化学業界におきましても、自動車をはじめとする多くの産業分野で需要が減少し、事業環境は悪化しました。半導体関連材料の需要は堅調を維持しており、自動車生産等では回復の動きが見られますが、多くの産業分野ではコロナ禍以前の水準への需要回復にはなお時間を要することが予想されます。一方で、中国経済の回復等により一部の原料価格に上昇の動きがみられ、本格的な需要回復に先行して原料調達コストが増加することによる収益への悪影響が懸念されます。
このような経営環境下、当社グループにおいても自動車市場向け製品をはじめ、幅広い分野にわたって需要が落ち込みました。第1四半期を底に、第2四半期から第3四半期にかけては回復の兆しが見られましたが、前年同期との比較では依然として低調が続き、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比2,300百万円、7.2%減収の29,475百万円と、大幅な減収となりました。
損益面につきましては、大幅な売上の減少による収益の悪化に加え、原材料価格の急落に伴って第1四半期に計上した在庫評価損(517百万円)及びたな卸資産の評価方法の変更に伴う損益へのマイナス影響(88百万円)もあり、当第3四半期連結累計期間の営業利益は、前年同期比752百万円減益の745百万円、経常利益は前年同期比470百万円減益の680百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比471百万円減益の392百万円となりました。
2021/02/12 10:37