>
| ■取引開始日の為替: | 1ブラジルレアル=45円 |
| ■権利行使価格: | 1ブラジルレアル=45円 |
| ■満期日: | 1ヵ月後 |
| ■満期日の為替: | 1ブラジルレアル=43円 |
| ■プレミアム収益: | 1円 |
| ■カバー率: | 50% |
<解説>①取引日のプレミアム収益は、
1円×50%(カバー率)=0.5円
②満期日の為替水準が2円円高になったため、値下がり損は、
43円-45円=-2円
③通貨オプション戦略を行った場合の為替に関する合計損益は、
①と②の合計の-1.5円となります。
④通貨オプション戦略を行わなかった場合の為替に関する損益は、
43円-45円=-2円となります。
→③と④を比較すると、③の方が0.5円損失が少なく、通貨オプション戦略の効果があったことがわかります。
上記は、ブラジルレアル買い・円売りのオプション取引のイメージを簡略化して説明したものです。ファンド全体の損益を示したものではありません。また、将来の動向や各コースの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
為替プレミアム・コースの通貨オプション戦略の損益のイメージ③
<前提>
| ■取引開始日の為替: | 1ブラジルレアル=45円 |
| ■権利行使価格: | 1ブラジルレアル=45円 |
| ■満期日: | 1ヵ月後 |
| ■満期日の為替: | 1ブラジルレアル=47円 |
| ■プレミアム収益: | 1円 |
| ■カバー率: | 50% |
<解説>①取引日のプレミアム収益は、
1円×50%(カバー率)=0.5円
②満期日の為替水準が権利行使価格を超えて大幅にブラジルレアル高/円安になったため、ブラジルレアル買い・円売りのオプション(権利)の売却を行ったブラジルレアル建資産の評価額の50%相当分は、ブラジルレアル高/円安による為替差益を享受できません。そのため、値上がり益は、
(47円-45円)×50%=1円
③通貨オプション戦略を行った場合の為替に関する合計損益は、
①と②の合計の1.5円となります。
④通貨オプション戦略を行わなかった場合の為替に関する損益は、
47円-45円=2円となります。
→③と④を比較すると、④の方が0.5円収益が多く、通貨オプション戦略の効果がなかったことがわかります。
※上記における、ブラジルレアル/円の為替水準が大幅上昇した場合とは、ブラジルレアル/円の為替水準が権利行使価格にプレミアム収入の2倍を足した水準を超えて上昇する場合を指します。(カバー率50%の場合)
上記は、ブラジルレアル買い・円売りのオプション取引のイメージを簡略化して説明したものです。ファンド全体の損益を示したものではありません。また、将来の動向や各コースの運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
主な投資制限
| ファンドの投資制限 | 投資信託証券および短期金融商品(短期運用の有価証券を含みます。)以外には投資を行いません。 |
| 投資信託証券への投資割合 | 投資信託証券への投資割合には制限を設けません。 |
| 外貨建資産への投資割合 | 外貨建資産への投資割合には制限を設けません。 |
分配方針
■原則として、毎月20日(休業日の場合は翌営業日。)の決算時に、収益の分配を行います。
◆分配対象額の範囲は、繰越分を含めた経費控除後の利子・配当等収益と売買益(評価益を含みます。)などの全額とします。
◆各コースの分配金額は、以下の水準を基礎として、委託会社が決定します。ただし、分配対象額が少額の場合には、分配を行わないことがあります。
| ・為替プレミアム・コース | : | 投資信託証券を通じて実質的に投資する株式の配当水準および通貨オプション戦略から得られる収益など |
| ・為替フリー・コース | : | 投資信託証券を通じて実質的に投資する株式の配当水準など |
※運用状況により分配金額は変動します。
※上記はイメージ図であり、将来の分配金の支払いおよびその金額について示唆、保証するものではありません。
収益分配金に関する留意事項
●投資信託の分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われますので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。なお、分配金の有無や金額は確定したものではありません。
●分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益を含む売買益)を超えて支払われる場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落することになります。
また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。
分配金は、分配方針に基づき、以下の分配対象額から支払われます。
