セグメントの概況は、次のとおりであります。
(油脂事業)
油脂事業環境につきましては、主原料である大豆相場は、4月は1ブッシェル当たり15米ドル前後で推移した後、米国における順調な作付け進捗や米国産大豆の需給緩和予想などから一時12米ドル台まで下落しました。その後は米国産地の降雨不足による作柄悪化懸念、米国における再生可能エネルギー向け植物油需要の増加期待などから7月には一時16米ドル台まで上昇しました。その後は米国産地の天候に上下する展開が続いた後、作柄改善期待や順調な収穫進展を受けて軟調に推移し、9月には再び12米ドル台まで下落しました。前年同四半期との比較では低位での推移となりました。菜種相場は、4月は1トン当たり700加ドル台で推移した後、カナダ産地での作付け進展とともに軟調な推移となり、600加ドル台中盤まで下落しました。その後は米国の植物油需要の増加期待から上昇傾向に転じ、カナダ産地での高温乾燥も懸念されたことから、7月には800加ドル台中盤まで上昇しましたが、9月には順調な収穫の進展を受けて再び700加ドル台前半まで下落しました。前年同四半期との比較では低位での推移となりました。ドル円相場は、金融不安の高まりを受けて4月には一時的に円高ドル安となりましたが、その後は日米の金融政策の方向性の違いが意識される中、米国の政策金利引き上げと長期金利の上昇が続いたことから再び円安ドル高傾向となり、9月末には150円台/1米ドルに迫る水準となるなど、前年同四半期と比較して円安水準での推移となりました。
2023/11/09 16:31