- #1 サステナビリティに関する考え方及び取組(連結)
(1) サステナビリティ
なとりグループは、いかをはじめとした水産加工品の製造・販売を目的に1948年に事業を開始して以来、従来「珍味」と呼ばれてきた食品を、「つまむ」というソフトの視点から見直し、「常温で流通でき、いつでもどこでも手でつまんで食べられるもの」を“おつまみ”と定義付ける独自の「おつまみコンセプト」を1981年に制定し、事業領域を珍味中心からおつまみ全般へと拡大させてまいりました。「おつまみ」は素材が重要な食品製造販売事業であり当時は、いかなどの水産物が中心でした。その後も、従来の「おつまみコンセプト」を発展させ、“おつまみ”の定義を更に拡大する「新おつまみ宣言」を制定した2006年以降は、手でつまんで食べる常温タイプの製品に留まらず、物流の進化に応じて要冷品や、フォーク・爪楊枝・お箸で食べられる製品の開発にも取り組んでまいりました。
創業当時は水産加工製品への依存度が高い事業構造でしたが、現在は、7つの製品群(さきいか・チーズかまぼこ・いかフライなどの水産加工製品、サラミなどの畜肉加工製品、チーズ鱈® などの酪農加工製品、ナッツなどの農産加工製品、梅・飴などのポケット菓子製品、チルド製品、その他製品)を展開しており、最近のするめいかの不漁に対しては、原料を安定的に調達できる畜肉加工製品や酪農加工製品の拡販に注力するなど、経営環境の変化に対し能動的にアクションをとることでポートフォリオの最適化を図り、事業としてのサステナビリティを従来より高めてまいりました。
2026/06/25 9:34- #2 セグメント情報等、連結財務諸表(連結)
当社グループは、当社において各グループ会社の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社グループは、製品・サービス別のセグメントから構成されており、「食品製造販売事業」及び「不動産賃貸事業」の2つを報告セグメントとしております。
「食品製造販売事業」は、水産加工製品、畜肉加工製品、酪農加工製品、農産加工製品、ポケット菓子製品、チルド製品及びその他製品を製造販売しております。「不動産賃貸事業」は、不動産の賃貸をしております。
2026/06/25 9:34- #3 リース取引関係、連結財務諸表(連結)
有形固定資産
主として、食品製造販売事業における生産設備(機械及び装置)であります。
(2) リース資産の減価償却の方法
2026/06/25 9:34- #4 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
| 顧客の名称又は氏名 | 売上高 | 関連するセグメント名 |
| コンフェックス株式会社 | 7,885,839 | 食品製造販売事業 |
| 三菱食品株式会社 | 6,927,251 | 食品製造販売事業 |
| 株式会社山星屋 | 5,317,258 | 食品製造販売事業 |
2026/06/25 9:34- #5 事業の内容
3 【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社5社を連結対象会社として構成されており、おつまみを中心とした食料品全般にわたる食品製造販売事業及び不動産賃貸事業を主な内容として事業活動を展開しております。
当社及び当社の関係会社の当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は、概ね次の事業の系統図のとおりであります。
2026/06/25 9:34- #6 収益認識関係、連結財務諸表(連結)
2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報
当社及び連結子会社では、食品製造販売事業において、主におつまみを中心とした食料品の製造及び販売を行っており、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。
ただし、出荷時から製品の支配が顧客に移転されるまでの期間が通常の期間であるため、「収益認識に関する会計基準の適用指針」第98項に定める代替的な取扱いを適用し、出荷時点において支配が顧客に移転して履行義務が充足されると判断し、当時点において収益を認識することとしております。
2026/06/25 9:34- #7 従業員の状況(連結)
2026年3月31日現在
| セグメントの名称 | 従業員数(名) |
| 食品製造販売事業 | 生産部門 | 428 |
| [255] |
| 営業部門 | 274 |
| [47] |
| 管理部門 | 111 |
| [19] |
| 計 | 813 |
| [321] |
(注) 従業員数は就業人員数(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時従業員数は年間の平均雇用人員を[ ]内に外数で記載しております。
② 提出会社の状況
2026/06/25 9:34- #8 株式の保有状況(連結)
特定投資株式
| 銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
| 株式数(株) | 株式数(株) |
| 貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表 計上額(百万円) |
| ㈱マミーマートホールディングス(注)1 | 438,979 | 86,601 | 関東エリアの販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 613 | 419 |
