有価証券報告書-第75期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
わが国経済は、政府主導による景気の各種刺激策により、輸出企業を中心とした企業業績が回復基調に向かう一方で、消費増税や円安等の影響によって個人消費は未だ回復途上であり、依然として予断を許さない状況が継続しております。
このような環境の下、当社グループでは、社会環境や事業環境の変化に応じた消費者ニーズを捉え、その時代に求められている商品やサービスをスピード感をもって提供してまいります。中期経営計画「CNV2015」の最終年度の目標達成は厳しい状況ではありますが、この目標に向かって各種施策を着実に実行するとともに、商品力とコスト競争力を強化し、企業ブランドのさらなる向上に努め、ナショナルブランドメーカーとしての地位を堅固なものとしてまいります。
また、海外市場につきましては、既に日本において和牛の輸出認定工場を保有するなど現時点では優位な状況にありますが、今後の海外市場では厳しい競争環境となることが見込まれることから、今回子会社化したアンズコフーズ社が有する安定した世界的顧客基盤をより有効活用し、海外市場における当社グループのプレゼンスを高めていくことで、企業価値向上を図ってまいります。
[目標とする経営指標と中期的な経営戦略]
当社グループは平成23年度から平成27年度までの5ヵ年のグループ中期経営計画「CNV2015」を策定いたしました。定量目標といたしましては平成27年度の連結売上高5,300億円、連結経常利益160億円、連結売上高経常利益率3%をグループ目標としております。
5ヵ年グループ中期経営計画は「構造改革」と「成長戦略」の2つの基本戦略から構成されております。抜本的な構造改革によりコスト競争力を強化し、その上で成長戦略に取組んでまいります。
<経営ビジョン>アジアの中で最も信頼される食肉加工メーカーになる
<中期経営方針>・コンプライアンス体制のさらなる充実
あらゆる企業活動の大前提はコンプライアンスであるとの考えのもと、引き続き体制の充実を図ってまいります。同時にコーポレート・ガバナンス強化の観点から、業務執行に対する監督機能の一層の強化を図るとともに、経営の透明性をより高めることを目的として、社外取締役を導入しております。
・人材の育成
中長期的な人材育成の見地に基づき、従来から取り組んでおりました戦略的な人材育成を行うための異動ローテーションを確実に実施するとともに、各種教育プログラムの充実によって人材力の強化を推進してまいります。また、ワークライフバランスを積極的に推進していくことで、「働き方」の改革を推し進め、さらには、女性が活躍できる社内環境整備・風土の醸成を行うことで、女性の活躍を推進し、女性リーダー層の育成強化へもつなげてまいります。
・営業力・生産力をはじめとする現場力の強化
現場こそがメーカーにとって価値を生み出すところであります。それぞれの現場に熟練のプロがいて、圧倒的な生産性と競争力を持ち、同時に仕組みや組織を目的に合わせ自発的に改善、改革していく、そのような現場の力を強化してまいります。
・お客様目線での商品開発を伴うマーケティング力の強化
市場の変化、お客様の変化を半歩でも先取りし需要を創造する、すなわち新しい価値を創造することがこれからのメーカーにとり最も重要な課題になります。商品開発・マーケティング部門に有能な人材を投入することで、コンシュマー商品に加え、中食・外食チャネルを強化すべく、食肉から加工食品まで多岐にわたる業務用商品の開発力をスピーディーに行える体制を整備し、商品開発力・マーケティング力を強化してまいります。
・コスト競争力の強化
組織及び関連会社の見直し、国内外の生産基地の見直し、人事制度改革などの抜本的な構造改革により無駄や贅肉を落とし、より強い筋肉質の厳しい経済環境の中でも成長をしつづけられる企業体質にしてまいります。
<事業戦略>・全社戦略
当社は、ニュージーランドの大手食肉会社であるアンズコフーズ社を子会社化し、「アジアで最も信頼される食肉加工メーカーになる」大きな一歩を踏み出しました。今後、アンズコフーズ社の供給力を活かして成長著しいアジア市場を筆頭とした海外市場に本格的に進出することで、当社グループの更なる企業価値向上に取り組んでまいります。また、国内市場においては、目黒事務所に「伊藤ハムクリエーションラボ」を開設し、引き続き成長が見込まれる中食・外食チャネルに対する商品開発力を強化し、更なる売上拡大を図ってまいります。
・加工食品事業
Re・ブランディングにより昨年発売した「The GRAND アルトバイエルン」の更なる認知度向上を図りつつ、ギフト商品を含むナショナルブランド品の販売拡大を目的に「伊藤ハムブランド」を強化・向上してまいります。
・食肉事業
食肉バリューチェーンの創造と拡大を図るため、バリューチェーンの川上となる国内外の畜産事業を拡大し安定的な供給力を確保し販売の拡大を図ります。また、アンズコフーズ社が得意とする北米・欧州市場に加え、今後の成長が期待されるアジア市場において積極的に拡販を行ってまいります。
・海外事業
当社、三菱商事㈱、米久㈱3社の共同出資の投資会社であるMIY㈱を通じた中国における合弁事業を通じて食肉生産・加工品事業を引き続き推進していくとともに、ASEAN諸国のハブとなるタイでの高級ハム・ソーセージ市場への取り組みを更に強化いたします。また、ニュージーランドのアンズコフーズ社の各国への販売ネットワークを活用し、積極的かつスピード感をもって販売を強化してまいります。
