修理・部品等の売上高は、2,718百万円となり、前年同四半期比1,117百万円(69.8%)の増収となりました。アフターサービスでは、エンジンユーザー様への丁寧な客先対応を継続する中で、船舶の稼働率改善によるメンテナンス需要や、EEXI(Energy Efficiency Existing Ship Index / 就航船エネルギー効率指標)に対応する主機関改造工事の需要などを取込むことで、売上高は前年同四半期比を上回って推移しております。また、ライセンスでは、多くのリプレース需要が見込まれる中国内航船マーケット向けを中心に、ライセンシーでのUEエンジンの受注が拡大を続けております。これに伴い、ライセンシーからのロイヤリティー収入やライセンシー向けのキーコンポーネントの販売が大きく伸長しております。
<損益>主機関では、設備工事を見据えた生産時期の調整で工場操業を平準化するとともに、生産計画最適化による同型エンジンの連続生産などで生産性を高めております。また、修理・部品等では、アフターサービス、ライセンス、部品供給のいずれもが、堅調・好調に推移することで増収となり、増益となりました。研究開発については、グリーンイノベーション基金事業のもとで、アンモニア・水素燃料エンジンの開発を予定通り進捗中で、進捗に応じた研究開発費を計上するとともに、交付金を受け取ることで、営業外収益に計上しております。この先、下半期には、水素燃料エンジン実機製造に向けた燃料供給装置・運転装置などが完成する予定であり、その際に、グリーンイノベーション基金事業からの交付金が大きく増加し、営業外収益が大きく伸びる見通しです。
当第1四半期に、当社は世界で初めて、大型低速2ストロークエンジンでのアンモニア混焼運転に成功しました。また、水素燃料エンジンについては、キー技術のひとつである水素燃料噴射装置を当社工場内に設置し、作動試験を開始しております。これらは、「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発」プロジェクトにおける、次世代脱炭素燃料エンジン開発・製品化の取組みです。また、重油燃料エンジンの製品競争力強化にも取組んでおり、最新鋭LSHシリーズのラインアップ拡充に向け、60LSH型機関の開発にも着手しております。今後、60LSH型機関をベースに、アンモニア燃料エンジン60LSJA型機関の開発も同時並行で進めて参ります。当社は、先端技術領域への戦略的な先行投資による将来の主力事業育成と、足元での各事業領域の更なる成長牽引を両輪として、引き続き、適時適切な打ち手を講じることで、経営成績を一段と伸長させてまいります。
2023/08/03 16:14