当第3四半期連結累計期間における世界経済は、持直しの動きが見られたものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、景気回復ペースは減速しました。欧米では、経済活動の再開が段階的に進められてきましたが、第3四半期以降再び抑制されることとなりました。一方で、ワクチン接種が開始されるなど、同感染症の収束に向けた取組みの進展が見られました。アジアでは、中国において引き続き景気は持ち直しているものの、全体としては先行き不透明な状況でありました。また、わが国経済におきましても、個人消費に回復の兆しが見られたものの、企業の設備投資に対する慎重な姿勢が継続するなど、景気の先行きは予断を許さない状況でありました。
こうした状況のなか、海外市場においては、中国での事業活動は平常に近いレベルまで回復しており、売上高は前年同期を上回りました。欧米では、同感染症の再拡大の影響により金融市場における販売は苦戦しましたが、リテール市場においてはコンタクトレス・タッチレスニーズを受け、セルフ型レジつり銭機の販売は増加いたしました。また、2020年4月に買収したセルフサービスキオスク等を販売するフランスAcrelec Group S.A.S.の業績につきましても、徐々に回復傾向にあります。
国内市場においては、売上高・利益ともに前年同期を下回りましたが、新500円硬貨発行に伴う改造作業などによる保守売上高の増加に加え、人手不足及び新型コロナウイルス感染予防を背景とした省人化・コンタクトレスニーズの高まりを受け、セルフ型レジつり銭機やセルフ型診療費支払機の商談が想定を上回るペースで進みました。
2022/03/14 15:31