訂正有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2026/03/16 11:00
【資料】
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【項目】
134項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。
(1) 会社の経営方針
当社は「明日の可能性を広げる。®」をミッションとして掲げ、人の想いと技術の出会いが生み出すクリエイティブで、「最大よりも最適®」な、さらに便利・豊かになる等の可能性を広げ、私たち・社会・地球にとってもより良いサイクルを共創し続ける、工夫し続けることをビジョンとして掲げております。
(2) 経営環境
(ヘルス・ビューティーフーズ市場)
当社の主要な事業領域であるヘルス・ビューティーフーズの国内市場(サプリメントや健康性を訴求する食品や飲料を対象とした市場)は、2024年に前年比0.6%増の2兆8,550億円と見込まれております。2024年は一部サプリメントで健康被害問題の影響を受け、通販を中心に需要が減退したものの、消費者の健康意識は依然として高水準で推移しており、2024年後半にはメーカーによる広告展開の効果などによりサプリメント分野でも回復の兆しがみられたことから、2025年以降も市場の拡大が継続するものと見込まれております(注1)。
(スキンケア市場)
2025年の国内化粧品市場(スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、フレグランス等カテゴリー全体)は、株式会社矢野経済によると、前年比2.7%増の2兆6,500億円と見込まれております。2025年度以降も引き続き回復基調が続いており、高機能製品等の高付加価値化による単価上昇に加え、インバウンド需要も順調に回復しております。これらの要因を背景に、国内化粧品市場は今後も拡大が見込まれております(注2)。
(注) 1. 2025年3月14日発刊 株式会社富士経済「H・Bフーズマーケティング便覧2025総括編」
2.2025年9月5日発刊 株式会社矢野経済「化粧品市場に関する調査2025」
(3) 中長期的な会社の経営戦略
当社は、独自企画力・独自技術に基づいた商品の提供、スマート蓄積型D2Cエンジンの実装、事業領域の拡張を成長の柱として、1商品あたりの売上高拡大(垂直展開)、商品ラインナップの充実(水平展開)を行うことで事業成長を図ってまいります。
① 独自企画力・独自技術に基づいた商品の提供
当社は、当社のノウハウと人財による企画力、ドラッグデリバリーシステム(DDS)における特許技術やテクノロジーを活かした商品開発を行っており、また、RCT(注)等の臨床試験の実施、独占販売契約、その他排他的製造契約等により当社商品の独自性の担保に努めております。
(注)RCT(Randomized Controlled Trial):「ランダム化比較試験」または「無作為化比較試験」と呼ばれる研究手法のことで、研究の対象を2つ以上のグループにランダムに分け、効果を検証すること。ランダム化により検証したい方法以外の要因がバランスよく分かれるため、公平に比較することが可能となります。
② スマート蓄積型D2Cエンジンの実装
当社は、以下のような独自ノウハウ・自社マネジメントシステムを循環することにより、持続的成長を続けてまいります。
1.研究開発・ビジョンである「最大よりも最適®」及び「N1からの開発」(注1)の方針に基づき、志開発マネジメントシステム(注2)を活用した独自企画及び開発
・当社独自のVita-SIMシステム(注3)(採算化シミュレーション)
2.新規獲得・独自ダイレクトマーケティングフレーム(ストーリーPDCA)(注4)を活用した新規顧客獲得
・結果数字を徹底的に管理した不確実性を回避するマーケティング活動
3.既存育成・顧客セグメントごとのCRMマネジメントによるLTV(注5)の最大化
・顧客リスト資産化及び顧客データの蓄積
4.事業基盤・D2Cノウハウを集約した自社開発基幹システム
・自社開発基盤システムを起点としたパートナー企業システムとの自動連携(ロジスティックス及びコールセンター等)

(注)1. 特定の「1人の顧客(N=1)」に焦点を当て、その顧客の行動・心理・ニーズを徹底的に深掘りし、顧客起点の開発方針を指しております。
2.「志開発マネジメントシステム」とは、当社のミッションである「明日の可能性を広げる。®」を体現する製品を、従業員全員が能動的に製品開発担当としてチャレンジできるよう、当社の商品開発構成要素、開発手順及び独自ノウハウをフレームワーク化したもの。
3.「Vita-SIMシステム」とは、独自のD2Cデータ資産とAI等分析を用いて、各ブランドに2つのKGI「収益KGI:採算化期間」及び「成長KGI:売上」を設定し、事業全体の費用構造を各ブランドマネージャーが把握し収益化と成長を設計できるようにしたマネジメントシステムです。
