訂正半期報告書-第19期(平成27年10月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/12/28 12:51
【資料】
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【項目】
60項目

業績等の概要

(1)業績
当中間会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景として、国内景気は緩やかな回復基調にありましたが、中国をはじめとした新興国経済の減速懸念などから、先行き不透明感が強い状況で推移いたしました。
当社が注力しているデジタルサイネージ(電子看板)は、様々な業種や用途に利用が拡大し、需要が増加しております。なかでも、当社が開発したタッチパネル対応のサイネージ自動販売機は、性別年齢推定システムを活用したマーケティング支援、AR(拡張現実)コンテンツをはじめとする各種コンテンツの提供、訪日外国人観光客向けの多言語表示などデジタルサイネージのメリットを有効活用できること、また、設置スペースを広げることなく、自動販売機に広告表示や施設案内などの機能をプラスできること、さらに、自動販売機本体に各種センサーを内蔵した自動自律保守システムを搭載し、発生したほとんどの障害の自動復旧を可能とし、高い稼働率で販売機会の損失を最小限にとどめることなどを可能としているため、引合いが拡大しており、当社の主力部門の一つに成長しております。
当中間会計期間においては、サイネージ事業の売上が減少し、総売上高は前年同期比58.5%減の134,643千円となりました。利益面では、売上高の減少に伴い、30,720千円の経常損失(前年同期は9,786千円の経常利益)、31,197千円の中間純損失(前年同期は8,482千円の中間純利益)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
① サイネージ事業
ソフトウェア受託開発及びライセンス関係の売上は増加したものの、サイネージ自動販売機の機器売上が減少したことなどにより、当中間会計期間の売上高は前年同期比59.7%減の126,941千円となりました。
② その他の事業
音声創作ソフトウェア「CeVIO Creative Studio S」シリーズのダウンロード販売以外の事業の売上が減少したことなどにより、当中間会計期間の売上高は前年同期比15.2%減の7,701千円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上債権の減少などにより、営業活動によるキャッシュ・フローが45,987千円の資金の増加となったため、141,791千円(前事業年度末は102,331千円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、営業活動による資金の増加は45,987千円(前年同期は87,715千円の資金の増加)となりました。
これは、主として、売上債権が減少したためなどであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、投資活動による資金の減少は3,350千円(前年同期は18,833千円の資金の減少)となりました。
これは、主として、金型の取得等に伴う支出によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、財務活動による資金の減少は3,171千円(前年同期は1,983千円の資金の減少)となりました。
これは、主として、長期借入金の返済による支出によります。