半期報告書-第10期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

【提出】
2018/09/27 15:45
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有報資料

(1)業績
当社グループは、飲料・食品、酒類、その他の各セグメントにおいて国内外で積極的な事業展開を行いました。当中間連結会計期間の業績は、売上収益(酒税控除後)1兆652億円(前年同期比103.7%)、売上収益(酒税込み)1兆1,894億円(前年同期比103.3%)、営業利益1,231億円(前年同期比105.0%)、親会社の所有者に帰属する中間利益は、748億円(前年同期比136.9%)となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりです。
[飲料・食品セグメント]
サントリー食品インターナショナル㈱は、お客様の嗜好・ニーズを捉えた上質でユニークな商品を提案し、お客様の生活に豊かさをお届けするという考えのもと、ブランド強化や新規需要の創造に注力したほか、グループ全体での品質の向上等に取り組みました。また、将来の持続的な成長に向け、各エリアにおける事業基盤の強化にも注力しました。
日本では、水・コーヒー・無糖茶カテゴリーを中心に、重点ブランドの強化や新たな価値を持つ商品の提案を通じて新規需要の創造に取り組み、販売数量は前年同期を上回りました。「サントリー天然水」は、独自のブランド価値である“清冽でおいしい水”“ナチュラル&ヘルシー”を引き続き訴求した結果、主力のミネラルウォーターが好調に推移しました。また、新たに発売した「サントリー 南アルプススパークリング」シリーズもご好評をいただく等、ブランド全体の販売数量が前年同期を大きく上回りました。「BOSS」は、引き続き缶コーヒーのコアユーザーに向けたマーケティング活動を積極的に展開しました。また、新たなコーヒーユーザーをターゲットに昨年発売した「クラフトボス」は、「ブラック」「ラテ」に加えて6月に「ブラウン」も発売し、ご好評をいただきました。これらの結果ブランド全体の販売数量が前年同期を上回りました。無糖茶カテゴリーでは、「伊右衛門」の中味・パッケージを3月にリニューアルし、新たな味わいや新テレビCMがご好評をいただきました。また、「サントリー烏龍茶」は好調に推移しました。更に、拡大する麦茶市場においても「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」の販売数量が伸長し、前年同期を大幅に上回りました。また、自動販売機事業では、引き続き、自動販売機限定商品を積極的に投入する等、自動販売機チャネルの魅力を高める活動を推進しました。
欧州では、主力ブランドを中心に積極的なマーケティング活動を展開しました。フランスでは、果汁入り炭酸飲料「Orangina」と果汁飲料「Oasis」の販売数量が前年同期を上回ったことに加え、「MayTea」の販売も好調に推移しました。英国では、悪天候の影響もあり「Lucozade」「Ribena」の販売数量が前年同期を下回りました。また、4月の砂糖税導入後、「Lucozade」の販売トレンド回復に向け積極的なプロモーション活動を展開しました。スペインでは、業務用チャネルを中心に「Schweppes」の消費者接点拡大に取り組みましたが、悪天候の影響もあり、同ブランドの販売数量は前年同期を下回りました。
アジアでは、重点エリアで主力ブランドの販売拡大に取り組んだほか、タイにおいて、PepsiCo, Inc.との合弁会社Suntory PepsiCo Beverage (Thailand) Co., Ltd.が3月に事業を開始しました。清涼飲料事業では、ベトナムにおいて、エナジードリンク「Sting」や茶飲料「TEA+」の積極的なマーケティング活動を実施したほか、炭酸飲料等が伸長しました。また、インドネシアではカップ飲料「Okky」の販売が好調に推移しました。健康食品事業を展開するブランズサントリー・グループは、主力市場のタイを中心に「BRAND’S Essence of Chicken」のマーケティング強化に取り組んだほか、ミャンマー等の成長市場への取り組みも強化しました。
オセアニアでは、引き続き主力ブランドの強化を進めました。フルコアサントリー・グループでは、「V」をはじめとするエナジードリンクが好調に推移したほか、発酵茶飲料(コンブチャ)の「Amplify」を新たに発売しました。また、当中間連結会計期間からフレッシュコーヒー事業をアジア事業からオセアニア事業に移管し、引き続き「TOBY’S ESTATE」「L’AFFARE」「Mocopan」等の主力ブランドの強化を図りました。
米州では、ノースカロライナ州で、主力炭酸ブランドの更なる販売強化に取り組むとともに、水やコーヒー飲料等、伸長している非炭酸カテゴリーにも注力しました。
以上の結果、飲料・食品セグメントは売上収益6,102億円(前年同期比103.9%)、営業利益665億円(前年同期比103.7%)となりました。
[酒類セグメント] 酒類セグメントに記載の売上収益は酒税控除後の数値です。
Beam Suntory Inc.を中心としたスピリッツ事業は、為替や事業売却等の影響を除いた既存事業ベースの売上収益が前年同期比一桁台半ば増となりました。中でも、バーボンウイスキー「ジムビーム」の販売数量が一桁台後半増、「メーカーズマーク」の販売数量が二桁増となったほか、テキーラ「オルニートス」等も好調に推移しました。地域別の売上収益は、米国が前年同期比一桁台半ば増、欧州が前年同期比二桁増、東南アジア・中国が前年同期比二桁増となりました。日本では、サントリースピリッツ㈱を中心とした国内スピリッツ事業の売上収益が前年同期比103%となりました。ウイスキーは、戦略ブランド「角瓶」「ジムビーム」「トリス」「メーカーズマーク」を中心に好調に推移しました。RTDは、食中酒としてご好評をいただいている「-196℃ ストロングゼロ」やハイボール缶に加え、「ほろよい」も好調に推移し、販売数量が前年同期比110%と大きく伸長しました。また、ジャパニーズクラフトジン「ROKU」をソーダ割りで食中酒として訴求したほか、本格的なレモンサワーが家庭で手軽に楽しめる「こだわり酒場のレモンサワーの素」を2月に発売する等、新たな需要の創造に取り組みました。
