主要原料である大豆・菜種の相場は、作付・成育期の天候に起因する生産量見通しの変化から上下動の激しい展開となりました。4月から7月の成育期前半は、米国大豆産地の降雨過多による作付面積減少・単収低下懸念から大豆は1ブッシェル当たり9米ドルから10米ドルへ、カナダ菜種産地における少雨乾燥・霜害による単収低下懸念から菜種は1トン当たり450加ドルから540加ドルへと上昇しました。8月から12月の生育期後半・収穫期になりますと、北米産地の天候が回復し単収見通しが改善したことや、南米産地の新穀大豆も豊作観測であることから、大豆は1ブッシェル当たり8米ドルまで、カナダ菜種は統計局による旧穀生産量・在庫見通しの上方修正が弱材料となり、菜種は1トン当たり450加ドルまで一時は下落しました。また、4月から12月の為替相場は、4月以降8月前半にかけては日米金利差と日米景況感の違いから1米ドル=119円から125円まで円安が進みました。8月後半からは中国発の世界的な株式・商品相場下落に起因した米国利上げ時期の先送り観測から再び1米ドル=120円へ円高に転じたものの、12月前半にかけては米国ゼロ金利解除が確実視されたことから再び1米ドル=124円付近まで円安に進みました。
家庭用油脂の販売数量は前年同四半期並みでありましたが、市場の構成比率が年々高まっているオリーブオイルにおいて、メニュー提案等の販売促進策を積極的に行ったことや、価格改定が市場に浸透したことで、売上高は前年同四半期を上回りました。
業務用油脂は、“長く使える”をコンセプトとした「長調得徳®」等の高機能油脂の拡販に注力し、販売数量は前年同四半期並みの実績を確保しました。
2016/02/10 9:38