①配当等収益(経費控除後)、②有価証券売買益・評価益(経費控除後)、③分配準備積立金、
④収益調整金
上図のそれぞれのケースにおいて、前期決算日から当期決算日まで保有した場合の損益を見ると、次のとおりとなります。
ケースA:分配金受取額100円+当期決算日と前期決算日との基準価額の差 0円= 100円
ケースB:分配金受取額100円+当期決算日と前期決算日との基準価額の差▲ 50円= 50円
ケースC:分配金受取額100円+当期決算日と前期決算日との基準価額の差▲200円=▲100円
★A、B、Cのケースにおいては、分配金受取額はすべて同額ですが、基準価額の増減により、投資信託の損益状況はそれぞれ異なった結果となっています。このように、投資信託の収益については、分配金だけに注目するのではなく、「分配金の受取額」と「投資信託の基準価額の増減額」の合計額でご判断ください。
上記はイメージであり、実際の分配金額や基準価額を示唆するものではありませんのでご留意ください。
●投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部ないし全部が、実質的には元本の一部払い戻しに相当する場合があります。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。
普通分配金:個別元本(投資者のファンドの購入価額)を上回る部分からの分配金です。
元本払戻金(特別分配金):個別元本を下回る部分からの分配金です。分配後の投資者の個別元本は、元本払戻金(特別分配金)の額だけ減少します。
<参 考>CSブラジル高配当株戦略指数・CSブラジル高配当株プレミアム戦略指数の概要
CSブラジル高配当株戦略指数(円ベース)
CSブラジル高配当株プレミアム戦略指数(円ベース)
英語名称: CS Brazilian High Dividend Equity Strategy Index (JPY)
CS Brazilian High Dividend Equity Premium Strategy Index (JPY)
1.CSブラジル高配当株戦略指数は、ブラジル銀行グループの運用会社であるBB Gestao de Recursos Distribuidora de Titulos e Valores Mobiliarios S.A.(BB DTVM)の投資助言に基づき、ブラジルの証券取引所に上場するブラジルレアル建てのブラジル企業の株式のうち、市場平均よりも高い配当利回りの銘柄を中心に選定された株式ポートフォリオの株価パフォーマンスを反映するトータル・リターン株価指数です。
CSブラジル高配当株戦略指数の構成銘柄は、配当利回りに加え、利益成長性、バリュエーション、配当政策、流動性なども勘案され選定されます。原則として銘柄の選定および投資比率の決定は、月次および週次で行われます。
CSブラジル高配当株戦略指数は、各構成銘柄の各市場における株価(終値)を、米ドルについてはロンドン時間14時30分の対円スポットレートを、ブラジルレアルについてはブラジル中央銀行が提供する為替の公示レートであるPTAXの対米ドルレートを用いて、円換算したパフォーマンスを指数化したものです。
2.CSブラジル高配当株プレミアム戦略指数は、CSブラジル高配当株戦略指数のパフォーマンスと、通貨オプション戦略を実施したパフォーマンスを合計し、指数化したものです。通貨オプション戦略は、各戦略再構築日において 、期間約1か月程度、権利行使価格水準はオプション取引の取引時における為替と同じ水準(アット・ザ・マネー)のブラジルレアル買い・円売りのコール・オプションを、ブラジルレアル建資産の評価額(戦略再構築日におけるCSブラジル高配当株プレミアム戦略指数値)の50%相当分売却することを基本とします。そのため、CSブラジル高配当株プレミアム戦略指数においては、ブラジルレアルが日本円に対して下落した場合に同指数が下落するリスクがあると同時に、ブラジルレアルが日本円に対して上昇した場合に享受できる利益がCSブラジル高配当株戦略指数と比較して小さくなります。
CSブラジル高配当株戦略指数並びにCSブラジル高配当株プレミアム戦略指数の構成銘柄の配当金については随時再投資されたものとして、各指数の計算が行われます。再投資される配当金にかかる税率は、通常の配当は0%としますが、資本利子配当については15%として計算が行われます。本税率は、2013年1月31日現在の数値であり、税率の変化などに伴い変更される場合があります。
CSブラジル高配当株戦略指数並びにCSブラジル高配当株プレミアム戦略指数は、クレディ・スイス・インターナショナルにより算出され、ブルームバーグの情報端末上に日々公表されます。
c.信託金限度額
委託者は、受託者と合意のうえ、各コースにつき金1,000億円を限度として信託金を追加することができます。
委託者は、受託者と合意のうえ、上記の限度額を変更することができます。