四半期報告書-第59期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費は持ち直し、生産・輸出・設備投資にも持ち直しが見られ、企業収益も改善しており、緩やかな回復基調が続いております。また、海外経済につきましても米国や欧州経済は比較的堅調に推移しており、中国の成長鈍化や中東・朝鮮半島の地政学的リスク等はあるものの、総じて堅調に推移いたしました。
当鉄鋼流通加工業界におきましては、一昨年秋の原料炭の急騰をきっかけに国内外の鉄鋼メーカーは一斉に製品価格の値上げの発表から、市況はようやく底入れをし、回復基調となりましたが、上半期につきましては、鋼材需要は盛り上がりに欠けておりメーカーの値上げ幅ほどは市況に転嫁出来ず、流通スプレッドの低下を招き厳しい状況となっておりましたが、昨年8月頃よりスクラップ価格の反発をきっかけに市況は回復し荷動きについても徐々に活発化して参りました。
このような環境下にありまして当社グループは、首都圏においては、再開発案件やオリンピック関連投資が具体化しており工事請負・鋼材販売の両面において積極的な営業活動を展開しております。また、平成28年2月に福島支店を開設し、東北支店・青森営業所と共に東北地区への拡販を進めて参りましたが、その供給拠点として福島県相馬市に工場の建設を決定し、平成30年6月の竣工を目指し建設中であります。その他の地域においても、地道な営業活動により販売エリアの拡大・シェアアップを図っております。
このような状況から、鋼材の販売・加工事業につきましては、販売量は前年同期を上回った事に加え、市況回復から販売金額は前年同期を大幅に上回る結果となりました。なお、鉄骨工事請負事業は、首都圏を中心に民間設備投資は持ち直しの動きが見られ、他社との競合など厳しさはあるものの、受注活動は堅調に推移しております。工事売上額につきましては、工事完成基準適用の中小物件は完成時期が重なり増加したものの、工事進行基準適用の大型物件は多くの物件が完成間近となり進捗率の低下から売上高は減少となりました。これらの結果から当第3四半期連結累計期間の売上高は54,474百万円(前年同期比6.8%増)となりました。
収益面におきましては、鋼材の販売・加工事業は、上半期におきましては、市況への価格転嫁の遅れ等から収益率の低下を招きましたが、昨年秋口からの市況回復により収益率は改善傾向となっております。鉄骨工事請負事業は、売上高の減少はあったものの、個別の収益につきましては堅調に推移いたしました。これらの結果から当第3四半期連結累計期間の営業利益は3,210百万円(前年同期比8.8%増)となりました。また、営業外損益につきましては、為替差益121百万円、デリバティブ評価益123百万円の発生等により経常利益は3,532百万円(前年同期比4.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,387百万円(前年同期比0.0%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 鋼材の販売・加工事業
鋼材の販売・加工事業は、建築関連の民間設備投資は緩やかに増加しており、首都圏では再開発案件等が活況を呈しておりますが、一方、首都圏以外は盛り上がりに欠ける状況であり地域間の格差が広がりつつあります。また、新国立競技場等のオリンピック関連施設も着実に建設は進んでおり、その他の関連投資にも波及効果が現れている事から、鋼材の荷動きはようやく活発化して参りました。このような状況から、販売量は前年同期を上回り、市況回復の追い風もあり販売金額は前年同期を大幅に上回る結果となりました。
品種別に見ますと、当社主力のH形鋼は従来からの建築向けが堅調に推移した事に加え、土木向けの出荷も好調でした。また、カクパイプ、C形鋼等のその他条鋼の販売も堅調に推移した結果、条鋼類は、販売量・販売金額共に前年同期を大きく上回る結果となりました。鋼板類は、建築向けの切板等は堅調に推移したものの、土木向けの敷き板は大幅な減少となりました。また、当社にて製造販売をしている床版類は回復しており、販売量としましては低迷したものの販売金額につきましては前年同期を上回る結果となりました。鋼管類は、コラム加工設備のリプレースや増強等からロール成形コラム及びプレス成形コラム共に好調だった事に加え、その他パイプ類も堅調に推移した事から、販売量・販売金額共に前年同期を大幅に上回りました。以上の結果から、売上高は44,025百万円(前年同期比16.1%増)、営業利益は鋼材市況の回復の影響から収益率は改善しており、収益管理に加え、工場経費や物流コストの見直し等から2,429百万円(前年同期比37.0%増)となりました。
② 鉄骨工事請負事業
鉄骨工事請負事業は、民間設備投資は回復しており、首都圏を中心とした再開発や大型物件は堅調に推移しておりますが、地方の中小物件については厳しく、まだら模様となっております。受注状況につきましては、物件の大型化から受注件数は微増にとどまったものの、受注金額は大幅な増加となっており、収益性も堅調に推移しております。売上高につきましては、工事完成基準適用の中小物件は増加となったものの、工事進行基準適用の大型物件は完成間近の物件が比較的多かった事に加え、新たな新規物件も着工はしているものの大きな進捗がなかった事から、売上高は10,276百万円(前年同期比19.9%減)、営業利益は1,188百万円(前年同期比22.4%減)となりました。
③ その他
