四半期報告書-第12期第2四半期(平成26年7月1日-平成26年9月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものです。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期の外国為替相場は、7月上旬に発表された米国雇用統計が市場予想より強い結果だったことなどを受けてドル/円は102円台を回復しました。7月中旬に入ると、ポルトガルの銀行に対する経営懸念などから欧米の株価が軟調に推移したことを受けてユーロ売りが強まる一方、円買いも強まり、ドル/円は、101円台前半まで値を下げましたが、月末に発表された良好な米国第2四半期GDPを手掛かりに米金利が上昇し、ドル/円は平成26年4月以来となる103円台を示現しました。
8月に入ると、ウクライナ問題や中東情勢の緊迫化、いわゆる地政学的リスクが全般的に強まり、円が買われドル/円は101円台半ばまで下落しました。しかし、8月中旬に入り懸念されていた地政学的リスクが徐々に後退すると、ドル/円にも買い戻しが入り103円台を回復、さらに、その後公表された米国FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨が予想よりもタカ派色が強かったことからドル高ユーロ安の展開となり、ドル/円は103円台後半まで上昇した反面、ユーロ/ドルは1.32ドル台まで反落しました。
その後、22日に米国ワイオミング州、ジャクソンホールで行われた経済シンポジウムでのイエレンFRB(米国連邦準備制度理事会)議長の講演後には早期利上げ期待が高まり、ドル/円は続伸、1月20日以来の高値となる104円台を回復しました。一方、同シンポジウムでドラギECB(欧州中央銀行)総裁が追加緩和をほのめかしたことから、ユーロ/ドルは1.31ドル台付近まで続落しました。
9月に入っても、米長期金利の上昇などを受け全般的にドル高ユーロ安の基調が継続、2日にはドル/円は105円台を付けました。続いて4日に行われたECB理事会が予想外の利下げに踏み切るとユーロは急落、ユーロ/ドルは平成25年7月以来となる1.29ドル台を示現しました。9月の中旬に入ってもドル高の流れに著変なく、17日のFOMCにて政策金利見通しが上方修正されると、ドル/円は108円台まで買い進まれました。さらに、9月下旬には本邦半期末要因でドル買いが進行したこともあり、ドル/円は109円台後半まで続伸、ユーロ/ドルは平成24年9月以来となる1.25ドル台で取引を終了しました。
このような環境下、当社は、お客様に「投資力」を身につけ、FXを楽しみながら安定した収益をあげていただきたいという信念の基、有益な投資環境、並びに投資情報を提供し、お客様の「投資力」向上に積極的に取り組んでまいりました。7月には「まじめにFX。」を標榜する当社に違わぬブランドイメージをあらためて発信すべく、コーポレートサイトの全面リニューアルを実施するとともに、当社のお客様限定で提供している、質・量ともに業界トップクラスの「マーケット情報」の全面リニューアルを実施するなど、お客様の利便性向上を図るとともに、ブランド強化に注力しました。
また、8月には収益基盤の拡大を図るべく、新しいスタイルのシステムトレード『ちょいトレFX』のサービス提供を開始しました。さらに同月、お客様からの「よりスピーディな取引をしたい」「より使いやすくして欲しい」というニーズにお応えするべく「スピード」・「操作性」を格段に向上させた、当社主力商品『選べる外貨』の即時発注ツール「ハイスピード注文(パソコン、スマートフォンアプリに搭載)」を全面リニューアルしました。
このようなお客様の利便性向上および投資力向上に向けた施策を矢継ぎ早に実施したことが奏功し、また、8月下旬より米国の早期利上げ観測を背景とするドル買いの動きから変動率が大きく上昇したことで9月度は今年度最大の取引高となりました。
以上の結果、当第2四半期会計期間末の外国為替保証金取引の口座数は、152,059口座(前事業年度末比3.6%増)、外国為替保証金取引預り保証金は15,521百万円(同3.8%減)と比較的堅調であったものの、当第2四半期累計期間の外国為替取引高は期初から続いた相場の極端な膠着化の影響もあり、前年同期比51.8%減の207,674百万通貨単位となったことから、営業収益は960百万円(前年同期は1,763百万円)、営業損失は109百万円(同408百万円の営業利益)、経常損失は111百万円(同405百万円の経常利益)、そして四半期純損失は135百万円(同353百万円の四半期純利益)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末比1,694百万円減の21,074百万円となりました。これは、主として外国為替保証金取引評価勘定の増加210百万円の一方で、顧客区分管理信託の減少885百万円、現金及び預金の減少817百万円、外国為替取引未収入金の減少113百万円等により流動資産が1,653百万円減少したことおよび、リース資産、ソフトウエア等の減価償却等により固定資産が40百万円減少したことによるものです。
