小売業界におきましては、人手不足による人件費の増加、原油高等による物流コストや商品原価の値上げ等、コストの増加が避けられない中、個人消費は力強さに欠け、食品や日用消耗品を中心に消費者の低価格志向・節約志向は根強く、業態を超えた企業間の競争は一段と激しさを増し、厳しい経営環境が続きました。
このような環境の中、当社では、客数・売上高の回復を最優先に掲げ、鮮度・品質の「よい商品」をこれまで以上に強い価格設定で「より安く」提供することに取り組んでまいりましたが、前年度は積極的に展開を行った現金ポイントカード会員様向けの割引販促を当期は9月まで実施しなかったこと、また、猛暑や台風など異常気象の影響もあり、想定を下回る状況で推移しました。なお、9月以降は、より強くメリハリある価格設定の徹底とそれに基づくチラシ掲載商品の見直し、さらに10月からは現金ポイントカードを利用した効果的な販促の実施等により、客数・売上高ともに回復基調にありましたが、11月は気温が高く推移した影響から冬物商品中心に動きが鈍く、回復に水を差す結果となりました。この結果、当第3四半期累計期間の既存店売上高は前年同期比97.3%となりました。
利益面では、集客と利益のバランスを考慮した計画的な利益管理の徹底、またPB商品の拡販等による利益改善に取り組み、売上総利益率は改善傾向にありますが、第2四半期まで客数の回復を目的に徹底して価格強化を推進した影響から、売上総利益率は前年同期を0.1ポイント下回る21.6%となりました。なお、前期に実施した現金ポイントカードの仕組み変更以降の積極的なポイント販促により発生した付与ポイントの使用増による売上値引きは徐々に減少し、平成30年12月以降は前年並みの水準に落ち着く見込みですが、当第3四半期累計期間までは大きく影響しております。
2019/01/15 9:03