その他は、運送業及び倉庫業であり、運送業については人手不足等から傭車の手配が厳しくグループ内の輸送を重点的に行った事から売上高は前年同期を下回る結果となりました。また、倉庫業についても委託先が限定されており、取扱量が減少した事から売上高は前年同期を下回る結果となりました。これらにより売上高は172百万円(前年同期比31.6%減)、営業利益は67百万円(前年同期比9.0%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は66,069百万円(前連結会計年度末は59,802百万円)となり、6,267百万円増加しました。主な要因は、売上高増加に伴う受取手形及び売掛金の増加5,565百万円、鋼材市況の回復に伴う原材料及び貯蔵品の増加422百万円、工事進捗に伴う未成工事支出金の増加760百万円及び相馬工場建設等に伴う建設仮勘定の増加2,795百万円等がありましたが、現金及び預金の減少3,198百万円、流動資産のその他の減少353百万円等により一部相殺されたものであります。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は37,259百万円(前連結会計年度末は32,402百万円)となり、4,857百万円増加しました。主な要因は、仕入高増加に伴う買掛金の増加1,750百万円、工事進捗に伴う未成工事受入金の増加1,103百万円、相馬工場建設の設備資金として1年内返済予定の長期借入金561百万円及び長期借入金2,086百万円の計上等がありましたが、未払法人税等の減少629百万円等により一部相殺されたものであります。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は28,810百万円(前連結会計年度末は27,400百万円)となり、1,409百万円増加しました。主な要因は、利益剰余金の増加2,013百万円、自己株式立会外買付取引による自己株式の増加764百万円及びその他有価証券評価差額金の増加112百万円等であります。この結果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は43.2%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4,201百万円減少し、当第3四半期連結会計期間末には4,750百万円(前年同期比35.2%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は1,375百万円(前年同期は4,005百万円の獲得)となりました。これは主に、売上債権の増加額5,443百万円、たな卸資産の増加額1,277百万円及び法人税等の支払額1,655百万円等がありましたが、税金等調整前四半期純利益3,532百万円、仕入債務の増加額1,750百万円及び未成工事受入金の増加額1,103百万円等により一部相殺されたものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4,379百万円(前年同期は274百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金預入による支出1,043百万円及び相馬工場建設等の有形固定資産の取得による支出3,305百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は1,470百万円(前年同期は1,898百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入2,800百万円、自己株式取得による支出764百万円及び配当金の支払額374百万円等によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動について、特記すべき事項はありません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費は持ち直し、生産・輸出・設備投資にも持ち直しが見られ、企業収益も改善しており、緩やかな回復基調が続いております。また、海外経済につきましても米国や欧州経済は比較的堅調に推移しており、中国の成長鈍化や中東・朝鮮半島の地政学的リスク等はあるものの、総じて堅調に推移いたしました。
当鉄鋼流通加工業界におきましては、一昨年秋の原料炭の急騰をきっかけに国内外の鉄鋼メーカーは一斉に製品価格の値上げの発表から、市況はようやく底入れをし、回復基調となりましたが、上半期につきましては、鋼材需要は盛り上がりに欠けておりメーカーの値上げ幅ほどは市況に転嫁出来ず、流通スプレッドの低下を招き厳しい状況となっておりましたが、昨年8月頃よりスクラップ価格の反発をきっかけに市況は回復し荷動きについても徐々に活発化して参りました。
このような環境下にありまして当社グループは、首都圏においては、再開発案件やオリンピック関連投資が具体化しており工事請負・鋼材販売の両面において積極的な営業活動を展開しております。また、平成28年2月に福島支店を開設し、東北支店・青森営業所と共に東北地区への拡販を進めて参りましたが、その供給拠点として福島県相馬市に工場の建設を決定し、平成30年6月の竣工を目指し建設中であります。その他の地域においても、地道な営業活動により販売エリアの拡大・シェアアップを図っております。
このような状況から、鋼材の販売・加工事業につきましては、販売量は前年同期を上回った事に加え、市況回復から販売金額は前年同期を大幅に上回る結果となりました。なお、鉄骨工事請負事業は、首都圏を中心に民間設備投資は持ち直しの動きが見られ、他社との競合など厳しさはあるものの、受注活動は堅調に推移しております。工事売上額につきましては、工事完成基準適用の中小物件は完成時期が重なり増加したものの、工事進行基準適用の大型物件は多くの物件が完成間近となり進捗率の低下から売上高は減少となりました。これらの結果から当第3四半期連結累計期間の売上高は54,474百万円(前年同期比6.8%増)となりました。
収益面におきましては、鋼材の販売・加工事業は、上半期におきましては、市況への価格転嫁の遅れ等から収益率の低下を招きましたが、昨年秋口からの市況回復により収益率は改善傾向となっております。鉄骨工事請負事業は、売上高の減少はあったものの、個別の収益につきましては堅調に推移いたしました。これらの結果から当第3四半期連結累計期間の営業利益は3,210百万円(前年同期比8.8%増)となりました。また、営業外損益につきましては、為替差益121百万円、デリバティブ評価益123百万円の発生等により経常利益は3,532百万円(前年同期比4.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,387百万円(前年同期比0.0%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 鋼材の販売・加工事業
