有価証券報告書-第120期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループは従業員一人ひとりの心の拠りどころとして、下記の経営理念を定め、社会にとって有益な価値の提供を目指してまいります。
①東洋鋼鈑は永続的に有益な価値を提供し、地球環境や社会の進歩に貢献します。
②東洋鋼鈑はすべての社員が豊かな社会生活を営む環境を作ります。
③東洋鋼鈑は常に新しい技術の可能性を追求し、成長する企業であり続けます。
(2) 経営戦略等
当社グループは、平成28年度から3ヶ年のグループ中期経営計画「TK WORKS 2018」をスタートさせました。
①中期経営計画の基本方針
・既存事業の収益性の改善により経営基盤の強化を図り、V字回復を達成します。
・前中期経営計画における投資のリターンを確保するとともに、成長戦略であるグローバル市場への更なる事業展開と研究開発の強化により、新規事業の創出を継続して推進します。
・東洋製罐グループ各社との一層の連携強化により、事業領域の拡大を図ることで、グループ全体の企業価値向上に貢献します。
・事業環境の変化に柔軟に対応し、新たな価値を創造する人材の育成に努めます。
②事業戦略
1) 鋼板関連事業
・当社独自の技術を活かしたラミネート材・表面処理材の機能性向上、適用分野の拡大に努めます。
・合弁会社TOSYALI TOYO CELIK ANONIM SIRKETI(Tosyali Toyo Steel CO. INC.)において、冷延鋼板及び表面処理鋼板製造工場を立ち上げて、MENA(中東・北アフリカ)などの成長市場への展開を着実に進めます。
・東洋製罐グループ各社との技術連携を深めることで、グループリソースを最大限に活用し、新たな金属容器の開発に取り組みます。
2) 機能材料関連事業(磁気ディスク用アルミ基板、光学用機能フィルム)
・徹底した生産プロセスの改善によるコストダウンを進めるとともに、品質レベルの向上を図り、市場での存在価値を高めてまいります。
・顧客ニーズに的確に応えるとともに、新規市場の開拓に積極的に取り組み、事業規模の拡大を図ります。
3) 機械関連事業
・多様化する市場ニーズに即応すべく、製品開発力の強化を図るとともに、既存製品の機能を向上させることで、高付加価値製品を提供してまいります。
・株式会社富士テクニカ宮津が保有する金型技術及び自動車業界に関する知見を活かし、自動車産業分野への事業展開を強化してまいります。
4) 新規事業
・体外診断用医薬品(DNAチップ)の事業化を足掛かりに、一層の研究開発に取り組み、ライフサイエンス分野への事業展開を推進してまいります。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
中期経営計画における目標は以下のとおりです。
①3ヶ年損益目標(連結)
(単位:億円)
②セグメント別数値目標(連結)
1)鋼板関連事業 (単位:億円)
2)機能材料関連事業
3)機械関連事業
(4) 経営環境、事業上及び財務上の対処すべき課題
中期経営計画「TK WORKS 2018」の初年度は、機能材料関連事業における磁気ディスク用アルミ基板の高品質化に伴う生産性の低下や機械関連事業における自動車用プレス金型の外注費用の増加などにより、売上高及び損益面で目標の達成には至りませんでした。
中期経営計画「TK WORKS 2018」の2年目となる平成29年度において、当社グループは、本計画の基本方針に掲げた既存事業の収益性の改善による経営基盤の強化及び前中期経営計画における投資のリターンの確保等を軸に、各事業における以下の重点施策を着実に実行することにより、収益のV字回復を達成し中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
①鋼板関連事業
・海外市場への展開加速
国内における市場規模が縮小傾向にあるなか、当社独自の技術を活かしたラミネート材や表面処理鋼板等の高機能・高付加価値製品の海外展開を加速させ、収益基盤の拡大を図ってまいります。
・トルコ共和国での製造工場の操業支援
トルコ共和国の合弁会社TOSYALI TOYO CELIK ANONIM SIRKETI(Tosyali Toyo Steel CO.INC.)においては、建設中であった鋼板製造工場の設備据付が完了し、一部の品種で製造販売を開始しております。同社の早期安定稼働に向け、引き続き生産面及び販売面を支援することで、トルコ国内をはじめ中東・アフリカ・欧州などの成長市場への展開を着実に推進してまいります。
