有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第6期(2023/03/14-2024/03/11)

【提出】
2024/06/10 9:15
【資料】
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【項目】
49項目
(1)【投資方針】
(イ)当ファンドの運用方針
当ファンドは、主として2つのマザーファンドの受益証券に投資し、安定的かつ高水準の配当等収益を確保しつつ、信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。
(ロ)当ファンドの投資態度
当ファンドの純資産総額に対し、新興国債券マザーファンドの受益証券を80%、BRICS5株式マザーファンドの受益証券を20%組入れることを基本組入比率とし、当該マザーファンドそれぞれの投資対象市場に対する見通しに応じて、当該比率から概ね±10%の範囲で随時調整します。
当ファンドは、JPモルガン・アセット・マネジメント(UK)リミテッドに、当ファンドにおける各マザーファンドの受益証券への投資比率を決定する権限を委託します。JPモルガン・アセット・マネジメント(UK)リミテッドのエマージング・マーケット・アンド・アジア・パシフィック・エクイティーズ・チーム*1(以下「EMAP」といいます。)に所属するマクロ・ストラテジストは、トップダウン・アプローチ*2による定量分析*3と定性分析*3を組み合わせたファンダメンタル分析*4を行うことで、新興国市場の債券および株式について、今後の成長性の分析を行います。同チームのポートフォリオ・マネジャーはマクロ・ストラテジストの分析を基に、各マザーファンドを比較してそれぞれの市場の成長性を判断しその受益証券への投資比率を決定します。当ファンドにおいて、実際にマクロ・ストラテジストが行うファンダメンタル分析*4は、新興国市場の株式・債券の価格についての成長性の分析が主なものであり、具体的には以下のような項目に着目して当該分析を行います。
・ 新興国の経済成長率やインフレ率
・ 新興国の政策金利と国債の利回り曲線
・ 新興国株式市場と新興国債券市場との比較
*1 J.P.モルガン・アセット・マネジメント内で横断的に構成された、新興国および日本を含むアジア太平洋地域の各国への投資を担当するチームです。(以下同じ。)合わせて、後記「(3)運用体制」をご参照ください。
*2 「トップダウン・アプローチ」とは、投資銘柄を選定する際等における、経済・市場動向の予測・分析等の手法をいいます。
*3 「定量分析」とは、定量化できるデータに基づいて安全性、収益性、成長性等を分析することをいいます。また「定性分析」とは、市場の成熟度や政情安定度等、数値に表すことができない事象に基づいて投資対象の安全性、収益性、成長性等を分析することをいいます。
*4 「ファンダメンタル分析」とは、経済の基礎的条件である経済成長率、物価上昇率、国際収支等を分析して、現時点の実際の株式と債券の価値が、理論的価値と比較して相対的に割安であるか割高であるかを判断する分析手法のことをいいます。
当ファンドにおける資金流出入等*は全額、新興国債券マザーファンドの受益証券を取得または一部解約することにより対応します。これにより、資金流出入等の金額によっては、各マザーファンドの受益証券の組入比率が一時的に基本組入比率から概ね±10%の範囲を超えて乖離する場合があります。また、資金動向、市況動向、経済情勢、投資環境等の変化に対応するために、やむを得ない事情がある場合には、各マザーファンドの受益証券の組入比率を基本組入比率から概ね±10%の範囲を超えて調整することがあります。
* 「資金流出入等」とは、当ファンドの追加設定、一部解約、ならびに信託報酬等および諸経費の支弁を意味します。詳しくは、信託約款「運用の基本方針等 2.運用方法 (2)投資態度 ②」をご参照ください。
当ファンドにおける為替ヘッジについて
経済事情や投資環境の急変等が起きた場合、委託会社の運用商品管理部門に所属するポートフォリオ・マネジャーがJ.P.モルガン・アセット・マネジメントの為替部門からの情報を参考に当ファンドにおける為替ヘッジのための投資判断を行い、JPモルガン・アセット・マネジメント(アジア・パシフィック)リミテッド*(香港法人)またはJPモルガン・アセット・マネジメント(UK)リミテッドの為替取引担当部門に所属する為替取引担当者が為替ヘッジのための外国為替予約取引を執行します。
* JPモルガン・アセット・マネジメント(アジア・パシフィック)リミテッドは、J.P.モルガン・アセット・マネジメントの一員です。
資金動向、市況動向、経済情勢、投資環境等の変化に対応するために、やむを得ない事情がある場合には、前記にしたがった運用が行えないことがあります。
(ハ)マザーファンドの投資態度
各マザーファンドにおける運用のプロセスは、次のとおりです。
■GIM新興国現地通貨ソブリン・マザーファンド(適格機関投資家専用)
当マザーファンドにおける運用の指図に関する権限の委託を受けたJPMIM社は、以下のプロセスにしたがい運用を行います。
なお、資金動向、市況動向、経済情勢、投資環境等の変化に対応するために、やむを得ない事情がある場合には、以下にしたがった運用が行えないことがあります。
