このような状況の中で、当社グループはコア事業である印刷インキ事業において、各拠点での拡販に注力するとともに、環境に配慮した安全・省エネ志向製品や顧客ニーズに応じた地域密着型製品の開発、TPM活動の深化による生産性向上などに取り組みました。また、印刷インキの一部の原材料につきましては、感染症の影響や中国における環境規制の強化により、供給不足や価格の高騰が生じていることから、サプライチェーンの安定化やコスト削減の推進に取り組みました。一方、機能性材料事業では、インクジェットインキをはじめとして、トナー、カラーフィルター用顔料分散液などの開発・拡販に取り組みました。
売上高は、パッケージ関連の印刷インキは欧米で順調に拡販が進んだものの、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、印刷情報関連の印刷インキや機能性材料のデジタル印刷材料が低調であったことなどから、1,194億1千7百万円(前年同期比4.2%減少)となりました。
利益面では、印刷インキ事業において、パッケージ関連の販売数量の増加に加え、コスト削減が寄与したことなどから、営業利益は49億7千5百万円(前年同期比2.0%増加)となりました。経常利益は、ブラジルレアルなどの現地通貨安の進行により多額の為替差損が発生し、持分法による投資損益も悪化したことなどから、48億6千1百万円(前年同期比13.1%減少)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は29億6千1百万円(前年同期比15.3%減少)となりました。
2020/11/13 15:29