・国内製造拠点の収益力強化
生産プロセスの改革の一層の推進により、リードタイムの短縮及び競争力のある製品の安定供給を実現するとともに徹底的なコストダウンに努め、収益基盤の強化を図ってまいります。
②機能材料関連事業
<磁気ディスク用アルミ基板>ハードディスクドライブ市場は、データセンター向けサーバー用などの大容量領域での需要が堅調に推移することが見込まれ、情報量の増加に伴い品質要求が更に高まるなか、独自の技術開発による品質優位性を確保しつつ、コストダウンを推進し市場における存在価値を高めてまいります。
<光学用機能フィルム>ディスプレイの大型化に伴い、需要は緩やかに伸長していくことが見込まれており、より一層生産性を高めコスト競争力の強化を図り、販売数量の拡大に努めてまいります。
③機械関連事業
・高付加価値製品の展開強化
製品開発力の強化により既存製品の差別化・高付加価値化を推進することで、収益性の向上を図るとともに新規顧客の開拓に努めてまいります。
・株式会社富士テクニカ宮津の操業最適化
市場環境の変化が激しい自動車業界への対応力を強化するために、受注と生産のバランスの最適化を図ってまいります。
④新規事業
・DNAチップの事業展開の推進
平成28年12月に薬事承認を取得した遺伝子解析キット「ジーンシリコンDNAチップキットUGT1A1」の上市により事業化への一歩を踏み出すとともに、新たなチップの開発を加速させてまいります。
(1) 経営方針
当社グループは従業員一人ひとりの心の拠りどころとして、下記の経営理念を定め、社会にとって有益な価値の提供を目指してまいります。
①東洋鋼鈑は永続的に有益な価値を提供し、地球環境や社会の進歩に貢献します。
②東洋鋼鈑はすべての社員が豊かな社会生活を営む環境を作ります。
③東洋鋼鈑は常に新しい技術の可能性を追求し、成長する企業であり続けます。
(2) 経営戦略等
当社グループは、平成28年度から3ヶ年のグループ中期経営計画「TK WORKS 2018」をスタートさせました。
①中期経営計画の基本方針
・既存事業の収益性の改善により経営基盤の強化を図り、V字回復を達成します。
・前中期経営計画における投資のリターンを確保するとともに、成長戦略であるグローバル市場への更なる事業展開と研究開発の強化により、新規事業の創出を継続して推進します。
・東洋製罐グループ各社との一層の連携強化により、事業領域の拡大を図ることで、グループ全体の企業価値向上に貢献します。
・事業環境の変化に柔軟に対応し、新たな価値を創造する人材の育成に努めます。
②事業戦略
1) 鋼板関連事業
・当社独自の技術を活かしたラミネート材・表面処理材の機能性向上、適用分野の拡大に努めます。
・合弁会社TOSYALI TOYO CELIK ANONIM SIRKETI(Tosyali Toyo Steel CO. INC.)において、冷延鋼板及び表面処理鋼板製造工場を立ち上げて、MENA(中東・北アフリカ)などの成長市場への展開を着実に進めます。
・東洋製罐グループ各社との技術連携を深めることで、グループリソースを最大限に活用し、新たな金属容器の開発に取り組みます。
2) 機能材料関連事業(磁気ディスク用アルミ基板、光学用機能フィルム)
・徹底した生産プロセスの改善によるコストダウンを進めるとともに、品質レベルの向上を図り、市場での存在価値を高めてまいります。
・顧客ニーズに的確に応えるとともに、新規市場の開拓に積極的に取り組み、事業規模の拡大を図ります。
3) 機械関連事業
・多様化する市場ニーズに即応すべく、製品開発力の強化を図るとともに、既存製品の機能を向上させることで、高付加価値製品を提供してまいります。
・株式会社富士テクニカ宮津が保有する金型技術及び自動車業界に関する知見を活かし、自動車産業分野への事業展開を強化してまいります。
4) 新規事業
・体外診断用医薬品(DNAチップ)の事業化を足掛かりに、一層の研究開発に取り組み、ライフサイエンス分野への事業展開を推進してまいります。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
中期経営計画における目標は以下のとおりです。
①3ヶ年損益目標(連結)
(単位:億円)
| 計画 | |||
| 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |
