有価証券報告書-第49期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/20 16:20
【資料】
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【項目】
150項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループは、地球の環境保全に貢献するべく、高度循環型社会の実現に向けたリサイクル事業の深化や、脱炭素社会の実現に向けたエネルギー事業の推進、新たな技術開発やビジネスモデルを構築し、効率的かつスピーディーな事業展開を目指しております。
具体的には、喫緊の課題であるCO₂排出削減や廃プラスチックのリサイクル等に必要となる大規模投資や技術開発に積極的に取り組み、成長戦略として、リサイクル事業の深化やエネルギー事業の拡充を推進してまいります。また、激動する経営環境下にあっても、持続的に成長する経済社会の実現に貢献するための「サステナビリティ経営」を実践してまいります。
(2) 経営環境
主力の廃棄物処理・リサイクル事業においては、燃料費の高騰や諸物価の上昇などが続き、人件費、販管費などのコスト増が影響しております。引き続き、建設資材価格の高騰による着工戸数の減少や人員不足による工事延伸等の影響は注視する必要があります。
再生可能エネルギー事業においては、住宅需要の変動によって製材所や合板工場における原木のニーズが安定しないことなどから林業経営には課題が残りますが、引き続き6発電所の安定稼働体制に努めると共に、電力小売部門の営業体制強化にも取り組んでおります。
環境エンジニアリング事業においても、引き続き強みとする廃棄物の選別プラントやスクラップ関連設備の大型案件の受注に注力し、環境コンサルティング事業と共に、廃棄物処理・リサイクル事業、再生可能エネルギー事業との相乗効果を図る製品開発、研究技術開発にも積極的に取り組んでまいります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
上記背景から、当社グループは、2024年5月に策定しました第2次中期経営計画『「WX(※1)環境企業」への挑戦』の達成に向けて「既存事業の強靭化」と「新分野・新事業への挑戦」を両軸とし、環境事業分野における革新的な企業体として、以下の3つの基本戦略をグループ一丸となって邁進し、事業領域の拡充を図ってまいります。
①高度循環型社会に貢献する再資源化・リサイクル事業の深化
②脱炭素社会に貢献する再生可能エネルギー事業の推進
③サーキュラーエコノミー社会へ貢献する新分野・新事業への挑戦
当社グループは、持続的に成長する経済社会の実現に貢献するためのサステナビリティ経営を実践するために、コンプライアンス意識の徹底と、それに基づく事業活動の推進を最重要な経営課題と認識するとともに、ガバナンス体制を強化し、中長期的な企業価値最大化を図ってまいります。
また、親会社であるTREホールディングス(株)の企業理念である「地球の環境保全に貢献する。」を基に、地球規模での深刻な環境破壊や気候変動の影響に対して、高度循環型社会並びに脱炭素社会への貢献を図り、自然との調和、地域の生態系と共生し「WX環境企業」として、リサイクル事業の深化、エネルギー事業の飛躍的な成長に向けて重点的に取り組む「共創」をテーマとした、以下の7つの事項を推進いたします。
①千葉県市原市、福島県相馬市を中心とする環境複合事業構想の推進
②大手動脈企業との業務資本提携等の具体化による新規事業展開
③グループ拠点を中心とした公民連携による一般廃棄物等の取り込み
④グループ拠点を活かした国土強靭化(レジリエンス機能強化)への貢献
⑤廃プラスチック等リサイクル新技術の社会実装による競争優位の創出
⑥M&A、海外展開によるグループシナジー発揮と業容拡大
⑦脱炭素社会に向けた中長期的取り組み強化(森林再生)
なかでも、国土強靭化への貢献は、これまで当社グループが培ってきた災害時の復旧・復興事業の経験をいかんなく発揮すべき場面と認識しております。喫緊の取り組みとして、令和6年能登半島地震によって被災した皆様が一日も早く元の生活を取り戻されるよう、災害廃棄物の処理支援事業に注力しております。
そして、こうした取り組みを更に拡張・強化するため経営課題(マテリアリティ)を特定し非財務指標(KPI)を設定の上、高度循環型社会および脱炭素社会の実現に貢献するために経営基盤をより一層強化すべく、下記3つの事項に取り組んでおります。
①働きやすい、働きがいのある職場環境整備、安全対策強化、人的資本投資の実行
②法令遵守をはじめ、健全で透明性の高いガバナンス体制の強化、リスク管理を徹底
③あらゆるステークホルダーから信頼され、顧客満足の最大化を図る取り組みを推進
新技術開発や規制対応等に関する高度な知見を持った環境人材の確保や、グループ会社のみならず社外との人材交流、出向などにより、柔軟な人材配置を実施します。また、情報セキュリティ対策を徹底した上でAI等を適切に活用することによる業務効率化も目指します。さらに、廃棄物の無害化やさらなる減容化、再生可能エネルギー事業の拡充などにより、顧客満足度の最大化に努めます。
こうした取り組みにより企業価値をさらに高め、WX環境企業としてサーキュラーエコノミーのリーディングカンパニーを目指してまいります。
※1 WX(Waste Transformation)とは、これまでの資源化の難しかった廃棄物、使用済み製品等についても、技術的、採算的課題克服に挑戦し、資源循環に変革していくことを表す当社グループの事業コンセプト。

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