このような状況のもと、当社グループの売上高及び受注の状況は、第2四半期には試作金型を中心に一旦回復傾向を見せたものの当第3四半期に入り、急激に受注環境が悪化し、原材料価格値上がり等によるコスト増加の価格転嫁が順調に進捗しておらず、引続き厳しい状況が続いております。当社の主要顧客であるコンシューマエレクトロニクス分野の受注の低下が大きい一方で新規開拓分野の受注増加が未だ限定的であることや、世界的な資源・部材不足やサプライチェーンの混乱等により、生産活動が計画通り進まない状況や、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、新規開発試作品製造・金型製造及び量産品製造の受注・生産の状況は大変厳しい結果となりました。ロボット・装置関連製品については、サポート・サービスロボット分野などのスタートアップ企業への出資なども含めた包括事業化支援を掲げた取組みにより、受託開発や受託製造の引き合いは拡大傾向にあります。同分野を中心としたスタートアップ企業への包括事業支援を掲げて、特に販売・量産フェイズの支援に注力しております。当第3四半期においては、世界的な電子部品・電池などの部材調達が難航していること、株式市場の不安定な状況によるスタートアップ分野への資金流入が直近で若干停滞していること等を背景に、各社開発・製品化への取組み速度は鈍化傾向であるものの、包括事業化支援の取組みは一定の成果を見ており、ロボット・装置関連製品の売上高は、堅調に推移しました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高3,657百万円(前年同四半期比2.8%減)となり、利益面につきましては、売上総利益は384百万円(前年同四半期比9.7%減)、営業損失612百万円(前年同四半期は営業損失547百万円)となりました。以下、受取配当金、助成金収入等の営業外収益119百万円(同14.9%増)を加算し、持分法による投資損失、投資事業組合運用損、支払利息等の営業外費用274百万円(同27.0%減)を減じた結果として、経常損失は767百万円(前年同四半期は経常損失818百万円)となりました。さらに、特別利益として投資有価証券売却益、持分変動利益等52百万円を計上、一方で特別損失として段階取得に係る差損及び投資有価証券評価損等により34百万円を計上しました。
これに税金費用を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は810百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失615百万円)となりました。
2023/03/16 10:00