訂正有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2025/10/03 15:30
【資料】
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【項目】
169項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。
(1)経営の基本方針
当社グループは「世界中の誰もが、素晴らしい一日を紡ぎ、いつまでも美しく、豊かな人生を送れるようにすること」というパーパスと、パーパスの達成のために大切にすべき3つのバリューとして「お客様への想い・高品質」、「わたしたちが培ってきた美意識」、「フロンティア精神」を掲げております。
① 事業運営とESG推進を両輪としたパーパス経営
世界中の誰もが心豊かに、毎日を前向きに過ごせるよう挑戦を続けるファイントゥデイグループにとって、事業運営とESGの推進は、どちらが欠けても会社が成り立たない、パーパス経営の両輪を成すものです。両者が相互に連携し、事業と地球のサステナビリティに貢献していく。そして、あらゆるステークホルダーから信頼・共感を得て、感動を共にしていく。こうしたサイクルのもと、経済的価値と社会的価値の創造を両立させることを目指していきます。
② マテリアリティ「Fine Today & Tomorrow」
パーパス実現に向けて、2030年度までに取り組むべきロードマップとしてマテリアリティ「Fine Today & Tomorrow」とその実現に向けた中長期目標を整理いたしました。パーパス経営の実現やSDGsへの貢献などの観点から、取り組むべき8個のマテリアリティと16個の取組み(「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 ②戦略」に記載)を設定し、それぞれPDCAサイクルを回すことで着実に活動を推進しております。
③ マテリアリティ・マトリックス
中長期的な戦略実践に当たって重要となるESG課題について、「ステークホルダーにとっての重要度」と「ファイントゥデイグループにとっての重要度」の両面からマテリアリティを整理し、必要なアクションを検討しております。
(2)全社的な経営戦略
アジアで最高クラスのパーソナルビューティーケア企業への道筋として、成長地域への展開強化をベースに将来的には各地域の売上収益構成を日本地域3割、中国・香港地域3割、APAC地域3割、新地域1割(3-3-3-1構想)を目指します。
パーソナルケア事業への特化、成長するアジア市場でのポジショニング、プレミアム製品と大衆向け製品の中間に位置する「マステージ」市場セグメントへのフォーカスなど、当社の戦略的ポジショニングと、「美意識」を中心に据えたブランド開発による価値革新(Value Innovation)、柔軟な製造能力による価値提供(Value Delivery)、グローカライゼーション(Value Expansion)などの事業能力を組み合わせることで、当社の収益と企業価値を拡大させることを目指します。
(3)地域別の経営環境と当社グループの状況
① 日本地域:
成熟市場である日本地域においては、パーソナルケア業界は競争の激しい市場環境となっております。そのような中、当社グループは、複数カテゴリーにおいてロングセラーかつ高いシェアのブランドを多く抱えており、ユニークなブランドポートフォリオを形成しております。当社ブランドは、ニーズを捉えたマーケティングや長期にわたる持続的な取引関係により培った、小売/卸売業者との強固なパートナーシップを背景に、機能価値と情緒価値を併せ持った製品群が消費者からの厚い支持を得て非常に高いプレゼンスを誇っており、このプレゼンスの高さが継続的な市場の開拓を可能にしているものと認識しております。例えば、finoやエージーデオ24、SENKAは資生堂時代のステータスを維持するに留まらず、独立後の新製品の展開、リニューアルの実施等の各種取組みによって独立後以降さらにシェアを拡大しております。そのような形でのブランドの付加価値を伴う継続進化が、戦略的価格設定を可能にするとともに、復調しつつあるインバウンド需要の更なる取り込みにつながっていると認識しております。また、当社は2024年2月にローンチした新ブランド+tmrのように、お客様に支持される、新ブランド、既存ブランドの新製品の開発を行ってまいります。新製品の開発にあたっては、独自のR&D基盤を活用しイノベーションを生む出すことで、酷暑をはじめとした環境変化に伴う新しいニーズに機動的に対応してまいります。
② 中国・香港地域:
市場全体が高成長段階から中成長段階に移行した中国・香港地域においては、二大スターブランドと位置付けているfinoとKUYURAが堅調に成長しており、ローカルチームによるオペレーションにより、チャネルの変化に対応した適切なマーケティング投資を実施することで、主要オンライン・オフラインチャネルでの強固なプラットフォームの構築を実現し、競合他社間において高いプレゼンスを確立しているものと認識しております。fino、KUYURAへの重点的な投資によりプレゼンスを一層強固なものにすると同時に、現地のニーズの変化に機動的かつ柔軟に対応する製品開発体制も整えています。
③ APAC地域(当社グループが事業を展開する韓国、インドネシア、タイ、フィリピン、台湾、マレーシア、ベトナム、シンガポール):
APAC地域においては、EA地域及びSEA地域をサブセグメントとしており、それぞれの地域については以下の通
りです。
EA地域(東アジア:韓国、台湾):
成熟市場である韓国・台湾では、安定的成長と高収益の維持を実現していきます。韓国においては、高い利
益水準を維持しながら効率的な投資を行い、市場でのプレゼンスをさらに高めます。既存事業の収益構造改善
に注力しつつ、新しい成長チャンスを積極的に取り込みます。
SEA地域(東南アジア:インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム、シンガポール):
急成長を続ける東南アジア地域においては、今後とも小売市場規模が急速に拡大していくと認識しています。特に大きな成長が期待されるプレミアムヘアケアカテゴリーであるTSUBAKI、finoの売上拡大に加え、利益水準の引き上げを目指します。また、東南アジア地域の高い市場成長を取り込むため、現地での高評価が広まったfino等のブランドを投入し、市場成長以上の売上成長を目指します。現地生活者のニーズを捉え、現地拠点の意見を反映したローカライゼーション製品開発(ハラル認証を取得したブランド等)を進めます。
④ 新地域:
アジアの未展開地域、北米や中東等、需要が確認されている市場について、当社グループから供給できる体制を構築し、適切なマーケティング投資を行いながら展開を進めます。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
① 戦略的価格設定や原価改善、オペレーショナルエクセレンスの徹底
中長期的な更なる利益率向上の施策として、増収による利益増加に加え、プロダクトミックスの改善等による原価改善、製造拠点の稼働調整等のオペレーションの最適化、本社・地域間の連携強化等によるマーケティングの最適化、借入金利の見直し等による金融費用の低減に取り組みます。これらの事業成長戦略をベースに、事業拡大と高いマージンを両立させるProfitable Growthを目指します。
② デレバレッジと成長投資へのキャッシュアローケーションの両立
多額の設備投資を必要としないことによる潤沢なキャッシュ創出力を背景とし、国内募集による募集株式発行による差引手取概算額及び手元現金も活用することで有利子負債の圧縮を進めながら、Profitable Growthに向けたオーガニックな成長投資は優先して行うとともに、M&Aの検討等も行い、事業成長と健全なバランスシートの両立の実現を目指します。
(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標
上記の取組みを含め、当社グループは2025年6月に2027年度までの中期経営計画を策定しています。この中期経営計画では、社会経済情勢、企業の動向、他社との競業、技術革新、規制環境、為替、その他経営環境等について一定の前提を置いた上で、2027年12月期までにおける当社の戦略的取組みと財務目標を定めており、これには連結売上収益、調整後連結営業利益、調整後連結営業利益率、調整後連結EBITDA、調整後連結EBITDAマージン、想定連結当期利益率、純有利子負債/調整後連結EBITDA比率に関する一定の財務目標が含まれています。また、長期的に更なる向上を目指してまいります。当社グループの中期経営計画では、日本、中国・香港、APACの各地域で成長を達成し、新たな地理的市場に進出すると同時に、バリューチェーンの最適化、コスト削減、商品の標準化・組成改善、製造プロセスの改善を通じて収益性の改善を達成することを目指しています。調整後連結営業利益、調整後連結EBITDA、想定連結当期利益の算出方法につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況 (参考情報)」をご参照ください。

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