サントリービール㈱を中心としたビール事業は、総市場※1が前年同期比96%程度と推定される中、前年同期並の3,278万ケース※2を販売し、総市場の成長率を上回りました。ノンアルコールビールテイスト飲料を除いたビール類のシェアは、16.3%(課税数量ベース)で過去最高となりました。「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドは、739万ケース(前年同期比98%)の販売となりビール市場の成長率を上回りました。3月中旬から展開している家庭向け“神泡”プロモーションは大変高い評価をいただき、4-6月の「ザ・プレミアム・モルツ」缶の販売数量が前年同期比108%と好調に推移しました。新ジャンルの販売数量は高アルコール新ジャンル「頂⦅いただき⦆」ブランドが増分に寄与し過去最高となりました。「オールフリー」ブランドは、販売数量が前年同期比105%と好調に推移しました。「オールフリー」は2月のリニューアル以降、新規ユーザーを獲得しました。透明なノンアルコールビールテイスト飲料「オールフリー オールタイム」を発売し、職場等日中の飲用シーン拡大に取り組み、発売月である6月に年間計画の3割を出荷しました。
※1 ノンアルコールビールテイスト飲料を含む数量ベース
※2 大瓶換算(1ケース=633ml×20本)
サントリーワインインターナショナル㈱を中心としたワイン事業は、前年同期を上回る売上収益となりました。国産ぶどう100%ワイン“日本ワイン”は、販売数量が前年同期比121%と好調に推移しました。「登美 赤 2013」が5月の国際ワインコンクール「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」で日本ワイン(赤)部門最高賞「トロフィー」を受賞しました。また、カジュアルワイン「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。」「デリカメゾン」の販売数量が伸長しました。
以上の結果、酒類セグメントは売上収益(酒税控除後)3,491億円(前年同期比103.9%)、売上収益(酒税込み)4,733億円(前年同期比102.9%)、営業利益624億円(前年同期比109.7%)となりました。
[その他セグメント]
サントリーウエルネス㈱を中心とした健康食品事業は、「セサミン」シリーズ等が好調で前年同期比109%の売上収益となりました。また、㈱プロントコーポレーション、井筒まい泉㈱等の売上収益が伸長し、外食事業は好調に推移しました。
その他セグメントは売上収益1,059億円(前年同期比102.1%)、営業利益140億円(前年同期比97.0%)となりました。
なお、国内と海外の売上収益は次のとおりです。
売上収益(酒税控除後)
国内 6,180億円(前年同期比102.2%)海外 4,471億円(前年同期比105.9%)
海外比率 42.0%
売上収益(酒税込み)
国内 7,080億円(前年同期比101.9%)海外 4,814億円(前年同期比105.5%)
海外比率 40.5%
当社グループは、創業以来、積極的に事業を展開するとともに、創業の精神である『利益三分主義』に基づき、文化・社会貢献、環境活動等にも取り組んでいます。また、『水と生きる』を社会との約束と位置付け、社会と自然との共生を目指したさまざまな活動を展開しています。
災害の復興支援にも積極的に取り組んでいます。東日本大震災の復興支援活動は累計108億円規模、熊本地震の復興支援活動は累計4億円規模で実施しています。なお、平成30年7月豪雨で被災した岡山県・広島県・愛媛県の3県に対し合計9億円の義捐金を拠出しました。
環境活動では、サントリーグループ「水理念」に基づき、国内の「サントリー 天然水の森」約9,000haで水源涵養活動を展開するほか、ベトナムで水に関する次世代環境教育、米国やフランスにおいて水源保全活動を実施する等地域課題に沿った活動をグローバルに進めています。また、ペットボトル開発における当社独自の「2R+B」戦略※3のもと、容器包装の軽量化や、国内飲料業界で初めて構築したFtoPダイレクトリサイクル技術※4によるリサイクル活動を通じ、環境負荷低減活動を継続する等、環境経営を推進しています。
※3 樹脂使用量の削減と再生素材の使用により徹底した資源の有効利用を図りつつ、可能な範囲で石油由来原料
を再生可能原料で代替していく考え方(Reduce・Recycle+Bio)
※4 回収したペットボトルを粉砕・洗浄したフレーク(Flake)を高温、減圧下で一定時間処理し、溶解・ろ過
後、直接プリフォーム(Preform)を製造できる技術
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における連結ベースの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて1,484億円減少し、2,111億円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前中間利益(1,159億円)、減価償却費及び償却費(482億円)、法人所得税の支払額(△369億円)等により788億円の増加(前年同期は1,166億円の増加)、投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産及び無形資産の取得による支出(△502億円)、投資の売却による収入(27億円)等により465億円の減少(前年同期は332億円の減少)、また財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金及び社債の発行による収入(820億円)、長期借入金の返済及び社債の償還による支出(△2,847億円)等により1,804億円の減少(前年同期は8億円の減少)となりました。

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