このような状況下、当社グループは、本年度より新経営計画「Mission 2030」をスタートいたしました。新たに制定したビジョンを拠り所に「事業価値創造」、「人財価値創造」、「経営価値創造」の3つを成長戦略として、2030年度をゴールに財務・非財務の双方に重点をおいた取り組みを実行して企業価値向上につなげていくものです。成長戦略の中核をなす「事業価値創造」では、当社の持つ卓越した技術に裏付けられた「スペシャリティ」に、社会の要請である「メガトレンド」、そして事業運営の必須要件である「サステナビリティ」を加えた3要素を併せ持つ事業を「3つ星事業」と定義し、当社グループのポートフォリオを集中いたします。また、社員一人ひとりが共感力を発揮し、自己実現と成長を実感できる企業を目指すとともに、ESG経営の観点からコーポレートガバナンスの高度化などを通じた経営基盤の更なる強化に取り組むことで、人財価値と経営価値を高めてまいります。
当第1四半期連結累計期間の業績は、前年度に実施した価格改定の効果や円安による手取り増がありましたが、電子・先端製品やクロロプレンゴムなど主力製品の販売数量が減少し、売上高は878億29百万円と前年同期に比べ65億40百万円(6.9%)の減収となりました。利益面では、営業利益は27億96百万円(前年同期比21億5百万円減、43.0%減益)となり、経常利益は23億85百万円(前年同期比27億62百万円減、53.7%減益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は22億95百万円(前年同期比20億41百万円減、47.1%減益)となりました。
<電子・先端プロダクツ部門>高純度導電性カーボンブラックは、xEV向けの需要は堅調に推移しましたが、高圧ケーブル向けは工事遅れによる一時的な減少があり、販売数量は前年を下回りました。球状アルミナは、xEV向けの需要は堅調となりましたが、民生向けの需要が減少し全体では減収となりました。このほか、電子部品・半導体関連分野向け高機能フィルムや球状溶融シリカフィラーは、パソコン、スマートフォンなど民生向けの需要減により減収となり、自動車産業用向けの金属アルミ基板“ヒットプレート”やLED用サイアロン蛍光体“アロンブライト”の販売も前年を下回りました。
2023/08/08 9:56