有価証券報告書-第27期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/26 15:07
【資料】
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【項目】
149項目
(重要な会計上の見積り)
1. 貸付金の評価及び貸付金に係る貸倒引当金の計上基準
(1)連結財務諸表に計上した額
前連結会計年度当連結会計年度
短期貸付金689百万円1,046百万円
長期貸付金542百万円234百万円
貸倒引当金△374百万円△372百万円
合計857百万円908百万円

短期貸付金は、流動資産の「その他」に含まれている1年以内回収予定の長期貸付金(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度411百万円)を含めております。
(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社グループは、事業上の必要性に応じて提携医療機関及び提携先企業への融資を行っております。当社グループの貸付金の評価及び貸倒引当金の計上基準は次のとおりです。
始めに、債務者の経営状態に応じて適切に債権の区分を行い、その債権区分に従って貸倒引当金の計上を行う方法を採用しております。
債権の区分にあたっては、弁済期限からの経過期間に応じて債権区分を行う方法を採用しており、弁済期限において未回収の部分がある貸付金を貸倒懸念債権と区分いたします。
貸倒懸念債権については、財務内容評価法又は、キャッシュ・フロー見積法により、貸倒見積高を算定しております。具体的な評価については、債務者の決算書を基に、実質的な返済財源を把握し、また債務者との協議により回収施策を検討するとともに、返済計画等を勘案し、回収可能性の評価を行います。
なお、当該見積りについて、債務者の財政状態及び経営成績等が著しく変化した場合等には、翌連結会計年度の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。
2.固定資産の減損
(1)連結財務諸表に計上した額
当連結会計年度
有形固定資産15,723 百万円
無形固定資産887 百万円
内 のれん841 百万円

当連結会計年度の連結財務諸表計上額には、株式会社IDファーマののれん228百万円及び関連する有形固定資産3,597百万円を含めております。
(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社グループは有形固定資産及び無形固定資産(のれんを含む)のグルーピングを管理会計上の区分に基づき実施しております。
これらの固定資産については、減損の兆候があると認められる場合には、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定します。判定の結果、減損損失の認識が必要と判定された場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識されます。割引前将来キャッシュ・フローの見積りは、事業計画を基礎として、一定の仮定に基づいて算定しますが、これらは見積りの不確実性を含み、経営者の判断が介在します。業績や経営環境の著しい悪化等により事業計画の前提となった仮定に変更が生じた場合には、翌連結会計年度の連結財務諸表において、固定資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。