有価証券報告書-第32期(平成28年9月1日-平成29年8月31日)

【提出】
2017/11/21 14:26
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有報資料

(1)業績
当連結会計年度における当社グループを取り巻く外部環境は、期初こそは、銅価格の下落トレンドを引きずる動きとなったものの、平成28年11月、トランプ氏の経済政策への期待感からロンドン金属取引所銅先物3カ月物(以下、LME銅3カ月物)価格が、平成27年6月以来の6,000ドル台まで急騰し、また、ドル・円の為替レートも平成28年2月以来の118円台を付けるなど相場環境が大きく好転いたしました。加えて、期末にかけて、中国の環境規制強化の動きや余剰生産能力の廃棄の影響から中国商品市場の急騰につれ、LME銅3カ月物価格もつれ高となり平成26年10月以来の6,800ドル台を達成することとなり、良好な相場環境で推移いたしました。
また、世界経済も米国経済はトランプ大統領の保護主義的な動きはあったものの引き続き順調に推移、欧州も英国の欧州連合(EU)離脱問題や移民問題等の政治リスクによる懸念材料があったものの底堅く推移いたしました。加えて、不透明感の強かった中国を始めとした新興国や資源国において落ち着いた動きとなったことで、予想以上に良好な経済環境となったことも当社の事業環境を下支えいたしました。
当社グループの主力取扱商品である銅の価格は、期を通して上昇基調となったことに加えて、為替レートも上下に振れたものの趨勢的にはドル高傾向で推移したことも好材料となりました。引き続き国内原材料の発生減の動きの中で、相場が上昇基調を維持したことから流通量増加の動きとなり需給バランスも改善したことで、相場上昇による在庫評価益の増加や利鞘の拡大となり、収益面でも非常に好調な結果となりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は528億68百万円(前連結会計年度比23.1%増)、営業利益は20億99百万円(前連結会計年度は営業損失5億92百万円)、経常利益は16億78百万円(前連結会計年度は経常損失4億58百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億37百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失3億89百万円)となりました。セグメントの業績は次のとおりであります。
①非鉄金属事業
非鉄金属事業の主力取扱品である銅インゴット、スクラップが銅価格の急騰や需要環境の改善により販売量、利鞘とも好調に推移したため、当連結会計年度の売上高は523億93百万円(前年同期比23.6%増)となりました。品目別では、インゴット売上高は149億8百万円(前年同期比5.5%減)、スクラップ売上高は373億63百万円(同41.0%増)、その他売上高は1億22百万円(同17.2%減)となりました。
②美術工芸事業
金製品(仏像、仏具)、キャラクター製品の需要が底堅く推移したものの、前連結会計年度では高額品の販売があったため、当連結会計年度の売上高は4億75百万円(前年同期比13.5%減)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億62百万円増加し、当連結会計年度末には14億91百万円となりました。
主な要因といたしましては、税金等調整前当期純利益が16億78百万円(前年同期は税金等調整前当期純損失4億58百万円)、減価償却費1億49百万円、仕入債務の増加4億47百万円、長期借入金の借入17億円、短期借入金の純増額3億円などによる収入に対し、たな卸資産の増加19億68百万円、売上債権の増加9億17百万円及び長期借入金の返済10億73百万円などの支出によるものです。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は5億3百万円(前年同期比61.5%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益16億78百万円(前年同期は税金等調整前当期純損失4億58百万円)、仕入債務の増加4億47百万円、減価償却費1億49百万円などの収入に対し、たな卸資産の増加19億68百万円及び売上債権の増加9億17百万円などの支出が発生したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は52百万円(前年同期比358.6%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得23百万円、関係会社への貸付け16百万円及び投資有価証券の取得7百万円などの支出が発生したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は8億54百万円(前年同期は2億12百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の借入17億円及び短期借入金の純増額3億円による収入に対し、長期借入金の返済10億73百万円及び配当金の支払71百万円などの支出が発生したことによるものです。

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