当社グループが属するフラットパネルディスプレイ業界におきましては、アップルが2018年に発売予定のスマートフォンに有機ELパネルを採用する計画があるとの報道が流れるとともに、有機ELパネルの大規模な生産ラインの新設や増設の計画が発表されるなど注目が集まりました。また、中国BOEが世界最大サイズのガラス基板を採用する第10.5世代液晶パネル工場の起工式を開催、建設を開始しました。パネル市況につきましては、スマートフォン向けパネルは古い生産ラインの閉鎖による供給量の減少見通しが発生し、需要の下支えにつながったことなどにより、LTPS液晶パネルの価格が下げ止まり、アモルファスシリコン液晶パネルは値上がりが継続しました。また、テレビ向けパネルも生産調整が進んだことなどにより、供給が増加せず、1年以上継続した価格下落より一転し、一部のサイズでパネル価格が上昇しました。
そのような状況の中、当社グループにおきましては、第10世代フォトマスクの需要がなかったことにより、売上高は大幅に減少いたしましたが、第8世代以下のフォトマスクは、開発と量産の両用途で前期に引き続き堅調に推移し、第6世代フォトマスクにおきましてもLTPS液晶パネル用新工場の立ち上げに伴い、大きく需要が増加いたしました。また、高付加価値フォトマスクの需要も大きく増加いたしました。
その結果、当社グループの連結業績につきましては、売上高124億43百万円(前年同期比15.2%減)、営業利益14 億85百万円(前年同期比51.4%減)、経常利益は、為替差益4億17百万円を計上したことにより、19億8百万円(前年同期比31.7%減)となりました。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、シャープ株式会社からの受取和解金8億円を特別利益に計上した一方で、台湾南部地震により当社の連結子会社である頂正科技股份有限公司において生じた被害について災害損失4億33百万円を特別損失に計上したことから、17億73百万円(前年同期比0.4%減)となりました。
2016/08/12 15:43