有価証券報告書-第50期(令和2年5月1日-令和3年4月30日)

【提出】
2021/07/29 16:02
【資料】
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【項目】
122項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
監査役会は社外監査役2名を含む計3名(男性2名、女性1名)で構成されております。社外監査役のうち1名は、財務及び会計に関する相当程度の知見を有する公認会計士であり、他の1名は弁護士であります。各監査役は取締役会に出席して取締役の職務執行を監査するとともに、必要に応じて公正な意見陳述を行います。常勤監査役は取締役会のほか重要な会議に出席し、取締役の職務執行を監査しております。また、会計監査人、内部監査部門及びコンプライアンス・リスク管理部門と定期的に情報交換を行うなど有機的に連動しております。
当事業年度において当社は監査役会を月1回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。
氏名開催回数出席回数
藤 野 欽 靖13回13回
黒 田 克 司13回13回
江 藤 真理子13回13回

当事業年度における監査役会の主な検討事項は以下のとおりであります。
・監査役会議長選任
・監査役会規程及び監査役監査基準の制定
・監査方針及び監査計画の策定
・取締役会決議事項について
・会計監査人の監査の実施状況及び職務の執行状況について
・内部監査部門及びコンプライアンス・リスク管理部門からの定例報告について
当事業年度における常勤監査役の活動は以下のとおりであります。
・取締役会その他重要な会議への出席
・取締役及び関係部門からの各種報告聴取
・重要な決裁書類及び契約書等の閲覧
・本社及び営業店の業務及び財産状況の調査
・会計監査人との定期面談の実施
・内部監査部門及びコンプライアンス・リスク管理部門との定例報告会の実施
② 内部監査の状況
当社は代表取締役社長の直轄組織として内部監査室(3名)を設置し、監査計画に基づいて内部監査を実施しております。監査結果は速やかに代表取締役社長に報告し、必要に応じて関係役員等にも報告して情報共有を図っております。また、定期的に常勤監査役への監査報告会を実施しております。さらに、会計監査人に適宜報告し、適切なアドバイスを受けております。
③ 会計監査の状況
イ.監査法人の名称
有限責任開花監査法人
ロ.継続監査期間
2019年以降
ハ.業務を執行した公認会計士
小田 哲生
福留 聡

なお、第2四半期までの四半期レビューは、小泉博之氏及び松本達之氏が業務を執行し、その後、小田哲生氏及び福留聡氏に交代しております。
ニ.監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 8名
その他 1名

ホ.監査法人の選定方針と理由
監査法人の選定方針として、専門性、独立性、適切性及び監査品質を掲げております。有限責任開花監査法人はこれらを具備し、当社の事業規模に適した効率的かつ効果的な監査業務の運営が期待できるため当社の監査法人として選任しております。
監査役会は、会計監査人の適切な職務の遂行が困難であると認めた場合は、会計監査人の解任又は不再任に関する議案を株主総会に提案いたします。また、監査役会は、会社法第340条第1項に定める解任事由に該当すると認めた場合は、監査役全員の同意に基づき会計監査人を解任いたします。
ヘ.監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役会は、監査法人に対して評価を行っております。この評価については、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めております。また、会計監査人から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に掲げる事項)を「監査に関する品質管理基準」(平成17年10月28日企業会計審議会)等に従って整備している旨の通知を受け、必要に応じて説明を求めております。
その結果、会計監査人の職務執行に問題はないと評価しております。
ト.監査法人の異動
当社の監査法人は次のとおり異動しております。
第48期 EY新日本有限責任監査法人
第49期 有限責任開花監査法人
なお、当社が2019年3月11日に提出した臨時報告書に記載した事項は次のとおりであります。
(1) 異動に係る監査公認会計士等の名称
①選任する監査公認会計士等の名称 有限責任開花監査法人
②退任する監査公認会計士等の名称 EY新日本有限責任監査法人
(2) 異動の年月日
2019年3月31日
(3) 退任する監査公認会計士等が直近において監査公認会計士等となった年月日
2018年3月26日
(4) 退任する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等における意見等に関する事項
該当事項はありません。
(5) 異動の決定又は異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人であるEY新日本有限責任監査法人は、2019年3月31日開催予定の当社第48回定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。現任会計監査人から当社の経営環境の変化に伴う監査工数の増大を理由に契約更新を差し控えたい旨の申し出を受けました。これを契機として、当社としても増加した監査工数とこれに対応した監査報酬の増大、現任会計監査人の監査継続年数が長期に及ぶこと等を考慮し、了承いたしました。
監査等委員会が、有限責任開花監査法人を会計監査人候補者とした理由は、会計監査人としての専門性、独立性、適切性及び監査品質を具備し、当社の事業規模に適した効率的かつ効果的な監査業務の運営が期待できるとともに、今後当社が展開を計画している中国事業についての知見、ノウハウ、人脈も有しており、当社の会計監査人として適任と判断したためであります。
(6) 上記(5)の理由及び経緯に対する監査報告書等の記載事項に係る退任する監査公認会計士等の意見
現任会計監査人からは、「会社の経営環境の変化に伴う監査工数の増大を理由に任期満了により退任する旨を申し出たものであります。」との意見をいただいております。
④ 監査報酬の内容等
イ.監査公認会計士等に対する報酬の内容
前事業年度当事業年度
監査証明業務に基づく
報酬(百万円)
非監査業務に基づく
報酬(百万円)
監査証明業務に基づく
報酬(百万円)
非監査業務に基づく
報酬(百万円)
455352

当社における非監査業務の内容は、2019年12月に株式会社ヤマダ電機(現 株式会社ヤマダホールディングス)が当社の関係会社になったことに伴い、株式会社ヤマダ電機(現 株式会社ヤマダホールディングス)の連結決算に係る監査に準拠した監査手続き等によるものであります。
ロ.監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬
該当事項はありません。
ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
ニ.監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する報酬につきましては、監査公認会計士等の監査計画の範囲・内容・日数などの相当性を検証し、会社法の定めに従い監査役会の同意を得た上で決定しております。
ホ. 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、「会計監査人との連携に関する実務指針」(日本監査役協会)を踏まえ、監査方法及び監査内容などを確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。