四半期報告書-第58期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)

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2014/11/14 9:07
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文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間の我が国経済は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動も和らぎ、弱さも見られるものの、緩やかな回復基調が続いています。先行きについては、当面、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、弱さが残るものの、緩やかに回復していくことが期待されます。しかしながら、駆け込み需要の反動の長期化や海外景気の下振れなどがわが国の景気を下押しするリスクとされ、先行きは依然として不透明な状況が残っております。
このような状況の中で、国内砥石製造・販売事業は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動も残る中、国内向け砥石販売は堅調に推移し、仕入砥石合算で前年同期比増収となりました。一方、インドネシア向けを中心とする輸出は、インドネシア大統領選挙期間中は国内経済減速の影響を受け、さらに選挙期間終了後も、インドネシア国内における在庫調整の影響が続き、前年同期比減収となりました。
製品商品販売事業は、緩やかに増加する生産活動や好調な建設需要を背景に、売上高は前年同期比増収となりました。商品別の売上も、砥石、機械工具、研磨材商品及び消耗品いずれも増加しております。
海外砥石製造・販売事業は、売上高は前年同期に比べ減収となりました。これは、輸出売上、中でも中東、ヨーロッパ向けの減収によるものであります。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は7,588,177千円となり、前年同期比255,801千円(3.3%)減収となりました。
連結売上原価については、前年同期比、生産数量が減少し、原材料費が上昇するなか、昨年実施した砥石販売価格改定や海外砥石製造・販売事業における為替レートの影響などにより、原価率は前年同期比2.6ポイント改善いたしました。
その結果、連結営業利益は238,059千円となり、前年同期比128,431千円(117.2%)の増益となりました。
連結経常利益は、240,427千円となり、前年同期比171,503千円(248.8%)の増益となりました。
連結四半期純利益は、135,568千円となり、前年同期比114,061千円(530.4%)の増益となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 国内砥石製造・販売事業
国内砥石製造・販売事業は、国内向け砥石販売が消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動影響が残る中、インドネシア向け輸出も、大統領選挙期間中の国内経済の減速により減少したため、売上高は1,882,247千円となり、前年同期比125,244千円(6.2%)減収となりました。
国内の砥石製造部門における売上高は1,488,347千円となり前年同期比167,959千円(10.1%)減収となりました。うち、国内向けの砥石売上高は733,967千円となり前年同期比ほぼ横這いとなりましたが、海外向け砥石売上高はインドネシア向け砥石輸出の減少により754,380千円となり前年同期比168,312千円(18.2%)減収となりました。
ガラスクロスのプリプレグ部門の売上高は、砥石用ガラスクロスの販売、炭素繊維の樹脂処理加工売上共に堅調に推移し169,257千円となり、前年同期比34,531千円(25.6%)増収となりました。
仕入砥石の売上高は、195,507千円となり前年同期比18,707千円(10.6%)増収となりました。
利益面では、原材料価格の高騰などで収益が圧迫されるなか、昨年実施した砥石販売価格改定などの影響などにより、セグメント利益は前年同期比4,234千円(2.2%)増益の199,636千円となりました。
② 製品商品販売事業
製品商品販売事業は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の影響が残るなか、緩やかに増加する生産活動や好調な建設需要を背景に、売上高は3,922,255千円となり、前年同期比325,399千円(9.0%)の増収となりました。
セグメント利益は、増収により前年同期比53,263千円改善し30,037千円となりました。
③ 海外砥石製造・販売事業
海外砥石製造・販売事業は、輸出売上、中でも中東、ヨーロッパ向けの売上が前年同期に比べ減少したことなどにより、売上高は1,783,675千円となり、前年同期比455,956千円(20.4%)の減収となりました。
但し、利益面では、製品価格転嫁や原価低減策を進めると共に、タイバーツの対ドル為替レートが前年同期比通貨安で推移した影響で粗利率を押し上げた結果、セグメント利益は、前年同期比164,537千円増益の61,995千円となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間の資産合計は16,275,635千円となり、前連結会計年度に比べ256,835千円減少いたしました。
流動資産は、7,730,219千円となり69,235千円減少いたしました。
