有価証券報告書-第55期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/27 15:59
【資料】
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【項目】
132項目
(3)【監査の状況】
①監査役監査の状況
当社における監査役監査は、監査役3名(うち社外監査役2名)で実施され、原則として毎月1回、監査役会を開催しております。監査役会では、取締役の職務執行の監督、監査室や会計監査人の監査結果等について審議が行われております。
常勤監査役の堀明久は、これまで当社の取締役として当社グループの経営に携わってきた経験があり、営業部門、経営企画部門、製造子会社を統括するなど、現場に精通し、取締役の職務執行の監査を的確、公正かつ効率的に遂行できる知識及び経験を有しております。また、監査役山口敏彦は、弁護士としての資格を有しており、法律の専門家としての知識と豊富な経験を有しております。さらに、監査役樋尾亜佐子は、販促事業やデジタルマーケティングの業務を通じて豊富な経験と幅広い知識を有しております。
監査役3名は月1回開催の取締役会に出席し、議事運営、議事内容等を監査し、必要に応じて意見・質問等を行っております。常勤監査役は、取締役会以外に経営会議、予算会議等の重要な社内会議にも出席しており、必要に応じて提言を行っております。社外監査役の兒玉監査役および山口監査役は、それぞれの専門知識を活かしながら常勤監査役とともに監査を行い、また、取締役会で監査役視点での質問・提言を行っております。
常勤監査役は、社内会議に出席するだけでなく、定期的(毎月1回)に代表取締役社長とミーティングを実施するほか、半年に1回、経営課題の確認、監査報告や監査所見に基づく提言を行っています。また、必要に応じて管理本部担当役員から報告を受け意見交換を行っております。さらに、内部監査部門の監査室とは月2回の頻度で定例ミーティングを開催し、業務監査面、内部統制面の双方の報告を受けアドバイス・助言等を行っております。
当事業年度において、個々の監査役の監査役会への出席状況は次のとおりであります。
氏名開催回数出席回数
堀 明久14回14回
山口 敏彦14回14回
兒玉 充博14回14回

監査役会における主な検討事項は、以下のとおりであります。
ア.コンプライアンス事案のホットラインの通報報告、調査方法の協議、調査内容報告、コンプライアンス委員会、懲戒委員会結果報告
イ.会計監査人の評価、監査報酬の妥当性及び再任可否の決議
ウ.監査方針・監査計画・業務分担の協議及び年度監査報告書案の協議と決定
エ.投資案件につき、当初計画案の問題と取締役会での監査役意見表明決議
オ.監査法人との情報交換の内容報告
カ.内部統制報告
②内部監査の状況
当社における内部監査は、監査室を設置し、室長と2名の専従者で構成されており、年間の監査計画に従って、子会社を含む全店舗を対象に、所定のチェックリスト等に基づいて監査を実施しております。監査終了後に必要な改善指示を行い、監査結果は全て代表取社長に報告されております。また、適宜その改善が行われたかどうかの追跡調査も行っております。
また、法令・マニュアルに基づいて内部監査(一般監査、改善確認監査、金銭抜打ち監査と称して実施)のほか、「財務報告に係る内部統制の基本計画の方針」「内部統制実務指示書」に基づいて内部統制評価を実施し、整備運用状況の有効性について、取締役会及び経営会議で報告しております。

③会計監査の状況
a.監査法人の名称
EY新日本有限責任監査法人
b.継続監査期間
29年
c.業務を執行した公認会計士
西田 裕志
安藝 眞博
d.監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士7名、会計士試験合格者等2名、その他8名であります。
e.監査法人の選定方針と理由
当社は、監査法人に対して「監査品質」「総合的能力」を重要視しております。
「監査品質」につきましては、監査法人の品質管理本部と連携し、必要な情報や対応を監査チームに共有し、監査品質が高い水準であることを求めております。
「総合的能力」は、当社の業界企業の状況や特殊要因などを踏まえた監査及び指導を求めております。
f.監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査役及び監査役会は、監査法人に対して評価を行っております。判断基準として、以下の項目を評価しております。
ア.監査法人の監査品質・品質管理
イ.独立性
ウ.総合的能力
エ.監査実施の有効性及び効率性
オ.監査役等のコミュニケーション
カ.担当部署の評価
これらの大項目について、更に詳細な確認の項目を設け、関係部署への面談を行い、検討を行っております。詳細な項目の評価結果に「否」が一定数以上あった場合には、現監査法人の再任をしない基準を設けております。
当連結会計年度における評価の結果、当該監査法人との監査契約を、翌連結会計年度も締結することに同意しております。

④監査報酬の内容等
a.監査公認会計士等に対する報酬
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく
報酬(千円)
監査証明業務に基づく報酬(千円)非監査業務に基づく
報酬(千円)
提出会社30,000-30,000-
連結子会社----
30,000-30,000-

b.監査公認会計士等と同一ネットワークに属する組織に対する報酬(a.を除く)
(前連結会計年度)
該当事項はありません。
(当連結会計年度)
該当事項はありません。
c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前連結会計年度)
該当事項はありません。
(当連結会計年度)
該当事項はありません。
d.監査報酬の決定方針
特段の決定方針はありません。
e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会では、監査法人より前年の監査業務内容及びその業務に費やした時間、当年に予定している監査業務内容及び時間の提出と説明を受けております。リスク・不正に対する監査項目の増加がありますが、一方で効率化できる項目を含め、両者で協議を行い、妥当と判断し同意しております。