| ㈱セブン&アイ・ホールディングス | 238,928 | 232,785 | 全国エリアの販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 507 | 503 |
| ㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ | 165,000 | 165,000 | 当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)及び不動産賃貸事業セグメントにおける主要金融機関として、同社との長期的・安定的な金融関係取引の円滑化及び安定株主の確保のために相互保有しております。 | 無(注)4 |
| 429 | 331 |
| 住友商事㈱ | 39,100 | 39,100 | 当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)における原材料の購買関係取引の円滑化を図るために保有しております。 | 無 |
| 225 | 131 |
| ㈱みずほフィナンシャルグループ | 35,349 | 35,349 | 当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)及び不動産賃貸事業セグメントにおける主要金融機関として、同社との長期的・安定的な金融関係取引の円滑化及び安定株主の確保のために相互保有しております。 | 無(注)5 |
| 215 | 143 |
| イオン㈱(注)2 | 94,534 | 31,116 | 全国エリアの販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 178 | 116 |
| ㈱良品計画(注)3 | 50,004 | 24,634 | 全国エリアの販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 166 | 100 |
| ㈱ライフコーポレーション | 36,563 | 35,497 | 首都圏・近畿圏エリアの販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 92 | 68 |
| ㈱アークス | 12,490 | 12,129 | 北海道・東北・北関東エリアの販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 47 | 35 |
| 銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
| 株式数(株) | 株式数(株) |
| 貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表 計上額(百万円) |
| エイチ・ツー・オー リテイリング㈱ | 18,800 | 18,800 | 近畿圏エリアを中心とする販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。 | 無 |
| 44 | 42 |
| ㈱ヤマナカ | 67,725 | 63,397 | 愛知県を中心とする販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 35 | 35 |
| スギホールディングス㈱ | 9,672 | 9,672 | 関西・中部・関東・北陸エリアを中心とする販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。 | 無 |
| 33 | 27 |
| ヤマエグループホールディングス㈱ | 11,549 | 11,144 | 九州エリアを中心とする販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 33 | 26 |
| ㈱Olympicグループ | 57,852 | 53,044 | 関東エリアの販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 26 | 22 |
| アルビス㈱ | 6,899 | 6,678 | 北陸エリアを中心とする販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 17 | 18 |
| ㈱ベルク | 2,200 | 2,200 | 関東エリアの販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。 | 無 |
| 16 | 14 |
| ㈱マルイチ産商 | 4,239 | 3,876 | 中部・関東エリアを中心とする販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。株式数の増加は、当社との戦略的関係の強化・維持を目的とする取引先持株会を通じた株式購入によるものです。 | 無 |
| 4 | 4 |
| はごろもフーズ㈱ | 1,000 | 1,000 | 食品業界の情報収集及び当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)におけるコラボ商品開発など共同検討の円滑化を図るために相互保有しております。 | 有 |
| 3 | 3 |
