一方、世界経済に目を移すと、欧米におけるインフレの長期化や金融環境の引き締まりにより、景気は緩やかに減速傾向となり、また当社の主要マーケットの一つである中国においては、不動産販売の不振、個人消費の減少が景気の足を引っ張っています。
このような経営環境のなか、当社グループにおいては、梱包・包装用および産業用テープの販売が好調に推移したものの、中国市況の低迷や電子部品市場の在庫調整の長期化により、電機・電子用テープの販売が大きく落ち込んだことから、売上高は前年同期比で減少となりました。一方、営業利益については、期初より取り組んでいた長期不動在庫の削減や原材料価格値上げ分の一部転嫁、及び全社を挙げた聖域なきコスト削減により工場経費・販管費が減少したことで、営業利益の赤字幅は前年同期比で縮小とはなったものの、黒字転換までには至りませんでした。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は137億2百万円(前年同期比5.7%減)となりました。営業損失は6億35百万円(前年同期は11億61百万円の営業損失)、主に円安に伴う外貨建債権の評価による為替差益を1億82百万円計上したことにより、経常損失は4億10百万円(前年同期は8億91百万円の経常損失)となりました。また、投資有価証券売却益3億69百万円および固定資産売却益1億35百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は22百万円(前年同期は6億51百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
2024/02/14 13:16