有価証券報告書-第118期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)
有報資料
(1)業績
当連結会計年度の我が国経済は、円安・株価上昇に伴う個人消費の改善及び企業収益の好転等、経済全体に着実な回復の動きが見られている。
セグメント別の営業の状況は以下の通りである。
(合金鉄事業)
合金鉄の販売数量は、シリコマンガン等の販売減により、前連結会計年度比0.8%の減となった。当該事業を取り巻く環境は、マンガン系合金鉄市況においては、第3四半期連結会計期間末より若干上昇したものの長引く欧州経済の不振により依然低い水準であることに加え、製造コストで大きな比重を占める電力価格も高止まりしており、業績低迷を余儀なくされている。こうした中、合金鉄事業の一翼を担う環境事業は、廃棄物専用炉の処理能力の増強もあり、着実に業容が拡大している。
以上により、当連結会計年度の業績は、売上高20,188,674千円(前期比2.7%減)、営業利益510,512千円(前年同期の営業損失160,307千円)となった。
(機能材料事業)
ハイブリッド自動車向けニッケル水素電池用水素吸蔵合金の販売数量は、当該自動車の好調な生産を反映し前連結会計年度比4.6%の増加となった。磁石用合金は、国内での焼結磁石生産の増加により、販売数量は回復している。
機能材料事業の主要な原材料であるレアアースの購入価格は、当第4四半期連結会計期間においても下落傾向が継続しており、原材料を主体とする棚卸資産の評価損を約2億円計上している。
以上により、当連結会計年度の業績は、売上高21,467,442千円(前期比2.4%減)、営業損失47,135千円(前年同期の営業損失522,602千円)となった。
(その他)
土木関連事業は、厳しい事業環境下ではあるが、当連結会計年度の業績は、売上高920,666千円(前期比42.4%増)、営業利益53,348千円(前期比131.1%増)となった。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は42,576,783千円(前期比1.9%減)、経常利益は323,707千円(前年同期の経常損失611,062千円)、また、合金鉄事業用資産について減損損失の計上及び繰延税金資産を取崩した結果、当期純損失は3,336,593千円(前年同期の当期純損失1,007,538千円)となった。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、仕入債務の増加及びたな卸資産の減少等によりキャッシュ・イン・フローが増加したものの、売上債権の増加等によってキャッシュ・アウト・フローが増加したことにより、前連結会計年度末に比べ2,003,378千円減少し、当連結会計年度末は3,686,346千円となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は前連結会計年度との比較においては4,023,556千円減少し、489,903千円のキャッシュ・イン・フローとなった。仕入債務が減少から増加に転じたことにより、キャッシュ・イン・フローが増加したものの、売上債権が減少から増加に転じたことにより、キャッシュ・アウト・フローが増加したこと等によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は、前連結会計年度との比較においては996,119千円増加し、2,474,284千円となった。これは主に設備投資支出が増加したことによるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、前連結会計年度との比較においては2,102,862千円のキャッシュ・アウト・フローから21,197千円のキャッシュ・イン・フローとなった。これは主に借入金の返済が減少したことによるものである。