(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)を取り巻く経営環境は、不動産業界が日銀の低金利政策と緩やかな景気回復基調により、私募ファンドや不動産デベロッパーの活発な投資活動が継続していることに加え、インバウンド需要の復調により新築ホテルの建設も進み、安定した受注環境で推移しました。しかしながら、人手不足の問題はより深刻化しており、賃金単価の上昇や募集費等の増加による受託物件の採算性低下への対応が、喫緊の経営課題と認識しております。このような経営環境の中、ビルメンテナンス事業の売上につきましては、新築のホテルを中心に新規受託が堅調に伸びました。また第1四半期連結会計期間より連結子会社化したベトナムのCare Vietnam Joint Stock Company(以下CV社)は売上の増加に寄与しました。一方で、賃金単価の上昇等により採算性が低下した物件の契約の見直しを進めましたが、一部には解約も発生しました。リニューアル工事は、大型工事の受注が伸び悩み、若干弱含みで推移しております。結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は177億21百万円(前年同四半期比7.0%増)となりました。
利益面につきましては、ビルメンテナンス事業は、前連結会計年度に獲得した受託物件の収益改善が順調に進み、新規受託についても立ち上げに関わるイニシャルコスト(募集費、教育費、引継ぎ費用等)を吸収し、利益の増加に寄与しました。またCV社の収益も貢献度が高く推移しました。半面、リニューアル工事事業の受注減少に伴い利益が減少したことに加え、事業領域の拡大や新たなサービスメニューの拡充にむけ、人材や設備への投資を行ったことにより、販売費及び一般管理費が増加しました。結果、営業利益2億53百万円(同27.0%減)、経常利益2億92百万円(同37.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億7百万円(同30.0%減)となりました。
2018/02/14 14:20