当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、消費税増税や自然災害の影響等による個人消費や企業収益の下振れはあったものの、輸出の持ち直しや旺盛な設備投資意欲に支えられ比較的堅調に推移しました。しかし年明けから全世界で新型コロナウイルスの感染拡大が起こり、国内外の経済活動が制限され、急激な減速が始まっております。先行きについても不透明な状況となりました。
このような状況の中、当社におきましては、テレワークの増加等により拡大する情報セキュリティ事故対応、企業システムのクラウド化の進展に伴う脆弱性検査の需要増などを受けて、リスクアセスメント、脆弱性診断サービス、情報漏えいIT対策サービスなどの売上が堅調に推移しております。特に脆弱性診断サービスにおきましては、大型受注案件の増大により、前年同期に比べて大幅な売上高増となりました。また、情報漏えいIT対策サービスに含まれる監視・運用といった継続的なサービスやセキュリティ事故の分析を行うデジタルフォレンジックサービス等が増加した結果、前年同期に比べて営業利益も大幅に増加いたしました。
引き続きAI(人工知能)やRPA(Robotic Process Automation)等の活用による自動化、案件増大に伴う適材適所の人材再配置、テレワークへの対応も含めた社内システムの刷新等を進めており、今後の営業環境が不透明な中、収益性を向上させていく取り組みを継続しております。また、コロナ禍の対応としてほぼ100%のテレワーク環境を実現し、社員の安全を守るとともに、安心して働ける仕組み作りにも注力しております。合わせて、2019年7月より定期昇給を実施した上に、1日の労働時間を6.5時間に短縮しました。今後、更に時間ではなく、成果に対して報酬を支払う労働のあり方を模索してまいります。
2020/05/14 15:00