負債は、前事業年度末比1,372百万円減の17,237百万円となりました。これは、主として外国為替保証金取引預り保証金の減少608百万円、外国為替取引預り担保金の減少526百万円、外国為替取引未払金の減少76百万円および、賞与引当金の減少45百万円等によるものです。
純資産は、配当の支払186百万円並びに四半期純損失135百万円により利益剰余金が前事業年度末比321百万円減少した結果、3,837百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ817百万円減少し、3,166百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純損失111百万円に加え、増加要因として、顧客区分管理信託の減少885百万円、減価償却費133百万円、外国為替取引未収入金の減少113百万円等がある一方で、減少要因として外国為替保証金取引預り保証金の減少608百万円、外国為替取引預り担保金の減少526百万円、外国為替保証金取引評価勘定(流動資産)の増加210百万円、外国為替取引差入担保金の増加90百万円等により、490百万円の減少となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産の取得による支出91百万円により91百万円の減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額185百万円およびリース債務の返済による支出49百万円により234百万円の減少となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
FX業界を取り巻く環境は、期初から続いた相場の極端な膠着化によるボラティリティの低下が、お客様の投資意欲を減退させたこともあり、業界全体の取引高も大幅に減少しました。当社もその影響を大きく受け、当第2四半期累計期間においては、取引高は前年同期比で51.8%減、また営業収益も同45.5%減と大幅に落ち込む結果となりました。
第2四半期に入り、ようやく外国為替相場が胎動し始める中、従来より取り組んできたカバー手法の見直しや効果的なキャンペーン投入等の諸施策の効果もあり、当社業績も期初の低迷した状態から反転の兆しを見せつつあります。今後、品揃えを拡充したシステムトレードの提供や、より操作性の高い取引ツールの開発といった既存サービスのより一層の充足、並びにオンラインセミナーや会場セミナー等の当社の強みである豊富な情報等を積極的にお客様に提供して、更なる営業基盤の拡大に注力してまいります。
また、収益力の強化と共にあらゆるコスト構造を見直すことにより引き続き営業経費の削減に努め、安定的に利益を確保できる体制の構築に注力してまいります。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
当第2四半期累計期間において、著しい変動はありません。
(7) 業務の状況
① 営業収益
営業収益の推移は次のとおりです。
(単位:千円)
(注) 上記の金額には消費税等は含まれていません。
② 外国為替取引における通貨別取引高
通貨別取引高の推移は次のとおりです。
(注)1 通貨別取引高には外国為替取引システムのASP提供先の取引高を含んでいます。
なお、前第2四半期累計期間の取引高は、平成25年7月をもってサービス提供を終了した「大証FX」の取引高を含んでいます。
2 平成25年10月に『選べるミラートレーダー』のサービス提供を開始したことにより、取り扱う通貨ペアが大幅に増加したことから、取引高の多い主要4通貨ペア以外の通貨ペアについては、その他として記載しています。そのため、比較情報である前第2四半期累計期間も同様の記載としています。
③ 自己資本規制比率
自己資本規制比率の推移は次のとおりです。
(単位:千円)
④ 外国為替保証金取引における口座数および預り保証金残高
口座数および預り保証金残高の推移は次のとおりです。
(注) 総口座数にはASP提供先の口座数は含まれていません。
(8) 主要な設備
①主要な設備の状況
当第2四半期累計期間において、以下の設備を取得しました。
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2 上記取得設備は、前事業年度末に計画中であった外国為替取引システム開発が取得年月において完了したものを含んでいます。
②設備の新設、除却等の計画
当第2四半期累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設等の計画は次のとおりです。また、新たに確定した重要な設備の除却はありません。
なお、当第2四半期累計期間において、前事業年度末に計画中であった重要な設備の新設等について、重要な変更はありません。
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2 上記投資予定額の既支払額は、「①主要な設備の状況」に記載の外国為替取引システム開発が取得年月において完了したことによるものです。