| 売上高 | 1,233 | 1,365 | 1,397 |
| 営業利益 | 25 | 70 | 80 |
| 経常利益 | 19 | 54 | 86 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 12 | 35 | 63 |
| 売上高営業利益率 | 2% | 5% | 6% |
②セグメント別数値目標(連結)
1)鋼板関連事業 (単位:億円)
| 計画 | |||
| 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |
| 売上高 | 766 | 800 | 833 |
| 営業利益 | 11 | 25 | 22 |
| 売上高営業利益率 | 2% | 3% | 3% |
2)機能材料関連事業
| 計画 | |||
| 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |
| 売上高 | 248 | 280 | 291 |
| 営業利益 | 8 | 26 | 38 |
| 売上高営業利益率 | 3% | 9% | 13% |
3)機械関連事業
| 計画 | |||
| 平成28年度 | 平成29年度 | 平成30年度 | |
| 売上高 | 219 | 285 | 273 |
| 営業利益 | 5 | 19 | 20 |
| 売上高営業利益率 | 2% | 7% | 7% |
(4) 経営環境、事業上及び財務上の対処すべき課題
中期経営計画「TK WORKS 2018」の初年度は、機能材料関連事業における磁気ディスク用アルミ基板の高品質化に伴う生産性の低下や機械関連事業における自動車用プレス金型の外注費用の増加などにより、売上高及び損益面で目標の達成には至りませんでした。
中期経営計画「TK WORKS 2018」の2年目となる平成29年度において、当社グループは、本計画の基本方針に掲げた既存事業の収益性の改善による経営基盤の強化及び前中期経営計画における投資のリターンの確保等を軸に、各事業における以下の重点施策を着実に実行することにより、収益のV字回復を達成し中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。
①鋼板関連事業
・海外市場への展開加速
国内における市場規模が縮小傾向にあるなか、当社独自の技術を活かしたラミネート材や表面処理鋼板等の高機能・高付加価値製品の海外展開を加速させ、収益基盤の拡大を図ってまいります。
・トルコ共和国での製造工場の操業支援
トルコ共和国の合弁会社TOSYALI TOYO CELIK ANONIM SIRKETI(Tosyali Toyo Steel CO.INC.)においては、建設中であった鋼板製造工場の設備据付が完了し、一部の品種で製造販売を開始しております。同社の早期安定稼働に向け、引き続き生産面及び販売面を支援することで、トルコ国内をはじめ中東・アフリカ・欧州などの成長市場への展開を着実に推進してまいります。
・国内製造拠点の収益力強化
生産プロセスの改革の一層の推進により、リードタイムの短縮及び競争力のある製品の安定供給を実現するとともに徹底的なコストダウンに努め、収益基盤の強化を図ってまいります。
②機能材料関連事業
<磁気ディスク用アルミ基板>ハードディスクドライブ市場は、データセンター向けサーバー用などの大容量領域での需要が堅調に推移することが見込まれ、情報量の増加に伴い品質要求が更に高まるなか、独自の技術開発による品質優位性を確保しつつ、コストダウンを推進し市場における存在価値を高めてまいります。
<光学用機能フィルム>ディスプレイの大型化に伴い、需要は緩やかに伸長していくことが見込まれており、より一層生産性を高めコスト競争力の強化を図り、販売数量の拡大に努めてまいります。
③機械関連事業
・高付加価値製品の展開強化
製品開発力の強化により既存製品の差別化・高付加価値化を推進することで、収益性の向上を図るとともに新規顧客の開拓に努めてまいります。
・株式会社富士テクニカ宮津の操業最適化
市場環境の変化が激しい自動車業界への対応力を強化するために、受注と生産のバランスの最適化を図ってまいります。
④新規事業
・DNAチップの事業展開の推進
平成28年12月に薬事承認を取得した遺伝子解析キット「ジーンシリコンDNAチップキットUGT1A1」の上市により事業化への一歩を踏み出すとともに、新たなチップの開発を加速させてまいります。