当第1四半期連結累計期間(平成28年1月1日~平成28年3月31日)のわが国経済は、政府の各種政策と日銀の金融緩和政策を背景に企業業績や雇用環境が改善し、景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、世界経済の減速懸念が高まり、また資源価格が下落するなど国内外ともに景気の先行きに不透明感が強まりました。一方、当社業績に大きく影響する原油相場は需給の緩み等を背景に下落基調を強め、2月中旬には米国WTI 原油が26ドル/バレル台、東南アジア産原油は22ドル/バレル台をつけるに至りましたが、以降は徐々に上昇し3月末には米国WTI 原油が38ドル/バレル台、東南アジア産原油は33ドル/バレル台を回復しました。また、外国為替相場は年初の120円/ドルから3月末にかけて112円/ドル前後に円高が進行しました。
このような状況の中で、ワックス販売は国内販売が高機能製品を中心に堅調を持続しましたが輸出販売では安価な中国品との競争激化等が響き、販売数量では前年同期に比較して837トン減の17,306トン、販売高で593百万円減の4,361百万円の実績、重油販売は火力発電用需要が漸減する中、重油製造量のミニマイズ化を進めた結果、販売数量では24,618キロリットル減の51,720キロリットル、販売高では重油価格が原油価格に連動して大幅に下落したため2,209百万円減の1,471百万円の実績となり、売上高はその他商品を含めて2,788百万円減の5,876百万円となりました。一方、損益面においては前期後半からの原油価格下落に伴う高値在庫や棚卸資産評価損等の減益要因はあるものの、前期から進めてきました新原料下の安定操業とワックスの効率生産、採算販売、固定費の削減等に鋭意取り組み、当社単体では前期の第4四半期会計期間に引続き営業利益、経常利益および純利益で黒字を計上しました。また、当期より連結決算の対象となりましたテクノワックス㈱は高機能製品の受託が順調に推移し黒字を計上しております。平成27年8月に竣工し現在、本格稼働に向けて鋭意取り組んでおりますNippon Seiro (Thailand)Co.,Ltd.を含めた当第1四半期連結累計期間では営業利益は71百万円の黒字を計上しましたが、Nippon Seiro (Thailand)Co.,Ltd.の創業費用等により経常利益は△27百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は△61百万円となりました。
(2)財政状態の分析
2016/05/13 10:17