(9) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社が取り扱う外国為替保証金取引は、一般的には、外国為替相場の変動率が高ければ高いほど、お客様の取引量が増加する傾向にあり、当社収益も増加する傾向にあります。逆に変動率が低い場合は、お客様の取引量が減少する傾向にあり、当社の収益に影響を及ぼす可能性があります。
8月中旬より米国の利上げに対する期待感などから、本年2月以降、狭小レンジにて膠着していた外国為替相場にも動きが見え始め、お客様の取引も活況になりつつあります。この流れを受けて10月以降も一定の収益は確保できるものと考えていますが、12月は一般的に取引が減少する傾向にあり、市場の変動率が急低下する可能性があります。
当社はお客様が一時的に取引に慎重になるなどの可能性を踏まえ、外国為替相場の変動率が低くても、定期的な取引が期待できるFX自動売買サービス(システムトレード)の提供、具体的には、昨年10月にリリースした選ぶだけで始められる『選べるミラートレーダー』に加え、本年8月にリリースした自分で作って選べる『ちょいトレFX』の2つのシステムトレードの提供により、お客様の取引機会の拡大と利便性向上を図り、幅広いお客様層の獲得が期待できると考えています。
また、当社は「まじめにFX。」を標榜し、豊富なツールの提供による取引のしやすさ、情報提供力の強さを前面に出すことで同業他社との差別化を打ち出しています。こうした取り組みでお客様の金融リテラシーの向上をサポートし、長きにわたって当社で取引していただくことにより、取引量の増加並びに収益力の強化を目指しています。
(10) 経営者の問題認識と今後の方針について
当社経営陣は、現在の事業環境および入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めています。
今年に入ってから外国為替相場の記録的な変動率の低下や、それによる個人投資家の投資マインドの冷え込みなどで、業界全体のみならず、銀行間取引(インターバンク市場取引)でも取引高が減少しています。8月中旬より状況は反転しつつあるものの、当社業績面においても苦戦を強いられている状況です。
このような環境下、当社は、外国為替相場の動向に左右されない体制を築くことが緊急の課題と認識し、定期的な取引が期待できるシステムトレードのサービス強化に一層注力してまいります。また、主力商品である『選べる外貨』のお客様の取引を活性化すべく、取引ツール等の改善を図るとともに、オンラインセミナーや会場セミナー等を通じてお客様の「投資力」向上に取り組むことで、お客様取引の継続性強化を目指します。
また、当社は、引き続き上位業者との取引高の差を縮めることを第一の目標としつつ、商品の拡充、利益率の向上に向けたカバー取引の手法改善なども進めながら、本来の「プライムらしさ」すなわち、①為替のプロであること、②お客様に近い存在であること、③企業倫理を重んじること、を前面に打ち出していくことで個性を主張し、お客様に選ばれる企業を目指します。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期の外国為替相場は、7月上旬に発表された米国雇用統計が市場予想より強い結果だったことなどを受けてドル/円は102円台を回復しました。7月中旬に入ると、ポルトガルの銀行に対する経営懸念などから欧米の株価が軟調に推移したことを受けてユーロ売りが強まる一方、円買いも強まり、ドル/円は、101円台前半まで値を下げましたが、月末に発表された良好な米国第2四半期GDPを手掛かりに米金利が上昇し、ドル/円は平成26年4月以来となる103円台を示現しました。
8月に入ると、ウクライナ問題や中東情勢の緊迫化、いわゆる地政学的リスクが全般的に強まり、円が買われドル/円は101円台半ばまで下落しました。しかし、8月中旬に入り懸念されていた地政学的リスクが徐々に後退すると、ドル/円にも買い戻しが入り103円台を回復、さらに、その後公表された米国FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨が予想よりもタカ派色が強かったことからドル高ユーロ安の展開となり、ドル/円は103円台後半まで上昇した反面、ユーロ/ドルは1.32ドル台まで反落しました。
その後、22日に米国ワイオミング州、ジャクソンホールで行われた経済シンポジウムでのイエレンFRB(米国連邦準備制度理事会)議長の講演後には早期利上げ期待が高まり、ドル/円は続伸、1月20日以来の高値となる104円台を回復しました。一方、同シンポジウムでドラギECB(欧州中央銀行)総裁が追加緩和をほのめかしたことから、ユーロ/ドルは1.31ドル台付近まで続落しました。
9月に入っても、米長期金利の上昇などを受け全般的にドル高ユーロ安の基調が継続、2日にはドル/円は105円台を付けました。続いて4日に行われたECB理事会が予想外の利下げに踏み切るとユーロは急落、ユーロ/ドルは平成25年7月以来となる1.29ドル台を示現しました。9月の中旬に入ってもドル高の流れに著変なく、17日のFOMCにて政策金利見通しが上方修正されると、ドル/円は108円台まで買い進まれました。さらに、9月下旬には本邦半期末要因でドル買いが進行したこともあり、ドル/円は109円台後半まで続伸、ユーロ/ドルは平成24年9月以来となる1.25ドル台で取引を終了しました。