| ㈱エコス | 1,000 | 1,000 | 関東エリアを中心とする販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。 | 無 |
| 2 | 2 |
| 銘柄 | 当事業年度 | 前事業年度 | 保有目的、業務提携等の概要、定量的な保有効果及び株式数が増加した理由 | 当社の株式の保有の有無 |
| 株式数(株) | 株式数(株) |
| 貸借対照表計上額(百万円) | 貸借対照表 計上額(百万円) |
| ㈱ひとまいる | 3,000 | 3,000 | 関東エリアを中心とする販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しております。 | 無 |
| 1 | 1 |
| 0 | 0 |
| 三菱食品㈱ | - | 1,000 | 全国エリアの販売網を有する同社とは、当社の食品製造販売事業セグメント(おつまみ)の営業関係取引を行っており、同社との長期的・安定的な関係の構築を目的として、継続保有しておりましたが、当事業年度に売却しております。 | 無 |
| - | 4 |
(注) 1.㈱マミーマートホールディングスは、2025年10月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。
2.イオン㈱は、2025年9月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。
2026/06/25 9:34- #9 研究開発活動
さらに基盤研究の推進にも注力し、当社グループで取り扱っている様々な原材料や加工・保存方法に関する研究・調査を進め、データ蓄積や新技術開発を目指しております。また、基盤研究から生み出されたシーズの新製品開発への導入も強力に進めております。
なお、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費の総額は697,721千円であります。(すべて食品製造販売事業に係るものであります。)
(2) 研究開発体制
2026/06/25 9:34- #10 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
ありました。
(食品製造販売事業)
売上高を製品群別に分類しますと、水産加工製品は、「映画クレヨンしんちゃん」とコラボして期間限定パッケージも発売した「チーズinかまぼこ」や、魚のすり身を薄く伸ばしふんわりと焼き上げた「お徳用味付焼きかまぼこ」、いかの姿フライなどが売上を伸ばしましたが、2025年6月より段階的に価格改定及び内容量変更を進めた 「いか製品」等の販売数量が一時的に落ち込んだ影響等により、減収となりました。畜肉加工製品は、ドライソーセージ製品では「一度は食べていただきたい」シリーズの小袋タイプやボリュームたっぷりの「お徳用カルパス」が売上を伸ばし、ジャーキー製品ではいつでもどこでも食べられ“ついつい”手が出るチキンジャーキー「ついついチキン フライドチキン風味」などが伸長しましたが、ドライソーセージ製品全体の売上が減少し、減収となりました。酪農加工製品は、ボリュームたっぷりの「チータラ® お徳用」シリーズや、おやつにちょうどいいポーションタイプの新製品「チータラ® ミニ」、SNSのお客様投票で作った期間限定品「チータラ® こんがり焼きとうもろこし風味」などの チーズ鱈® 製品や、小袋タイプの「一度は食べていただきたい 燻製チーズ」が売上を伸ばし、大幅な増収となりました。農産加工製品は、食べきりサイズのナッツ製品「JOLLY PACK」シリーズなどの売上が伸長し、増収となりました。ポケット菓子製品は、「甘ずっぱいカリカリ梅 種ぬき」や、梅のすっぱさとほどよい甘みが楽しめる「梅ぼしシート」、「ねりうめ はちみつ味」などが売上を伸ばし、増収となりました。チルド製品は、チルドならではのなめらかな口どけが特長の「なめらか チータラ®」シリーズなどのチルド チータラ® 製品が伸長しましたが、フードパック製品の売上が減少し、減収となりました。その他製品は、アソート製品などの売上が減少し、減収となりました。
2026/06/25 9:34- #11 設備投資等の概要
当連結会計年度において、当社グループは、生産設備、研究開発用設備及び情報関連機器を中心に総額1,162百万円の設備投資を実施いたしました。なお、有形固定資産のほか、無形固定資産への投資を含めて記載しております。
食品製造販売事業については、総額1,143百万円の設備投資を行いました。このうち、生産・品質管理体制及び研究開発体制の充実・強化を目的として、当社埼玉工場(埼玉県久喜市)、埼玉第二工場(埼玉県久喜市)他の生産設備増設等に693百万円の設備投資を行いました。これにより、生産能力の増強及び安全・安心のための品質向上並びに食品総合ラボラトリー(東京都北区)を中心とした製品開発力の向上を図りました。
不動産賃貸事業においては、賃貸用住宅(東京都北区)の老朽化設備の入れ替え等のために総額18百万円の設備投資を行いました。
2026/06/25 9:34- #12 金融商品関係、連結財務諸表(連結)
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、食品製造販売事業及び不動産賃貸事業を行うための設備投資計画に照らして、必要な資金を銀行借入により調達しております。一時的な余資は原則として預貯金等を中心とした元本が保証されるもので運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
2026/06/25 9:34