なお、文中における将来に関する事項及び経営指標等につきましては、当社グループが判断した一定の前提に基づいたものであります。これらの記載は、実際の結果と異なる可能性があり、その達成を保証するものではありません。
このような環境の下、当社グループでは、社会環境や事業環境の変化に応じた消費者ニーズを捉え、その時代に求められている商品やサービスをスピード感をもって提供してまいります。中期経営計画「CNV2015」の最終年度の目標達成は厳しい状況ではありますが、この目標に向かって各種施策を着実に実行するとともに、商品力とコスト競争力を強化し、企業ブランドのさらなる向上に努め、ナショナルブランドメーカーとしての地位を堅固なものとしてまいります。
また、海外市場につきましては、既に日本において和牛の輸出認定工場を保有するなど現時点では優位な状況にありますが、今後の海外市場では厳しい競争環境となることが見込まれることから、今回子会社化したアンズコフーズ社が有する安定した世界的顧客基盤をより有効活用し、海外市場における当社グループのプレゼンスを高めていくことで、企業価値向上を図ってまいります。
[目標とする経営指標と中期的な経営戦略]
当社グループは平成23年度から平成27年度までの5ヵ年のグループ中期経営計画「CNV2015」を策定いたしました。定量目標といたしましては平成27年度の連結売上高5,300億円、連結経常利益160億円、連結売上高経常利益率3%をグループ目標としております。
5ヵ年グループ中期経営計画は「構造改革」と「成長戦略」の2つの基本戦略から構成されております。抜本的な構造改革によりコスト競争力を強化し、その上で成長戦略に取組んでまいります。
<経営ビジョン>アジアの中で最も信頼される食肉加工メーカーになる
<中期経営方針>・コンプライアンス体制のさらなる充実
あらゆる企業活動の大前提はコンプライアンスであるとの考えのもと、引き続き体制の充実を図ってまいります。同時にコーポレート・ガバナンス強化の観点から、業務執行に対する監督機能の一層の強化を図るとともに、経営の透明性をより高めることを目的として、社外取締役を導入しております。
・人材の育成
中長期的な人材育成の見地に基づき、従来から取り組んでおりました戦略的な人材育成を行うための異動ローテーションを確実に実施するとともに、各種教育プログラムの充実によって人材力の強化を推進してまいります。また、ワークライフバランスを積極的に推進していくことで、「働き方」の改革を推し進め、さらには、女性が活躍できる社内環境整備・風土の醸成を行うことで、女性の活躍を推進し、女性リーダー層の育成強化へもつなげてまいります。
・営業力・生産力をはじめとする現場力の強化
現場こそがメーカーにとって価値を生み出すところであります。それぞれの現場に熟練のプロがいて、圧倒的な生産性と競争力を持ち、同時に仕組みや組織を目的に合わせ自発的に改善、改革していく、そのような現場の力を強化してまいります。
・お客様目線での商品開発を伴うマーケティング力の強化
市場の変化、お客様の変化を半歩でも先取りし需要を創造する、すなわち新しい価値を創造することがこれからのメーカーにとり最も重要な課題になります。商品開発・マーケティング部門に有能な人材を投入することで、コンシュマー商品に加え、中食・外食チャネルを強化すべく、食肉から加工食品まで多岐にわたる業務用商品の開発力をスピーディーに行える体制を整備し、商品開発力・マーケティング力を強化してまいります。
・コスト競争力の強化
組織及び関連会社の見直し、国内外の生産基地の見直し、人事制度改革などの抜本的な構造改革により無駄や贅肉を落とし、より強い筋肉質の厳しい経済環境の中でも成長をしつづけられる企業体質にしてまいります。
<事業戦略>・全社戦略
当社は、ニュージーランドの大手食肉会社であるアンズコフーズ社を子会社化し、「アジアで最も信頼される食肉加工メーカーになる」大きな一歩を踏み出しました。今後、アンズコフーズ社の供給力を活かして成長著しいアジア市場を筆頭とした海外市場に本格的に進出することで、当社グループの更なる企業価値向上に取り組んでまいります。また、国内市場においては、目黒事務所に「伊藤ハムクリエーションラボ」を開設し、引き続き成長が見込まれる中食・外食チャネルに対する商品開発力を強化し、更なる売上拡大を図ってまいります。
・加工食品事業
Re・ブランディングにより昨年発売した「The GRAND アルトバイエルン」の更なる認知度向上を図りつつ、ギフト商品を含むナショナルブランド品の販売拡大を目的に「伊藤ハムブランド」を強化・向上してまいります。
・食肉事業
食肉バリューチェーンの創造と拡大を図るため、バリューチェーンの川上となる国内外の畜産事業を拡大し安定的な供給力を確保し販売の拡大を図ります。また、アンズコフーズ社が得意とする北米・欧州市場に加え、今後の成長が期待されるアジア市場において積極的に拡販を行ってまいります。
・海外事業
当社、三菱商事㈱、米久㈱3社の共同出資の投資会社であるMIY㈱を通じた中国における合弁事業を通じて食肉生産・加工品事業を引き続き推進していくとともに、ASEAN諸国のハブとなるタイでの高級ハム・ソーセージ市場への取り組みを更に強化いたします。また、ニュージーランドのアンズコフーズ社の各国への販売ネットワークを活用し、積極的かつスピード感をもって販売を強化してまいります。
なお、文中における将来に関する事項及び経営指標等につきましては、当社グループが判断した一定の前提に基づいたものであります。これらの記載は、実際の結果と異なる可能性があり、その達成を保証するものではありません。