このような環境下、当社は、お客様に「投資力」を身につけ、FXを楽しみながら安定した収益をあげていただきたいという信念の基、有益な投資環境、並びに投資情報を提供し、お客様の「投資力」向上に積極的に取り組んでまいりました。7月には「まじめにFX。」を標榜する当社に違わぬブランドイメージをあらためて発信すべく、コーポレートサイトの全面リニューアルを実施するとともに、当社のお客様限定で提供している、質・量ともに業界トップクラスの「マーケット情報」の全面リニューアルを実施するなど、お客様の利便性向上を図るとともに、ブランド強化に注力しました。
また、8月には収益基盤の拡大を図るべく、新しいスタイルのシステムトレード『ちょいトレFX』のサービス提供を開始しました。さらに同月、お客様からの「よりスピーディな取引をしたい」「より使いやすくして欲しい」というニーズにお応えするべく「スピード」・「操作性」を格段に向上させた、当社主力商品『選べる外貨』の即時発注ツール「ハイスピード注文(パソコン、スマートフォンアプリに搭載)」を全面リニューアルしました。
このようなお客様の利便性向上および投資力向上に向けた施策を矢継ぎ早に実施したことが奏功し、また、8月下旬より米国の早期利上げ観測を背景とするドル買いの動きから変動率が大きく上昇したことで9月度は今年度最大の取引高となりました。
以上の結果、当第2四半期会計期間末の外国為替保証金取引の口座数は、152,059口座(前事業年度末比3.6%増)、外国為替保証金取引預り保証金は15,521百万円(同3.8%減)と比較的堅調であったものの、当第2四半期累計期間の外国為替取引高は期初から続いた相場の極端な膠着化の影響もあり、前年同期比51.8%減の207,674百万通貨単位となったことから、営業収益は960百万円(前年同期は1,763百万円)、営業損失は109百万円(同408百万円の営業利益)、経常損失は111百万円(同405百万円の経常利益)、そして四半期純損失は135百万円(同353百万円の四半期純利益)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末比1,694百万円減の21,074百万円となりました。これは、主として外国為替保証金取引評価勘定の増加210百万円の一方で、顧客区分管理信託の減少885百万円、現金及び預金の減少817百万円、外国為替取引未収入金の減少113百万円等により流動資産が1,653百万円減少したことおよび、リース資産、ソフトウエア等の減価償却等により固定資産が40百万円減少したことによるものです。
負債は、前事業年度末比1,372百万円減の17,237百万円となりました。これは、主として外国為替保証金取引預り保証金の減少608百万円、外国為替取引預り担保金の減少526百万円、外国為替取引未払金の減少76百万円および、賞与引当金の減少45百万円等によるものです。
純資産は、配当の支払186百万円並びに四半期純損失135百万円により利益剰余金が前事業年度末比321百万円減少した結果、3,837百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前事業年度末に比べ817百万円減少し、3,166百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純損失111百万円に加え、増加要因として、顧客区分管理信託の減少885百万円、減価償却費133百万円、外国為替取引未収入金の減少113百万円等がある一方で、減少要因として外国為替保証金取引預り保証金の減少608百万円、外国為替取引預り担保金の減少526百万円、外国為替保証金取引評価勘定(流動資産)の増加210百万円、外国為替取引差入担保金の増加90百万円等により、490百万円の減少となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産の取得による支出91百万円により91百万円の減少となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額185百万円およびリース債務の返済による支出49百万円により234百万円の減少となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
FX業界を取り巻く環境は、期初から続いた相場の極端な膠着化によるボラティリティの低下が、お客様の投資意欲を減退させたこともあり、業界全体の取引高も大幅に減少しました。当社もその影響を大きく受け、当第2四半期累計期間においては、取引高は前年同期比で51.8%減、また営業収益も同45.5%減と大幅に落ち込む結果となりました。