① 新興国各国の財政状況、財政政策、金融政策、マクロ経済指標等の各国個別の要因、および世界経済の成長性、主要国の金融政策等のグローバル要因に関する情報をもとに、債務を返済する能力、経済改革の進展度合い、総合的な信用力等、新興国の信用力を分析します。
② 前記①で分析された各国の信用力に債券の市場価格(利回り)を考慮したうえで、各国市場への資金の流出入、市場間の連動性等の市場要因を加味して検討し、国別配分を決定します。具体的には、割安と判断する国(信用力から見て利回りが高い国)の債券を多く組入れます。
③ 割安度、流動性等を勘案し、投資銘柄を選定します。その際、当マザーファンドの運用を担当するグローバル債券運用グループ*に属するエマージング債券運用チーム*は、他の運用グループまたは他の運用チームからの銘柄情報の提供を受けます。
* 詳しくは、後記「(3)運用体制 (ロ)マザーファンドの運用体制 ■GIM新興国現地通貨ソブリン・マザーファンド(適格機関投資家専用)」をご参照ください。
④ 前記②および③の結果を踏まえ選定した銘柄に投資します。投資する債券の75%以上は、新興国の現地通貨に基づく運用成果が得られるものとします。また、投資する債券の格付の平均は、BB-格(S&P社)またはBa3格(ムーディーズ社)相当*以上となるようにします。その際、構築したポートフォリオ全体において、信用リスク、金利変動リスク等が適切な水準となるように管理します。
* 運用委託先の判断により、格付を得ていない債券に投資する場合があります。投資対象となる債券の格付については、前記「1 ファンドの性格 (1)ファンドの目的及び基本的性格 (ニ)ファンドの特色 ③各マザーファンドの特徴 ■GIM新興国現地通貨ソブリン・マザーファンド(適格機関投資家専用)(f)」をご参照ください。
(ESG*投資について)
運用委託先は、当マザーファンドの運用プロセスの一環として、財務的に重要な環境、社会、ガバナンス面(企業統治)(ESG)の要素を組み入れています(これらの要素の運用プロセスへの組み入れを「ESGインテグレーション」といいます。以下同じ)。ESGインテグレーションは、銘柄分析と投資判断にESGの要素を体系的に統合するものです。運用プロセスの一環として、運用委託先のポートフォリオ・マネジャーは、環境、社会、ガバナンス面の各要素が、当マザーファンドの投資対象の発行会社または国・地域等の発行体に与える影響を評価します。運用委託先のポートフォリオ・マネジャーは、各業界の主要な投資機会とリスクを分析することで、発行会社等にかかるESGの要素のうち財務的に重要性が高い要因を特定し、当該会社等との対話に役立つ重要な問題を確認します。これらの評価は決定的なものではなく、これらの要素により悪影響を受ける可能性のある発行会社または国・地域等の発行体の有価証券に投資を行い保有することがあります。一方、当マザーファンドは、これらの要素によりプラスの影響を受ける可能性のある発行会社または国・地域等の発行体の有価証券であっても、それらを売却することや投資しないことがあります。特に、ESGインテグレーションは、当マザーファンドの投資目的を変更するものではなく、特定の業種や企業を除外したり、当マザーファンドの投資対象を制限したりするものでもありません。当マザーファンドは、特定の種類の企業もしくは投資対象を除外したい、または特定のESG目標を実現するファンドを探している投資家のために設計されているものではありません。
* 「ESG」とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を合わせたものをいいます。
当マザーファンドにおいて、外貨建資産について、その建値以外の通貨(円以外)に基づく為替リスクをヘッジするため、機動的に外国為替予約取引(直物為替先渡(NDF)取引を含みます。)を行うことがあります。
当マザーファンドのポートフォリオ・マネジャーは、JPMIM社の為替部門から提供された通貨に関する市場動向の情報を勘案し、為替ヘッジにかかる投資判断(ヘッジ対象となる通貨を含みます。)を行います。JPMIM社の為替部門は、その投資判断に基づき、外国為替予約取引(直物為替先渡(NDF)取引を含みます。)を行います。
■GIM・BRICS5・マザーファンド(適格機関投資家専用)
当マザーファンドにおける運用の指図に関する権限の委託を受けたJPモルガン・アセット・マネジメント(UK)リミテッドは、以下のプロセスにしたがい運用を行います。
なお、資金動向、市況動向、経済情勢、投資環境等の変化に対応するために、やむを得ない事情がある場合には、以下にしたがった運用が行えないことがあります。
① EMAP*1において、マクロ・ストラテジスト*2が行う各国市場におけるバリュエーション分析*3、カントリーリスク分析*3、通貨分析*3等に基づき、政治情勢や市場の成熟度等も考慮して、マクロ・ストラテジストおよびポートフォリオ・マネジャーが、BRICS5カ国および新興国株式市場全体に対するBRICS5カ国の相対的な投資魅力度について議論します。その結果として、BRICS5カ国の相対的な魅力度に応じ、5段階の国別評価(1=最も魅力的、5=最も魅力的でない)に分類します。当マザーファンドのポートフォリオ・マネジャーは、分類された国別評価を参考として基本資産配分*4からの乖離度(アクティブ・ウェイト)の方向性を確認します。