鋼材の販売・加工事業は、建築関連の民間設備投資は緩やかに増加しており、首都圏では再開発案件等が活況を呈しておりますが、一方、首都圏以外は盛り上がりに欠ける状況であり地域間の格差が広がりつつあります。また、新国立競技場等のオリンピック関連施設も着実に建設は進んでおり、その他の関連投資にも波及効果が現れている事から、鋼材の荷動きはようやく活発化して参りました。このような状況から、販売量は前年同期を上回り、市況回復の追い風もあり販売金額は前年同期を大幅に上回る結果となりました。
品種別に見ますと、当社主力のH形鋼は従来からの建築向けが堅調に推移した事に加え、土木向けの出荷も好調でした。また、カクパイプ、C形鋼等のその他条鋼の販売も堅調に推移した結果、条鋼類は、販売量・販売金額共に前年同期を大きく上回る結果となりました。鋼板類は、建築向けの切板等は堅調に推移したものの、土木向けの敷き板は大幅な減少となりました。また、当社にて製造販売をしている床版類は回復しており、販売量としましては低迷したものの販売金額につきましては前年同期を上回る結果となりました。鋼管類は、コラム加工設備のリプレースや増強等からロール成形コラム及びプレス成形コラム共に好調だった事に加え、その他パイプ類も堅調に推移した事から、販売量・販売金額共に前年同期を大幅に上回りました。以上の結果から、売上高は44,025百万円(前年同期比16.1%増)、営業利益は鋼材市況の回復の影響から収益率は改善しており、収益管理に加え、工場経費や物流コストの見直し等から2,429百万円(前年同期比37.0%増)となりました。
② 鉄骨工事請負事業
鉄骨工事請負事業は、民間設備投資は回復しており、首都圏を中心とした再開発や大型物件は堅調に推移しておりますが、地方の中小物件については厳しく、まだら模様となっております。受注状況につきましては、物件の大型化から受注件数は微増にとどまったものの、受注金額は大幅な増加となっており、収益性も堅調に推移しております。売上高につきましては、工事完成基準適用の中小物件は増加となったものの、工事進行基準適用の大型物件は完成間近の物件が比較的多かった事に加え、新たな新規物件も着工はしているものの大きな進捗がなかった事から、売上高は10,276百万円(前年同期比19.9%減)、営業利益は1,188百万円(前年同期比22.4%減)となりました。
③ その他
その他は、運送業及び倉庫業であり、運送業については人手不足等から傭車の手配が厳しくグループ内の輸送を重点的に行った事から売上高は前年同期を下回る結果となりました。また、倉庫業についても委託先が限定されており、取扱量が減少した事から売上高は前年同期を下回る結果となりました。これらにより売上高は172百万円(前年同期比31.6%減)、営業利益は67百万円(前年同期比9.0%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は66,069百万円(前連結会計年度末は59,802百万円)となり、6,267百万円増加しました。主な要因は、売上高増加に伴う受取手形及び売掛金の増加5,565百万円、鋼材市況の回復に伴う原材料及び貯蔵品の増加422百万円、工事進捗に伴う未成工事支出金の増加760百万円及び相馬工場建設等に伴う建設仮勘定の増加2,795百万円等がありましたが、現金及び預金の減少3,198百万円、流動資産のその他の減少353百万円等により一部相殺されたものであります。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は37,259百万円(前連結会計年度末は32,402百万円)となり、4,857百万円増加しました。主な要因は、仕入高増加に伴う買掛金の増加1,750百万円、工事進捗に伴う未成工事受入金の増加1,103百万円、相馬工場建設の設備資金として1年内返済予定の長期借入金561百万円及び長期借入金2,086百万円の計上等がありましたが、未払法人税等の減少629百万円等により一部相殺されたものであります。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は28,810百万円(前連結会計年度末は27,400百万円)となり、1,409百万円増加しました。主な要因は、利益剰余金の増加2,013百万円、自己株式立会外買付取引による自己株式の増加764百万円及びその他有価証券評価差額金の増加112百万円等であります。この結果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は43.2%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4,201百万円減少し、当第3四半期連結会計期間末には4,750百万円(前年同期比35.2%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は1,375百万円(前年同期は4,005百万円の獲得)となりました。これは主に、売上債権の増加額5,443百万円、たな卸資産の増加額1,277百万円及び法人税等の支払額1,655百万円等がありましたが、税金等調整前四半期純利益3,532百万円、仕入債務の増加額1,750百万円及び未成工事受入金の増加額1,103百万円等により一部相殺されたものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は4,379百万円(前年同期は274百万円の使用)となりました。これは主に、定期預金預入による支出1,043百万円及び相馬工場建設等の有形固定資産の取得による支出3,305百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は1,470百万円(前年同期は1,898百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入2,800百万円、自己株式取得による支出764百万円及び配当金の支払額374百万円等によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動について、特記すべき事項はありません。