第2四半期に入り、ようやく外国為替相場が胎動し始める中、従来より取り組んできたカバー手法の見直しや効果的なキャンペーン投入等の諸施策の効果もあり、当社業績も期初の低迷した状態から反転の兆しを見せつつあります。今後、品揃えを拡充したシステムトレードの提供や、より操作性の高い取引ツールの開発といった既存サービスのより一層の充足、並びにオンラインセミナーや会場セミナー等の当社の強みである豊富な情報等を積極的にお客様に提供して、更なる営業基盤の拡大に注力してまいります。
また、収益力の強化と共にあらゆるコスト構造を見直すことにより引き続き営業経費の削減に努め、安定的に利益を確保できる体制の構築に注力してまいります。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
当第2四半期累計期間において、著しい変動はありません。
(7) 業務の状況
① 営業収益
営業収益の推移は次のとおりです。
(単位:千円)
| 区分 | 前第2四半期累計期間 (自 平成25年4月1日 至 平成25年9月30日) | 当第2四半期累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年9月30日) | 前年同期比 (%) |
| 営業収益 | |||
| ・外国為替取引事業収益 | |||
| 外国為替取引損益 | 1,289,520 | 889,047 | △31.1 |
| 手数料収入 | 91,239 | 43,313 | △52.5 |
| その他のデリバティブ取引損益 | 354,790 | ― | △100.0 |
| その他(受取利息等) | 9,093 | 11,344 | +24.8 |
| ・外国為替取引関連サービス事業収益 | |||
| その他(システム貸与料等) | 18,847 | 16,706 | △11.4 |
| 合計 | 1,763,492 | 960,411 | △45.5 |
(注) 上記の金額には消費税等は含まれていません。
② 外国為替取引における通貨別取引高
通貨別取引高の推移は次のとおりです。
| 区分 | 前第2四半期累計期間 (自 平成25年4月1日 至 平成25年9月30日) | 当第2四半期累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年9月30日) | 前年同期比 (%) | |
| 米ドル/円 | (単位:万米ドル) | 29,208,503 | 13,279,323 | △54.5 |
| ユーロ/円 | (単位:万ユーロ) | 5,621,944 | 1,679,652 | △70.1 |
| ポンド/円 | (単位:万ポンド) | 1,472,541 | 1,254,091 | △14.8 |
| 豪ドル/円 | (単位:万豪ドル) | 4,232,981 | 2,307,767 | △45.5 |
| その他 | (単位:万通貨) | 2,513,338 | 2,246,587 | △10.6 |
(注)1 通貨別取引高には外国為替取引システムのASP提供先の取引高を含んでいます。
なお、前第2四半期累計期間の取引高は、平成25年7月をもってサービス提供を終了した「大証FX」の取引高を含んでいます。
2 平成25年10月に『選べるミラートレーダー』のサービス提供を開始したことにより、取り扱う通貨ペアが大幅に増加したことから、取引高の多い主要4通貨ペア以外の通貨ペアについては、その他として記載しています。そのため、比較情報である前第2四半期累計期間も同様の記載としています。
③ 自己資本規制比率
自己資本規制比率の推移は次のとおりです。
(単位:千円)
| 区分 | 前事業年度 (平成26年3月31日) | 当第2四半期会計期間 (平成26年9月30日) | ||
| 基本的項目 | (A) | 4,159,564 | 3,837,646 | |
| 補完的項目 | (B) | 411 | 411 | |
| その他有価証券評価差額金(評価益)等 | ― | ― | ||
| 金融商品取引責任準備金 | 411 | 411 | ||
| 一般貸倒引当金 | ― | ― | ||
| 長期劣後債務 | ― | ― | ||
| 短期劣後債務 | ― | ― | ||
| 控除資産 | (C) | 754,192 | 704,670 | |
| 固定化されていない自己資本(A)+(B)-(C) | (D) | 3,405,783 | 3,133,387 | |
| リスク相当額 (F)+(G)+(H) | (E) | 717,597 | 554,361 | |
| 市場リスク相当額 | (F) | 98,888 | 5,842 | |
| 取引先リスク相当額 | (G) | 24,268 | 29,077 | |
| 基礎的リスク相当額 | (H) | 594,441 | 519,440 | |
| 自己資本規制比率 (D)/(E)×100 | 474.6% | 565.2% | ||
④ 外国為替保証金取引における口座数および預り保証金残高
口座数および預り保証金残高の推移は次のとおりです。
| 区分 | 前事業年度 (平成26年3月31日) | 当第2四半期会計期間 (平成26年9月30日) | 前事業年度比 (%) |
| 総口座数 | 146,774 | 152,059 | +3.6 |
