原油価格は、感染症の流行に伴う原油需要の低下やOPECとロシアなどによる協調減産交渉の決裂が重なったこと等から急落し、WTI原油価格は一時1バレル20米ドルを下回る水準まで下落しました。原油価格の下落は、短期的には石油会社による新規開発の遅延や停滞といった形で当社グループの収益に影響する可能性があるものの、エネルギー資源の持続的な供給の観点から、石油会社による深海域を中心とした開発は継続的に行われると考えられ、中長期的には当社グループの主要事業である浮体海洋石油・ガス生産設備に関する事業は安定した成長が期待されます。
こうした状況のもと、当第1四半期連結累計期間の連結業績は、FPSO建造プロジェクトの新規受注等により、受注高は159,147百万円(前年同期比1,224.5%増)となりました。売上高はFPSO建造工事の進捗により80,566百万円(前年同期比38.7%増)となりました。
利益面では、建造中のプロジェクトが新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって進行中の建造工事が中断・遅延する結果となっているほか、欧州などからの機器調達にも遅延が発生していることから、こうした状況が今年半ばまで続いた場合に推定されるコストの増加を織り込んだこと等により、営業損失が12,046百万円(前年同期は営業利益250百万円)となりました。なお、世界的なパンデミックが宣言されていることから納期遅延は不可抗力事由に相当するものと考えており、ペナルティの発生は見込んでおりません。既存のチャーターおよび操業サービスに係る事業は十分な対策を講じて遂行しており、新型コロナウイルス感染症による影響は限定的であったことから、利息収入や持分法投資利益などを加えた経常損失は10,340百万円(前年同期は経常利益3,090百万円)となりました。これらにより、親会社株主に帰属する四半期純損失は10,066百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益1,956百万円)となりました。
2020/05/13 13:06