有価証券報告書-第69期(平成29年3月1日-平成30年2月28日)

【提出】
2018/05/25 14:50
【資料】
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【項目】
75項目

有報資料

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、世界的な安定感の拡大と政府による経済政策等を背景に、緩やかな景気回復基調が続いております。一方で、個人消費の持ち直しが力強さに欠けるなか、当衣料品小売業界は厳しい状況が続いております。
このような状況下で当社は、当事業年度を初年度とする中期経営計画をスタートさせ、事業の更なる拡大を図るべく「既存事業の再構築と収益性の向上」、「新たな成長戦略への挑戦」、「経営基盤の強化」に取組みました。 営業面では、「日本一お客様に喜ばれる販売員」の育成のため、全国規模でのロールプレイング大会を実施し、上位入賞者の接客動画を全店に配信することにより、アルバイトを含む全スタッフの接客技術向上を図りました。
また、商品解説動画を活用した教育プログラム“商品大學”をスタートし、商品知識の全社的なレベルアップを目指しました。更に店舗スタッフの研修プログラムを変更するとともに、特に優秀な販売員には“スタイルコーディネイター”の称号を与えて範とする等、教育体制の一層の充実を図りました。
会員制度につきましては、メールマガジンの配信内容を充実させ、新規登録会員の拡大を図り、平成30年3月に取扱いを開始したモバイルアプリの浸透への道筋をつけました。また会員特典をより利便性と魅力ある内容に見直すことで、会員数の維持拡大をし、併せて会員以外のお客様についても、買物券の配付等により再来店の促進に努めました。また、ショッピングセンターの販促企画におけるディベロッパーとの連携強化や催事販売も積極的に実施しました。
商品面では、「日本一お客様に喜ばれる商品」を提供するために、商品企画会議に選抜された店長が参加し、現場の意見を品揃えに反映したほか、ランク別生産による売れ筋商品の投入や値下げのコントロールを実施しました。またプライベートブランド戦略として、平成29年9月より“アレキサンダー・ジュリアン(ALEXANDER JULIAN)”の展開を開始しました。更に、エム・エフ・エディトリアルにおけるレディースカジュアルブランド“White Label”の立ち上げ、セマンティック・デザインと“シェラック”のコラボレーション等のブランド戦略にも注力しました。加えてオーダーシャツの受注販売開始、ビジネスシューズの売場拡大、フォーマルスーツの強化等、品種毎の販売施策の充実を図りました。
品質面では、検品基準の厳格化、指定検品会社の拡大による検品体制の強化等を、繊維製品品質管理士等で構成する品質向上委員会を中心に全社的に取組みました。
一方、天候不順等の影響もあり、当事業年度の既存店売上高前期比は2.1%減となりました。
店舗面では、2つの新業態を立ち上げ、ライフスタイル提案型ファミリー業態のオン・ザ・デイを3店舗、オーダー専門業態のスーティストを1店舗出店しました。さらに、主力業態のタカキューを10店舗、セマンティック・デザインを4店舗、エム・エフ・エディトリアルを2店舗、計20店舗出店し、低効率等により8店舗退店した結果、当事業年度末では前期末比12店舗増の311店舗(タカキュー、メイル・アンド・コー等195店舗、セマンティック・デザイン等50店舗、エム・エフ・エディトリアル33店舗、シャツ・コード10店舗、アラウンド・ザ・シューズ2店舗、ウィルクス・バシュフォード4店舗、グランバック13店舗、オン・ザ・デイ3店舗、スーティスト1店舗)となりました。また、平成29年2月に承継したビッグサイズの紳士衣料であるグランバック事業については、プライベートブランド商品の導入及び顧客管理システムの構築により順調に推移しております。
以上により、当事業年度の売上高は261億3千4百万円(前期比8.9%増)となりました。利益面では、販売費及び一般管理費の増加等により、営業利益は6千5百万円(同82.9%減)、経常利益は3億4百万円(同50.4%減)となりました。減損損失8千9百万円の計上等により、当期純利益は5千1百万円(同54.7%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に対して2億2百万円減少し、6億2千6百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フローの状況)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1億5千9百万円の収入(前年同期比4億5千7百万円の収入減少)となりました。これは税引前当期純利益2億1千5百万円、非資金的費用である減価償却費5億1百万円および減損損失8千9百万円等による資金増と、たな卸資産の増加2億3千5百万円および仕入債務の減少1億8百万円等の資金減によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フローの状況)
投資活動によるキャッシュ・フロ-は、2億8千8百万円の支出(前年同期比7億6百万円の支出減少)となりました。これは敷金及び保証金の回収による収入が2億1千5百万円および定期預金の減少による収入が4億円ありましたが、有形固定資産の取得による支出5億5千2百万円、無形固定資産の取得による支出1億3千万円、敷金及び保証金の差入による支出1億4千6百万円等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フローの状況)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により7千3百万円の支出となりました。

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