客自動車運送事業
タクシー部門では、乗務員不足の影響による車両の稼働率低下に加え、実働台当り営収が前年同四半期比1.6%減少したことから、全タクシー子会社6社の売上高は前年同四半期比3.5%減の2,372百万円となりました。乗務員不足の課題解決の施策としては、依然、労働需給がひっ迫する状況下でありますが、引き続き新卒乗務員や女性乗務員の積極採用に取り組んでおります。営業面では、みんなのタクシー株式会社のスマートフォン向けタクシー配車アプリ「S.RIDE(エスライド)」が2019年4月からサービスを開始し、堅調に配車件数が増加する中、今後更なる利用拡大が見込まれます。また、広告収入の得られるタクシー車内の後部座席IOTサイネージサービス「THE TOKYO TAXI VISION GROWTH」の広告配信サービスも開始しております。5月には実車率向上に有効な需要予測システムのテスト走行を実施し、6月にはタクシー車体ラッピング広告を開始しております。WEBブラウザ上で作動する配車アプリ「WEBタク」につきましては、利用者の拡大と利便性の向上のための配車ホームページのリニューアル、JR東日本と日立製作所が主導するスマートフォンアプリを利用して各種モビリティサービスをワンストップ化する「Ringo Pass」との連携に参画しております。2018年12月からサービスを提供開始しております台湾タクシー最大手「台湾大車隊」との相互配車アプリサービス等の業務提携を更に強化し、観光タクシーの実績を積んでおります。引き続き、交通事業者として自動運転分野の実証実験への参画、異業種との連携などを含めた新たな移動サービスの提供にも取り組んでまいります。輸送の安全確保面では、安全自動ブレーキ機能及びスライドドアを搭載する高機能トヨタJPN-TAXI車両の導入を促進したことから、追突事故件数とドア開閉時の有責事故件数等が大幅に削減されております。
ハイヤー部門では、福祉輸送の送迎先車両台数の増加が寄与したことから、売上高は前年同四半期比1.3%増の684百万円となりました。経費面では新規入社乗務員募集費や採用乗務員研修費、同業他社との価格競争に対処するための営業費用が増加しております。安全安心輸送の強化施策として、引き続き車両日常点検の徹底と事故防止効果が認められるドライブレコーダーの装着等を推進しております。顧客基盤の拡大に向けては、ハイヤー認可料金改定への迅速対応、新たな福祉児童送迎配車アプリのシステム構築等に取り組んでおります。乗務員不足の課題解決に対しては、採用活動の継続強化とハイヤー乗務員未経験者に対するきめ細かい指導教育支援体制を構築しております。合わせて現状の給与保証制度の見直し等も検討しております。
2019/11/12 15:38