有価証券報告書-第34期(令和3年1月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/03/30 13:25
【資料】
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【項目】
149項目

企業結合等関係

(企業結合等関係)
事業分離
当社は、2021年9月16日付「連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ」で公表しましたとおり、当社の子会社であるライフサポート株式会社(以下、「ライフサポート」)の株式譲渡に関して、ミアヘルサ株式会社との間で、同日付で株式譲渡契約書を締結し、2021年10月20日付で株式譲渡を完了しました。なお、本株式譲渡によりライフサポートは当社の連結の範囲から除外されました。
1.事業分離の概要
(1)分離先企業の名称
ミアヘルサ株式会社
(2)分離した事業の内容
高齢者住宅の運営及び保育所の運営等
(3)株式譲渡の理由
当社は、2014年1月に、事業領域の拡大と収益源の多様化を図るため当社グループ事業とのシナジー効果を期待し、介護、保育事業を展開するライフサポートを連結子会社化いたしました。ライフサポートは、東京都内を中心に54カ所の保育施設(認可・認証保育所、学童クラブ等)を運営する保育事業及び高齢者住宅等を運営する介護事業を展開しております。
近年は、待機児童問題等により施設開設ニーズが高く、新規開設による事業拡大が見込める保育事業に経営資源を集中するため、英語教育等付加価値の高いサービス提供や学童保育の展開に注力するとともに、介護事業の縮小等により収益力の向上に取り組んでまいりました。
しかしながら、保育業界においては待機児童の解消が徐々に進み、慢性的な保育士不足、認可保育園の増加による競合激化等、事業環境は激しくなりつつあります。一方で、様々な子育て支援のニーズが生じており、以前にまして、事業の専門性と柔軟な事業運営が求められるようになってきました。ライフサポートの更なる事業規模の拡大と中長期的に安定した収益を確保するためには、直接的なシナジー効果が見込めない当社が保有し続けるよりも、しかるべき事業会社への株式譲渡がライフサポートの発展に最良な選択であるとの判断に至りました。
(4)事業分離日
2021年10月20日
(5)法的形式を含む取引の概要
受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡
2.実施した会計処理の概要
(1)移転損益の金額
子会社株式売却益 56,401千円
(2)移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
流動資産953,427千円
固定資産1,261,718千円
資産合計2,215,145千円

流動負債457,527千円
固定負債591,644千円
負債合計1,049,172千円


(3)会計処理
当該譲渡株式の売却価額と連結上の帳簿価額との差額を「子会社株式売却益」として特別利益に計上しています。
3.分離した事業が含まれていた報告セグメントの名称
介護保育事業セグメント
4.当連結会計年度に係る連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益
売上高 2,981,481千円
営業損失 46,701千円