このような状況の中、当第3四半期連結累計期間において当社グループは、当社の新規事業である訪日観光客向けのインバウンド事業を確立すべく、多くの海外企業との提携案件等の実現を目指し活動するとともに、訪日外国人観光客向けアプリ『DiGJAPAN!』の改善・改良や収録エリア拡大等積極的に取り組み、様々な訪日外国人観光客向けのサービスを展開してまいりました。また、本とアプリの<ダブル使い>といった新たな旅のスタイルを提供する、当社『まっぷるマガジン』の電子付録である「まっぷるリンク」の機能改善や対応商品の拡大にも努めてまいりました。当第3四半期連結累計期間の業績は、電子売上では、簡易型カーナビゲーション用アプリケーションソフト『マップルナビ』において、スマートフォン等での無料ナビアプリの影響や軽自動車の販売不振の影響が当初想定よりも大きく、売上高が大幅に減少し24億57百万円となり前第3四半期連結累計期間に対して7億43百万円減少しました(前年同期比△23.2%)。また市販出版物においては、第1四半期では当初想定通り返品が大幅に減少するとともに国内ガイドブックの改訂による売上が増加したものの、第2四半期では最盛期である夏に書店店頭実売が想定よりも伸び悩む結果となりましたが、第3四半期には『まっぷるマガジン』や『まっぷる超詳細!さんぽ地図』のmini版の出版もあり、前年同期を上回る売上を確保いたしました。これにより売上高は53億25百万円となり、前第3四半期連結累計期間に対して2億4百万円増加いたしました(前年同期比+4.0%)。特別注文品においては、地方自治体等からの「ことりっぷ小冊子」の受注は順調に推移するものの紙媒体の厳しい状況を受け、前年実績と同水準の結果となりました。広告収入、手数料収入におきましても、前年実績と同水準の売上を獲得しております。これにより売上高合計は前第3四半期連結累計期間に対して5億47百万円(6.0%)減少し、85億96百万円となりました。
損益面におきましては、前連結会計年度におけるデータベースの減損処理に伴いその償却負担が減少した一方で、退職給付会計における費用負担増や返品調整引当金繰入額の大幅増加、また利益率の高い電子売上の売上減少の影響もあり売上原価が増加したことに加え、新規事業であるインバウンド事業での先行投資の増加、メンテナンス費用の前倒し執行による経費増加、貸倒引当金の計上等による販売費及び一般管理費の増加により、営業損失4億64百万円を計上することとなりました(前年同期は、営業利益72百万円)。これに伴い、経常損失は4億25百万円となりました(前年同期は、経常利益1億14百万円)。この結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は4億53百万円となりました(前年同期は、親会社株主に帰属する四半期純利益85百万円)。
(2) 財政状態の分析
2017/09/08 15:31