当社の当第1四半期累計期間における事業開発活動の状況としましては、従来のfirst-in-class(*)の医薬品候補となる抗体作製プロジェクトに加え、開発ステージにある先行品により治療薬につながることが期待されているターゲットに対する抗体作製プロジェクトを進めながら、ADLib®システムの営業活動やパイプラインの導出活動を継続してまいりました。
創薬事業においては、がん治療用抗体を目指すLIV-1205(ヒト化抗DLK-1(*)抗体)について、スイスのADC Therapeutics社(以下「ADCT社」といいます)とAntibody Drug Conjugate(抗体薬物複合体、以下「ADC(*)」といいます)開発用途での全世界における独占的な開発・販売権に関するオプションライセンス契約を締結しております。現在ADCT社では、同抗体の評価を実施している状況です。また、様々な固形がんの細胞表面に発現するTROP-2(*)を標的としたインターナリゼーション(*)活性を有している治療用ヒト化抗体であるLIV-2008bについても、ADCT社とADC開発用途での全世界における独占的な開発・販売権に関するオプションライセンス契約を新たに締結し、同抗体の評価を開始いたしました。なお、ADCT社がオプション権を行使した場合には、当社はライセンス契約締結による契約一時金を受け取り、その後の開発が進んだ場合には開発の進捗に応じ、LIV-1205においては総額で約90億円、LIV-2008bにおいては総額で約110億円のマイルストーンペイメントを、さらに製品上市後には売上高に応じたロイヤルティを受領することになります。
創薬支援事業においては、中外製薬株式会社及び同社の海外子会社であるChugai Pharmabody Research Pte.Led.(以下「中外製薬グループ」といいます)との契約に基づく研究開発活動に加えて、他製薬企業等とアライアンスを結び、抗体作製プロジェクトを実施しております。診断薬分野の大手企業である富士レビオ株式会社(以下「富士レビオ」といいます)との取引におきましては、ADLib®システムの技術導出に伴うライセンス料及び売上高に応じたロイヤルティ収益を継続して受領しております。
2016/05/13 15:53