| (内稼動口座数) | (35,809) | (37,128) | (+3.7) |
| 預り保証金(千円) | 16,129,575 | 15,521,169 | △3.8 |
(注) 総口座数にはASP提供先の口座数は含まれていません。
(8) 主要な設備
①主要な設備の状況
当第2四半期累計期間において、以下の設備を取得しました。
| 事業所名 (所在地) | 事業区分 | 設備の内容 | 帳簿価額 (千円) | 取得年月 |
| ソフトウエア | ||||
| 本 社 (東京都渋谷区) | 外国為替取引事業 | 外国為替取引システム開発 | 16,560 | 平成26年6月 |
| 外国為替取引システム開発 | 55,160 | 平成26年8月 |
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2 上記取得設備は、前事業年度末に計画中であった外国為替取引システム開発が取得年月において完了したものを含んでいます。
②設備の新設、除却等の計画
当第2四半期累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設等の計画は次のとおりです。また、新たに確定した重要な設備の除却はありません。
なお、当第2四半期累計期間において、前事業年度末に計画中であった重要な設備の新設等について、重要な変更はありません。
| 事業所名 (所在地) | 事業区分 | 設備の内容 | 投資予定額 | 資金調達方法 | 着手年月 | 完了予定 年月 | |
| 総額 (千円) | 既支払額 (千円) | ||||||
| 本社 (東京都渋谷区) | 外国為替 取引事業 | 外国為替取引 システム開発 | 28,655 | 15,200 | 自己資金 | 平成26年 6月 | 平成26年 10月 |
(注)1 上記の金額には、消費税等は含まれていません。
2 上記投資予定額の既支払額は、「①主要な設備の状況」に記載の外国為替取引システム開発が取得年月において完了したことによるものです。
(9) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社が取り扱う外国為替保証金取引は、一般的には、外国為替相場の変動率が高ければ高いほど、お客様の取引量が増加する傾向にあり、当社収益も増加する傾向にあります。逆に変動率が低い場合は、お客様の取引量が減少する傾向にあり、当社の収益に影響を及ぼす可能性があります。
8月中旬より米国の利上げに対する期待感などから、本年2月以降、狭小レンジにて膠着していた外国為替相場にも動きが見え始め、お客様の取引も活況になりつつあります。この流れを受けて10月以降も一定の収益は確保できるものと考えていますが、12月は一般的に取引が減少する傾向にあり、市場の変動率が急低下する可能性があります。
当社はお客様が一時的に取引に慎重になるなどの可能性を踏まえ、外国為替相場の変動率が低くても、定期的な取引が期待できるFX自動売買サービス(システムトレード)の提供、具体的には、昨年10月にリリースした選ぶだけで始められる『選べるミラートレーダー』に加え、本年8月にリリースした自分で作って選べる『ちょいトレFX』の2つのシステムトレードの提供により、お客様の取引機会の拡大と利便性向上を図り、幅広いお客様層の獲得が期待できると考えています。
また、当社は「まじめにFX。」を標榜し、豊富なツールの提供による取引のしやすさ、情報提供力の強さを前面に出すことで同業他社との差別化を打ち出しています。こうした取り組みでお客様の金融リテラシーの向上をサポートし、長きにわたって当社で取引していただくことにより、取引量の増加並びに収益力の強化を目指しています。
(10) 経営者の問題認識と今後の方針について
当社経営陣は、現在の事業環境および入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めています。
今年に入ってから外国為替相場の記録的な変動率の低下や、それによる個人投資家の投資マインドの冷え込みなどで、業界全体のみならず、銀行間取引(インターバンク市場取引)でも取引高が減少しています。8月中旬より状況は反転しつつあるものの、当社業績面においても苦戦を強いられている状況です。
このような環境下、当社は、外国為替相場の動向に左右されない体制を築くことが緊急の課題と認識し、定期的な取引が期待できるシステムトレードのサービス強化に一層注力してまいります。また、主力商品である『選べる外貨』のお客様の取引を活性化すべく、取引ツール等の改善を図るとともに、オンラインセミナーや会場セミナー等を通じてお客様の「投資力」向上に取り組むことで、お客様取引の継続性強化を目指します。
また、当社は、引き続き上位業者との取引高の差を縮めることを第一の目標としつつ、商品の拡充、利益率の向上に向けたカバー取引の手法改善なども進めながら、本来の「プライムらしさ」すなわち、①為替のプロであること、②お客様に近い存在であること、③企業倫理を重んじること、を前面に打ち出していくことで個性を主張し、お客様に選ばれる企業を目指します。