臨時報告書

【提出】
2016/05/17 13:02
【資料】
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提出理由

当社は、平成28年5月13日開催の取締役会において、Tri-Wall Holdings Limited(本社:英国領ケイマン諸島、以下「トライウォール社」という。)の株式の100%を、同社の株主であるTri-Wall Asia Limited、鈴木雄二氏、Frank Seyfert氏より取得することについて決議し、同日、株主との間で株式売買契約を締結いたしましたので、金融商品取引法第24条の5第4項および企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

子会社取得の決定

(1)取得対象子会社に関する事項
① 商号Tri-Wall Holdings Limited
② 本店の所在地The offices of Offshore Incorporations (Cayman) Limited, Floor 4, Willow House, Cricket Square, P O Box 2804, Grand Cayman KY1-1112, Cayman Islands
③ 代表者の氏名ZHAO Hanxi, Yuji SUZUKI, Masahiro ITO, ZHOU Chuihuan,
Robert Kyle BAKER, Hironobu NAKANO, ZHANG Xiaoli (Director)
④ 資本金の額9,269百万円(平成27年12月現在)
⑤ 連結純資産の額890百万HKD(13,176百万円)(平成27年12月現在)
⑥ 連結総資産の額1,643百万HKD(24,310百万円)(平成27年12月現在)
⑦ 事業の内容重量物包装資材の製造・販売事業を統括するTri-Wall Limitedの株式を100%保有。
⑧ 最近3年間に終了した各事業年度の連結売上高、連結税引前当期純利益および連結当期純利益
決算期平成25年12月期平成26年12月期平成27年12月期
連結売上高1,351百万HKD
(19,999百万円)
1,486百万HKD
(21,997百万円)
1,456百万HKD
(21,555百万円)
連結税引前当期純利益104百万HKD
(1,536百万円)
78百万HKD
(1,156百万円)
68百万HKD
(1,001百万円)
連結当期純利益72百万HKD
(1,072百万円)
47百万HKD
(691百万円)
44百万HKD
(656百万円)
⑨ 提出会社との間の資本
関係、人的関係および
取引関係
資本関係記載すべき関係はありません。
人的関係記載すべき関係はありません。
取引関係記載すべき関係はありません。

※ 1香港ドル(HKD)=14.8円で換算しています。
※ 平成27年12月期の業績は監査前の数値を記載しています。
(2)取得対象子会社に関する子会社株式取得の目的
レンゴーグループは、「ゼネラル・パッケージング・インダストリー=GPIレンゴー」をコーポレートステートメントに掲げ、幅広い包装ニーズに総合力で応えるために、製紙、段ボール、紙器、軟包装、重包装、海外の6つのコア事業からなるヘキサゴン経営を推進しています。パッケージングのイノベーションのみならず、営業力の強化、積極的な設備投資、国内外でのM&A等を通じて、業容の拡大と収益力の向上に取り組んでおります。
 
今回子会社化する予定のトライウォール社は、重量物段ボールの世界的なブランドである「Tri-Wall Pak®」、「Bi-Wall Pak®」等の商標権を有し、アジア、ヨーロッパの各国で事業を展開しているTri-Wallグループの持株会社です。
重量物段ボールは、一般的に、強度の高い原紙を用いた三層段ボールおよび複両面(二層)段ボールを指し、自動車部品や航空機部品をはじめ、電気機器、機械設備、電子部品、ガラス製品等の梱包に使用され、また、国際的な長距離輸送用の梱包材として多く用いられています。特に、「Tri-Wall」ブランドの重量物段ボール製品は、1952年に米国で誕生して以来64年の歴史を持ち、米国をはじめ世界各国の包装規格に適合し、数多くのグローバル企業に採用されていることから、「Tri-Wall」ブランドは強度・耐候性に優れた三層段ボールの代名詞として知られています。
重量物段ボールは、当社グループが主に製造している一般段ボール製品とビジネス領域も異なり、当社グループでは本格的には手掛けていない分野です。当社グループは、日本国内はもとより中国国内に17工場、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム等のASEAN諸国に38工場を有していることから、トライウォール社を子会社化することにより、当社グループの既存顧客への重量物段ボール製品の拡販、また、Tri-Wallグループの顧客に対する当社グループ拠点を通じた一般段ボールをはじめとした当社取扱製品の販売というシナジー効果が見込まれます。
 
重量物段ボールの世界的ブランドであるTri-Wall製品を当社グループの製品ラインアップに加えることにより、当社グループのコア事業の1つである段ボール事業の一層の強化につながるものと判断しております。本件株式取得により、お客様の幅広い包装ニーズにこれまで以上に応えることで、より一層の業容拡大、業績向上につなげてまいります。
(3)取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額
トライウォール社の普通株式 約244億円(221,750千USドル)
アドバイザリー費用等 約 4億円(見込)
合計(概算額) 約248億円