(1)変更理由
当社は、2025年10月30日付、「第三者割当による第9回新株予約権の発行に関するお知らせ」にて発表のとおり、当社グループの持続的成長に向けた経営課題として、①事業ポートフォリオの強化、②人材の確保と育成、③事業規模の拡大を掲げました。特に、①事業ポートフォリオの強化、及び③事業規模の拡大のさらなる推進を図るべく、既存主力事業であるリアルエステート事業に対し、蓄電所開発事業やホテル事業といった、第2、第3の収益の柱となる事業候補を選別し、当社グループの将来にわたっての安定的な収益源としてさらに大きく育てることを目的として、本新株予約権による資金調達を実施することを公表いたしました。加えて、当社は現在のビットコインをはじめとする暗号資産が米ドルや金(ゴールド)と並ぶ世界の基軸資産とする世界の潮流は不可逆的であり、中長期的にその存在感はさらに高まり、対日本円での価値上昇余地が十分にあると考え、財務資産(資産ポートフォリオの一部、インフレヘッジ・資産保全等)の一部として本新株予約権の行使資金の一部を当該暗号資産の保有に充当することを公表いたしました。暗号資産の取得に際し、リスクとして (1)価格変動リスク(2)法規制リスク(3)セキュリティリスク(4)会計・税務リスク(5)投資家・ステークホルダーとの関係悪化リスクを想定しており、リスク管理方法として(1)リスク許容度に応じた保有戦略(2)内部統制・ガバナンス体制の整備および強化(3)監査法人・税理士・暗号資産の専門家アドバイザーとの事前協議、合意形成(4)情報開示体制の強化(5)法令順守と登録業者との取引を掲げております。これに対し、本新株予約権の発行決議を行った2025年10月30日以降の購入予定暗号資産の価格変動が想定を超えて大きく、将来の購入を見据えた財務リスク低減のため、調達予定の財務資産のポートフォリオの見直しを、暗号資産や金(ゴールド)についての見識、知見の詳しい外部の専門家や有識者との協議を含め、慎重に検討いたしました。これにより、金地金やプラチナといった、貴金属商品の価格は比較的安定しており、また、仮想通貨と同様に、ブロックチェーン技術を用いた新規事業領域への展開も検討可能であることから、本新株予約権の行使により調達する資金のうち、暗号資産の取得資金4,215百万円の一部を金(ゴールド)の取得資金とすることとしました。今回の資金使途の変更は、リスク低減を目的としたポートフォリオの追加によるものであります。暗号資産の取得資金の一部を、価格変動が相対的に小さい金(ゴールド)へ振り分けることが、株主価値保全の観点から妥当であると判断いたしました。これにより、「暗号資産+金(ゴールド)」の組み合わせによる分散投資として慎重に運用を開始することといたしました。本資金使途の変更により、中長期的な価格変動リスクの低減を通じた財務体質の安定性の強化を図るとともに、短期的な事業資金ニーズにも対応可能な流動性の向上が見込まれます。これにより、当社グループにおける事業拡大および収益機会の改善を促進し、結果として当社の中長期的な企業価値の向上に寄与するものと考えております。なお、当社の暗号資産の運用方針、運用益3%の確保およびROEを3倍とする経営目標については、従来から変更はありません。今後の資産運用においては、安定性の高い金(ゴールド)を選択肢の一つとして加えることで、これら経営目標の達成確度を一層高めてまいります。
(2)資金使途変更の概要
2026/05/15 16:00