主な要因は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の影響を受け、売上債権が前連結会計年度に比べ、433,461千円減少する一方、前期末、駆け込み需要への対応で棚卸資産が減少したことによる反動で、当第2四半期連結会計期間末の棚卸資産が242,497千円増加、現金及び預金が72,202千円増加したことなどによるものです。
固定資産は、8,545,416千円となり187,599千円減少いたしました。その内訳として、主に製品商品販売事業における販売管理システム導入により、ソフトウエア仮勘定が108,928千円増加したことなどにより無形固定資産は342,616千円となり73,379千円増加する一方、有形固定資産は、7,690,503千円となり229,147千円減少、投資その他の資産は、512,295千円となり31,831千円減少いたしました。
当第2四半期連結会計期間の負債合計は6,955,000千円となり、前連結会計年度に比べ312,758千円減少いたしました。
流動負債は、4,856,326千円となり46,976千円減少いたしました。
主な要因は、短期借入金が30,400千円増加する一方で、製品商品販売事業の前期末仕入れが増加した影響により仕入債務が77,375千円減少したことによるものであります。
固定負債は2,098,674千円となり265,781千円減少いたしました。
主な要因は、長期借入金の減少によるものであります。
当第2四半期連結会計期間の純資産合計は9,320,635千円となり、前連結会計年度に比べ55,922千円増加いたしました。
主な要因は、配当金を49,130千円支出、為替換算調整勘定が32,552千円減少する一方、四半期純利益を135,568千円計上したことなどによるものであります。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度の50.9%から52.0%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前連結会計年度に比べ72,202千円増加して1,673,018千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間の営業活動によって得られた資金は、前第2四半期連結累計期間に比べ191,591千円増加して583,135千円になりました。
主な要因は、税金等調整前四半期純利益が243,013千円、減価償却費を306,633千円計上に加え、売上債権の減少により419,019千円増加いたしました。一方で、仕入債務の減少により70,680千円減少、たな卸資産の増加により229,117千円減少したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用された資金は、前第2四半期連結累計期間に比べ132,323千円減少し184,214千円になりました。
主な要因は、有形固定資産の取得による支出114,594千円、ソフトウエアの取得による支出82,474千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、前第2四半期連結累計期間に比べ424,603千円増加して325,008千円となりました。
主な要因は、長期借入の返済が284,124千円、配当金を49,220千円支払したことなどによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は13,816千円となり、前年同期比129千円減少いたしました。
研究開発費の主な内容は、国内砥石製造・販売事業においての砥石開発に伴う支出であります。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間において、生産、販売及び仕入の実績の状況が著しく増減しております。
生産実績及び販売実績については、海外砥石製造・販売事業において、中東、ヨーロッパ向けの砥石販売が減少したことによるものであります。
また、商品仕入実績については、製品商品販売事業において、販売が増加したことによるものであります。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループを取り巻く事業環境は、国内砥石製造・販売事業の主力製品である砥石の需要が、産業界の生産活動や設備投資の動向に大きな影響を受けますが、将来の国内市場に大きな伸びは期待できません。かつ国内市場、海外市場における価格競争が激しく、採算性が低下しております。また砥石の主要原材料である砥粒やフェノール樹脂等の仕入れ価格が上昇しており、コストアップを合理化・省力化・製品価格転嫁などにより吸収し、利益確保を図ります。
(8) 経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めていますが、産業の空洞化・溶接技術の進歩などからくる構造的要因により、国内の砥石需要の大きな伸びは期待しがたく、また輸出につきましても内外価格差により、業容拡大と採算向上が困難な状況にあり、今後ともさらに厳しさを増すものと予想しております。
当社グループにおきましては、砥石製造・販売事業のさらなる競争力・収益力強化体制の構築を目指してタイ王国の生産子会社との生産連携を高め、内外合算での生産能力拡大や合理化、省力化によるコスト低減に加え、差別化製品と価格競争品との2極化販売体制を促進しつつ、海外の有望マーケットの開拓に向けて三菱商事㈱との連携を高め、積極的なグローバル展開を目指しています。
今後、当社グループと致しましては、「砥石製造・販売事業」の市場シェア拡大により企業価値を更に高めていく必要があり、次の4つの課題「業績の向上」「コスト削減」「財務体質の強化」「組織・社員の活性化」をより一層進めて参ります。

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