このような経済環境のもと、当社グループは、企業理念“The Denka Value”を実現すべく、3つの成長ビジョン「スペシャリティーの融合体」「持続的成長」「健全な成長」を掲げ、2018年度より5か年の経営計画「Denka Value-Up」における2つの成長戦略「事業ポートフォリオの変革」と「革新的プロセスの導入」を推進し、業容の拡大と収益性向上に注力いたしました。
当第3四半期連結累計期間の業績は、電子・先端プロダクツ製品や新型コロナウイルスの抗原迅速診断キット“クイックナビ™ -COVID19 Ag”の販売は順調でしたが、全体的には世界的な景気後退による需要減のため販売数量が減少しました。また、原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しもあり、売上高は2,619億85百万円と前年同期に比べ266億70百万円(9.2%)の減収となりました。利益面では、成長分野製品の伸長や固定費の削減などにより、営業利益は280億30百万円(前年同期比40億6百万円増、16.7%増益)、経常利益は272億99百万円(前年同期比45億81百万円増、20.2%増益)となり、それぞれ第3四半期連結累計期間として過去最高となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は188億90百万円(前年同期比21億89百万円増、13.1%増益)となりました。
<エラストマー・機能樹脂>クロロプレンゴムの販売は、足もとでは回復傾向に転じてきましたが、感染症拡大などによる世界経済低迷の影響を大きく受け、自動車産業を中心に全般的に生産活動が停滞したことから前年を下回りました。また、スチレンモノマーやデンカシンガポール社のポリスチレン樹脂およびMS樹脂の販売は、原材料価格の下落に応じた販売価格の見直しを行ったことから減収となりました。
2021/02/08 11:16