*1 後記「(3)運用体制 (ロ)マザーファンドの運用体制 ■GIM・BRICS5・マザーファンド(適格機関投資家専用)」をご参照ください。
*2 「マクロ・ストラテジスト」とは、経済環境や相場環境等様々な視点から投資環境を分析し、投資方針を提供する者をいいます。
*3 「バリュエーション分析」とは、企業の利益、資産等の企業価値に対し、株価が相対的に割安か割高かの分析をいいます。
「カントリーリスク分析」とは、国の信用力についての分析をいいます。
「通貨分析」とは、通貨の魅力度についての分析をいいます。
*4 当マザーファンドにおいては、BRICS5カ国に各20%ずつ投資することを基本とし、これを「基本資産配分」といいます。
② J.P.モルガン・アセット・マネジメントの各運用拠点に在籍する、各地域のBRICS5カ国を含めた新興国株式を担当するアナリストが、現地に密着した企業の調査を行います。
(a)アナリストは、次の2つの視点から各企業の分析を行います。
・ 定性的な投資魅力度(企業の持続的成長力):業種内での競争力、利益成長や資本構成、経営者の質、配当政策、内部統制等のコーポレート・ガバナンス(企業統治)面
・ 株価の長期的な視点からの割安度・割高度:業界全体の動向、利益成長、配当、情報の量・質をふまえた株価バリュエーションの絶対的・相対的な割高・割安感、通貨価値等
(b)前記(a)の分析に基づいて、アナリストは、事業の投資魅力度を評価し、各企業を格付けします。
③ 当マザーファンドのポートフォリオ・マネジャーが、前記①で確認した基本資産配分からの乖離度の方向性および前記②で行った個別銘柄分析の結果を踏まえて、当マザーファンドのポートフォリオを構築します。その際、業種分散や流動性等の観点からポートフォリオ全体のリスクを総合的に勘案して組入銘柄およびその比率を決定し、その結果国別配分が決定されます。また、組入銘柄およびその比率の決定の際には、J.P.モルガン・アセット・マネジメントの各社において、マザーファンドの投資対象国であるBRICS5カ国のそれぞれを担当するポートフォリオ・マネジャーの意見も参考とします。なお、組入銘柄については、上位に格付けされた銘柄を中心としますが、市場環境や売買のタイミング、流動性等の理由により、格付けが上位の銘柄の非保有や、格付けが下位の銘柄の保有が生じる場合があります。
当マザーファンドのポートフォリオ・マネジャーは、ポートフォリオの構築にあたり、経済事情や投資環境の急変等が起きた場合に、株式組入れ比率を落とすべきかを判断し、必要に応じてキャッシュ比率を引き上げます。
(ESG*投資について)
運用委託先は、当マザーファンドの運用プロセスの一環として、財務的に重要な環境、社会、ガバナンス面(企業統治)(ESG)の要素を組み入れています(これらの要素の運用プロセスへの組み入れを「ESGインテグレーション」といいます。以下同じ)。ESGインテグレーションは、銘柄分析と投資判断にESGの要素を体系的に統合するものです。運用プロセスの一環として、運用委託先のポートフォリオ・マネジャーは、環境、社会、ガバナンス面の各要素が、当マザーファンドの投資対象の発行会社または国・地域等の発行体に与える影響を評価します。運用委託先のポートフォリオ・マネジャーは、各業界の主要な投資機会とリスクを分析することで、発行会社等にかかるESGの要素のうち財務的に重要性が高い要因を特定し、当該会社等との対話に役立つ重要な問題を確認します。これらの評価は決定的なものではなく、これらの要素により悪影響を受ける可能性のある発行会社または国・地域等の発行体の有価証券に投資を行い保有することがあります。一方、当マザーファンドは、これらの要素によりプラスの影響を受ける可能性のある発行会社または国・地域等の発行体の有価証券であっても、それらを売却することや投資しないことがあります。特に、ESGインテグレーションは、当マザーファンドの投資目的を変更するものではなく、特定の業種や企業を除外したり、当マザーファンドの投資対象を制限したりするものでもありません。当マザーファンドは、特定の種類の企業もしくは投資対象を除外したい、または特定のESG目標を実現するファンドを探している投資家のために設計されているものではありません。
* 「ESG」とは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を合わせたものをいいます。
当マザーファンドにおいては、為替ヘッジは一切行いません。
<当ファンドまたは各マザーファンドにおいて行われることがある、投資者の利益を害することとなる潜在的なおそれのある取引の内容、および当該取引が投資者の利益を害しないことを確保するための措置>委託会社および運用委託先(以下「委託会社等」という場合があります。)は、当ファンドまたは各マザーファンドにおいて、自己または第三者の利益を図るために投資者の利益を害することとなる潜在的なおそれのある取引を行うことがあり、それらの内容は後記の「JPモルガン・アセット・マネジメントにおける利益相反の開示について」をご覧ください。委託会社等は、当該取引が投資者の利益を害しないことを確保するための措置として、社内規程等を制定してそれにしたがった管理を行うとともに、社内規程等の遵守状況についてモニタリングを必要に応じて行っています。

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