このような経済環境下、わが国の医薬品業界を取り巻く環境も、特許切れ、新薬開発効率の低下、薬剤費高騰に対する薬価抑制圧力の高まりなどで大きく変化しております。製薬会社同士の共同開発はもとより、他社の持つ貴重な研究開発情報・データ・開発手法などのノウハウを買収により一括取得し新薬開発を加速させようとする動きは大手製薬会社を中心に当面衰えることはないと考えます。また、研究開発の手法も従来の研究者個人の知識や経験に依存する方法から、AIによる医療のビッグテータの解析などIT技術を駆使した新たなアプローチによる効率的な方法にも注目が集まっており、今後はIT企業との協業が具体化してくるものと思われます。
このような経済環境の中、当社の当事業年度の売上高は北京泰德制药股份有限公司(以下、北京泰徳製薬と称します)との包括的支援契約に基づく報酬等により37,885千円(前期比25.4%減)となりました。販売費及び一般管理費は共同開発費用の発生等により675,487千円(前期比17.9%増)となったため、営業損失は638,630千円(前期比18.6%損失増)となりました。しかしながら、北京泰徳製薬の受取配当金が2,113,660千円と前期に引き続き高水準であったことから、経常利益1,496,628千円(前期比17.6%減)、当期純利益1,126,100千円(前期比20.0%減)といずれも減益ながら好決算となりました。
創薬事業における現在開発中のパイプラインの状況は次のとおりであります。
2018/06/27 9:02