4. 商品の継続購入において、商品認識から購入、そして提供価値の再認識までの一連のサイクル全体を通してのPDCAを意味します。
5.「Life Time Value」の略で、顧客が企業と取引を開始してから終了するまでの期間にどれだけの利益をもたらすかを示す指標。
③ 事業領域の拡張
当社は、培ってきた技術・知見や社員の想いを原動力に、様々な社会課題(健康寿命の延伸、QOL向上、メンタルヘルス、子ども支援・教育格差是正等)分野に対して解決につながるウエルネス関連商品の開発および企業活動を行ってまいります。また、海外市場進出を含め中長期的な成長基盤の強化を図ってまいります。
(4) 目標とする経営指標
当社は、収益性を意識しつつ、売上高の成長及び営業利益の確保の両軸を実現し、持続的な拡大・成長をしていくことを目標としております。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社が優先的に対処すべき主な課題は以下のとおりであります。
① 優秀な人財の確保及び育成
当社が持続的な事業成長を目指す上で、優秀な人財を十分に確保し、その人財を育成するとともに、効果的かつ効率的な人員配置と体制整備を行っていくことが重要であると捉えております。
当社では、人物重視の採用を行っており、採用後は各種研修の実施を充実させることにより、人財の育成に努めております。また、リモートワークやフレックスタイム制の導入による働き方の柔軟化等、育児と仕事が両立しやすい環境の整備を進め、全従業員の能力が最大限発揮できる環境作りを行うことで、組織体制の強化に取り組んでまいります。
② 情報管理体制の強化
当社は業務の性質上、多くの顧客の個人情報を有しているため、情報管理が重要課題の一つであると認識しております。この認識のもと、社内規程を整備し、プライバシーマークの認証を維持しており、従業員に対する個人情報の取扱いに関する教育を行うなどの対策を行っております。今後も、社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、セキュリティシステムの整備等を実施し、情報管理体制の維持及び強化を図ってまいります。
③ システムの安定性の確保
当社は商品を提供する上でインターネットを通じて提供を行っていることから、システムの安定的な稼働及び技術革新への適切な対応が重要な課題であると考えております。また、システムの安定的な稼働のためには、日常的なメンテナンスが必要であります。継続的なバージョンアップも必要であり、今後も事業規模の拡大を継続していくためには、システム開発体制の増強が課題であると認識しております。
この課題に対応するため、システム開発を迅速に遂行していくためのリソース確保に取り組んでまいります。
④ 認知度・ブランド力の向上
当社では、顧客と直接コミュニケーションをとりながら購入を働きかけるダイレクトマーケティングを行っており、主にインターネット広告を活用し、すべての数字の結果管理を行っております。複数仮説を実検証し、最良のものを基に追加検証していくことで効果の高いマーケティングを行っております。また、当社では継続的に顧客にアンケートを実施し、サービスの改善や拡充に努めております。引き続き、マーケティングの強化や顧客目線のサービスを継続することにより、当社のブランド力やサービスの向上を図ることで、継続的に顧客基盤の拡大に努めてまいります。
⑤ 商品開発力及び品質管理水準の向上
当社では「ビタブリッドC」の成分を含む商品や機能性表示食品である「ターミナリアファースト」など主力ブランドが売上の多くを占めておりますが、近年の競争が激しい国内外の市場環境に対応するためには、顧客ニーズに沿った商品リニューアルやラインナップ拡充等が必要であると認識しております。また、顧客ニーズに沿った商品を適時に提供するためには、開発期間の短縮化が必要であると認識しております。開発にあたっては、当社の従業員が自発的に意見をシェアし、企画に発展するという、柔軟性の高い方法で企画開発を行っておりましたが、顧客ニーズを的確に捉えた商品開発を行うため、研究開発部を設置しております。
また、当社は「人を想う品質」という考え方のもと、お客様に安全で高品質な製品を継続的に提供することを最優先課題の一つと認識しております。代表取締役社長CEO直下に品質保証担当を設置し、製造委託先との連携を強化することにより、品質管理及び品質保証体制のさらなる高度化を推進しております。
⑥ 財務基盤の強化
当社は現時点において財務上の課題は特段認識しておりませんが、商品仕入、広告宣伝費、開発投資及び支払手数料に係る資金については、安定的な事業資金の確保を目的とし、短期的な運転資金が必要となる場合は金融機関からの借入金で充当しております。上場後においては、自己資金、金融機関からの借入に加え、増資資金で賄う等の施策により、財務基盤を強化していく方針であります。

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